サイコミュ高機動試験用ザク(MSN-01)とは、メカニックデザイン企画『MSV』に登場するモビルスーツである。
概要
MS-06Z サイコミュ試験用ザク(ザクⅡZ型)の2号機を改造し、モビルアーマー並の高機動性を持たせた高機動オペレーション試作機である。
『ビショップ計画』…つまりザクⅡZ型の時点でサイコミュの小型化と有線メガ粒子砲の採用は成功していたが、それ以外のデータ(主にMS-06ザクⅡという機種の性能的限界、キャパシティから来る機動性の維持)を一定値満たすことが出来なかった。その為、ザクⅡZ型2号機の脚部推進機を剥き出しの大型ロケットエンジンに変えて、機動力の確保を目指したのがこのMSN-01となる。
改修点の脚部はおおよそモビルスーツの体をなしているとは言い難く、AMBACを考慮していない。宇宙用であるため脚部は元々必要性が薄く、接地も着艦用ランディングギアと割りきり、どちらかと言うと人型モビルアーマーとでも言うべき機体と化している。
ただし燃料積載量上限の関係で稼働時間を大きく減らしている。こうした燃料の問題はザクⅡ改ことFZ型でも見られ、ザクⅡR型と同じくザクⅡという機種の限界に突き当たっていたと言える。
データ取り(テストベッド)の役割を終えても解体はされなかったが、ジオン宇宙軍の劣勢に伴い、本機も実戦に駆り出されていたようだ。
ジオングは当時、MS-16(MS-16X)としてZ型と相互補完を行いながら開発が進められたが、MSN-01のデータ取りが進むにつれて運用方法の目処がつき、MSN-02 ジオングに改称している。
また、MSN-01には他に「キケロガ」という機種が存在する。
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