サイコロステーキとは、牛肉などをサイコロのように成型して焼いた肉である。
概要
ステーキは通常サーロインやランプなどの部位の一つを調理して頂く。その中でも、ヒレは最上等の部位の一つである。
高級店では普段お目にかかれないような分厚いヒレの一枚肉を、目の前で焼きながら一口大に切り分けて提供してくれる。サイコロステーキと聞いて普通イメージするのはこういった焼き方だろう。
しかし、市販されている廉価なサイコロステーキは肉の塊からサイコロ状に切り分けたものではない。むしろ四角の形状にそいで取るのは難しいだろう。
では、サイコロステーキはどこから取れるのか。それは調理者が四角く成型して販売しているのである。
いわゆる成型肉の一つである。
成型肉の工程をざっくりと説明すると商品価値のないと判断された端肉を集めてくっつけて固めているのである。
そのため、成型肉には結着剤が使用されており、その結着剤にはリン酸塩が含まれているため、あまりに大量に摂取すると健康に良くない。
また、脂の固まりを防止する乳化剤、その乳化剤の異質な風味を取り去るために化学調味料を使用している。
しかし、そういった添加物を使用した食品はたくさんあり、それを避けて生活することは現代社会では不可能であろう。
完全な自給自足を行うという強者であれば回避可能であると思うが、そのような奇特な方を探す事は難しいし、現代社会に適応した人であるならば、その自給自足生活に耐えられないであろう。そもそも食品添加物の規制は厳しく、普段の食事で摂取できる量の数十倍から数千倍摂取しないと健康に影響が現れないような量しか許可されないことがほとんどである。
なので、そこまで気を張らずに適度に添加物と接していけばよい。
ステーキの中でサイコロステーキという種類のステーキが比較的お手頃価格なのも、そういった理由からなのだ。他にも同様の成型肉はあるのだが、主題と外れるので触れないでおこう。
高級な有名な日本の国産牛はなかなか値段の張るものばかりで、手に届きにくいが、そういった高級感漂うお肉をお手頃価格で頂きたい時などは、サイコロステーキでも良いかもしれない。
余談
キャラクターがサイコロ状に細かく切断されてしまった状態の事をサイコロステーキと言ったりする。
おいしそうだが実際とてもグロいのである。
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