ゴーレム |
登場作品 |
---|
ドラゴンクエストのモンスターテンプレート |
ゴーレムとは、ドラゴンクエストシリーズに登場するモンスターである。
概要
レンガの巨人の魔物。シリーズ処女作であるDQ1から登場する最古参モンスターの一体で、以降の作品でもナンバリングではDQ5、DQ7、DQ9、DQ10、DQ11に登場。外伝作品でも多数登場する。
DQ1をはじめボスとしての登場、また仲間に加わる作品が多く「ドラクエのボスキャラといったら彼」あるいは「ドラクエの仲間モンスターといったら彼」という印象を持つプレイヤーも少なくない。
DQ1・DQ3
初登場作品のDQ1では前述の通りボスモンスターの一体としてメルキドに入ろうとする主人公を襲ってくる。
同作における彼の大きな特徴といったら、マイラで拾える「ようせいのふえ」を使う事によって眠りに至らせる事が出来る点。
彼はボスらしく全体的なステータス面は非常に高く、情報を把握していないプレイヤーにとってはまさに脅威となるのだが、唯一の弱点である「ようせいのふえ」を用いる事によって簡単に倒せる様になる仕組みになっている。
何故、メルキドの入口で彼が襲い掛かるのかについての理由なのだが、
かつて発行された書籍「モンスター物語」によると、本来はメルキドを守るだけの巨人で人間は襲わなかったが、竜王軍との戦いの中でメダパニをかけられ混乱したことで人間も襲うようになるが、メルキドを守るという命令を守り続けたとの事。
その様なバックボーンが存在している事もあってか、以降に発売された多くの作品では設定を反映する形で仲間モンスターとして扱われる様になったと見られる。
DQ1より前の物語であるDQ3では登場しないが彼が作られた経緯について語られており、エンディングの際にメルキドを守らせる巨大な人形の名前がゴーレムと命名された事が分かる。
DQ5
久々のナンバリングタイトルへの出演となったDQ5では、ボスモンスターではなく通常モンスターとしてエルヘブン周辺に出現する。
同作では仲間モンスターとしてパーティーに加えられるモンスターの一体でもある。名前は「ゴレムス」。性能はMPや素早さについてはほぼ皆無だが、体力と攻撃力については非常に高い見た目通りの性能。
加えて、仲間になる確率は非常に高い上、レベル1の時点で既に成長を終えた様なステータスを誇っている。これに青年編の後半が始まってすぐにエルヘブンに向かう事になる点も相まって、青年編後半開幕早々からパーティーの壁役として即戦力にする事ができる一体となっている。
そういえば、DQ1のゴーレムは人間を襲う様な物としてつくられておらず、純粋にメルキドを守護する事が本来の用途だった筈である。それが時を経て発売されたDQ5ではパーティーの壁役として仲間出来る事から、DQ5の彼はある意味では「DQ1」の物語の「もしも」を表現した存在と言えなくもないだろうか?
他にも、戦闘後に確率でちからのたねを落とす事があるため、やり込みプレーの際には乱獲対象にされやすい。カワイソス…
DQ7
DQ7ではウッドパルナの東の塔に登場。前回から打って変わって再度ボスキャラとしての登場なのだが、同作における一番最初に戦うボスとしてまさかの抜擢となった。
DQ1でのゴーレムとの戦いは物語が後半に差し掛かる頃の出来事だったのだが、それだけに今作は「こんな序盤にゴーレム!?」と過去作のプレイヤーを驚かせる事になった。
とはいえ、ゲーム最初に戦うボスキャラなうえにNPCも加わる戦闘のため、さほど強くはない。もっとも、今作の数年前に発売された『テリーのワンダーランド』(後述)でも序盤ボスとして登場するので、これが初の序盤ボスとしての登場という事ではないのだが。
ちなみに、ウッドパルナ地方は最初の戦闘が行われるエリアらしく、みんな大好きスライムが出現するのだが、恐らくそれに引っ掛けてた上でのDQ1繋がりでのボス採用と思われる。
モンスター職
DQ7では仲間モンスターのシステムが存在しない代わりにモンスター職としてゴーレムになる事が出来る。
ばくだん岩とバーサーカーを極めた上「ゴーレムの心」を使用することでなれる。
主な能力面はこれまでのシリーズで登場した仲間モンスターのゴーレムの特色を反映してしていて、ちから、みのまもり、HPが上がり、それ以外は下がる。★を上げていくと会心の一撃が出る率が上がり、★8まで極めるとちからが15上がる。
ちなみに、ゴーレムの心を落とすモンスターについてだが、少々特殊になっている。
前述の通りゴーレムはボスキャラとして登場する関係で心を落とさない。その代わりなのか、雑魚敵として登場する亜種のゴーレムーガがゴーレムの心を落とす様になっている。
心を落とすモンスターがモンスターだけに「あれ?」と思った人も多いだろうか?
