サイケアニメとは、 |
概要
サイケアニメとは、新潟総合テレビ(NST)が1968年~1991年まで使用していた放送開始・終了時の映像の俗称である。
その名の通り、NST開局当時に世界的大流行をしていたサイケ(サイケデリック)的な色彩や動きが特徴のアニメーション映像である。
非常に幻覚的な映像とは相反し、BGMは物寂し気で陰気な感じの曲であり、そのアンバランスさも異様さを更に際立たせている怪作。
俗に「TVOPED」「オープニング/クロージング」と称される、テレビ局の放送開始・終了映像の愛好家の間でも「恐怖TVOPED」の代名詞として、「今様」(中部日本放送)、「呪いのハープ」(中国放送)、「自殺のキャンドル」(福岡放送)等と並び確実に名の挙がる作品として有名。
1968年のNST開局と同時に使用開始。1991年にNSTが演奏所(スタジオ)を長岡市から新潟市の本社へ移転・統合されたのを機に使用を終了した。
なお、2007年に新潟ローカルで放送された自社制作番組「第55回全広連新潟開催記念 CMで見えるテレビの今昔」でこのサイケアニメが放送されており、現在も何らかの形で映像が保管されている模様である。
関連動画
2010年に使用されたキャッチフレーズである「NSTは、あなたを、刺激する」を告知するTVCMにおいて、サイケアニメを彷彿とさせるような目・口・耳のみを切り抜いた映像が使用されている。
補足
ちなみに、サイケデリックは1960年代末~1970年代前半に全世界で流行した表現形式のため、海外のテレビ局でもNSTのサイケアニメと類似した作品が見られる。
関連項目
- 2
- 0pt