★ | 特技 |
---|---|
1 | |
2 | ちからため |
3 | におう立ち |
4 | じわれ |
5 | |
6 | 地ひびき |
7 | |
8 | 岩石おとし |
DQ9
DQ9ではビタリ海岸と竜のつばさ地方に出現。またしても通常モンスターに逆戻りとなった。
痛恨の一撃の他、におうだちを使用する。つけもの石とミスリルこうせきを落とす。
DQ10
DQ10ではVer1のタイトルムービーで主人公たちと戦っている。
グレン領西、ガタラ原野、ゴブル砂漠東、レーナム緑野に出現。ダーマの訓練ではグレン領西のゴーレムを倒すことが課される。
DQ11
DQ11ではメダチャット地方に出現。ちからため、痛恨の一撃、におうだちを使用する。落とすアイテムはまりょくの土、たまにミスリル鉱石。
DQ11Sの3Dモードでは乗り物となり、地面を殴ることで一部の敵を吹き飛ばすことができるようになる。
外伝作品での出演
ドラゴンクエストモンスターズシリーズ
ドラゴンクエストモンスターズでは初代にあたる『テリーのワンダーランド』より登場。
物質系に分類されており、どろにんぎょう2体の配合で生まれる。
配合素材となるどろにんぎょうは彼と同じく人型モンスター繋がりで採用されたと思われるのだが、ステータス面に加えて特技も「ふしぎなおどり」や「みかわしきゃく」といった補助系を覚える事から、どちらかというとテクニック型に分類されている。それに対して、彼は原作同様に典型的なパワー型である事から、ある意味では配合元よろしくトリッキーな配合内容と言っても良いだろうか?
『テリーのワンダーランド』では、配合で生み出したりする他にも「まもりのとびら」の最下層で待ち受けるボスキャラとしても登場している。
彼が待ち構える最下層では「メルキド(の様な見た目の町)に入ろうとすると襲い掛かってくる」という、初出作品のDQ1を再現したシチュエーションでの戦いになる。
ちなみに、原作の再現は戦闘のシチュエーションだけでなく睡眠の魔法である「ラリホー」に弱いという点も忠実に再現。なお、「ラリホー」自身は一番最初に攻略する「たびだちのとびら」にて仲間している筈の「ドラキー」が覚える訳で…
「まもりのとびら」でのボス戦を終えた後は、確定で彼を仲間モンスターに加える事が出来る。彼が仲間に加わった頃のパーティーの実力はまだ未熟かつ配合も解禁前という段階なので、配合で強力なモンスターを手に入れるまでの繋ぎも兼ねてパーティーの壁役としての活躍が期待できる。もっとも、DQ5の彼は上述の通り、かなりの高確率で仲間にできたのだが、「まもりのとびら」での彼はある意味ではDQ5の再現も兼ねていると言えなくもない。
『ジョーカー』以降の作品では最初はランクAだったが、新作が出る度にランクが下がっている。
ドラゴンクエストビルダーズ
ドラゴンクエストビルダーズ アレフガルドを復活せよではメルキド編のボスとして登場。
竜王によってアレフガルドが滅ぼされ、人間たちが争うようになってしまい、ゴーレムは人間がメルキドを滅ぼすと考えるようになったとロッシに推測されている。まほうの玉による攻撃を3回当てることで勝利できる。
同族
- ストーンマン
銀色の石でできた巨人。 - ゴールドマン
金色の石でできた巨人。倒した後ゴールドを大量に落とす。 - ゴーレムーガ
DQ7のみ登場。
ゴーレムと同色という点やゴーレムの心を落とす事から「雑魚敵版ゴーレム」と扱われている様子。 - アイスゴーレム
DQ10で初登場。氷の石でできたゴーレム。 - いかりのまじん
『剣神』で初登場。真っ赤に燃えるゴーレムで、DQ8及びバトルロードではゴーレム、ストーンマン、ゴールドマンの合体モンスターとして登場。 - メガゴーレム
『少年ヤンガス』で登場。目が真っ赤なゴーレム。 - ブラックゴーレム
『モンパレ』で初登場。真っ黒い石でできた巨人。 - イーメス
『ヒーローズ』で初登場。真っ黒い石でできた巨人で、世界樹のボス。一度倒しても復活し、あらゆる攻撃が効かなくなるので場外に落とさないといけない。 - チョコゴーレム
『イルルカ』で初登場。チョコレートでできた巨人。
ドット絵
関連動画
商品検索
関連コミュニティ
関連項目
親記事
子記事
- なし
兄弟記事
- 0
- 0pt