サイバース族とは、遊戯王OCGに登場する種族である。
概要
第10期(2017年~)正確にはこの種族は第9期であるVジャンプ(2017年5月号)の付属カードが初登場。から「新マスタールール」と共に登場した25番目の種族。
「サイバー」を名に含んでいることもあってかコンピューター・電脳の雰囲気を持つものが多く、カード名にも関連用語が多く取り入れられている。 種族名・カード名共に機械族を髣髴とさせるものが多いが、モンスターの容姿は魔法使い族や獣族に分類されそうなものもあり多種多様である。
TVアニメ「遊戯王VRAINS」(後述)が『LINK VRAINS(リンク ヴレインズ)』と呼ばれるVR空間を舞台にしたデュエルがメインの世界観であるためか彼らはその世界に生きるモンスターの総称なのかもしれない。あれ、それってデジモン…
これまでの新種族であったサイキック族・幻竜族と違い、初登場したパックにこの種族を指定する魔法・罠カードは1枚も収録されなかった。 その後、約3か月遅れで発売されたストラクチャーデッキ「サイバース・リンク」にてこの種族を指定する魔法・罠カードが登場している。
また、新マスタールールと共に登場した種族であると同時に初のリンク召喚モンスターが登場した種族でもある為その種類数は全種族中最多。
転生炎獣(サラマングレイト)
2018年7月14日発売「SOUL FUSION」に収録されたカテゴリ。
モンスターは全て炎属性・サイバース族。
「転生」をテーマとしたデッキで、同名カードを特殊召喚することで追加の効果を得る効果や、自己再生効果を持つモンスターが多く存在する。
アニメ遊戯王VRAINSにおける穂村尊/Soulburnerの使用カードであり、ストラクチャーデッキも登場している。
海晶乙女(マリンセス)
2019年4月13日発売「RISING RAMPAGE」に収録されたカテゴリ。
モンスターは全て水属性・サイバース族。
海洋生物がモチーフのデッキ。墓地に関する効果が多く、罠カードはリンク3以上のマリンセスモンスターが存在する場合手札から発動する効果を持つ。
アニメ遊戯王VRAINSにおいて、財前葵/ブルーメイデンが水のイグニス・アクアと協力する際に新調したデッキ。
余談
この種族の登場以前にもコンピュータをモチーフとしたカードは存在しており、「電子光虫」や《ディストラクター》、《No.34 電算機獣テラ・バイト》等が挙げられる。
第9期(2014~2017年)にVジャンプ(2017年5月号)付属カードで初登場するも第10期の「STARTER DECK(2017)」の発売日まで使用を禁止するという異例の措置がとられていた。
アニメ本編での活躍
TVシリーズ第6作品目『遊戯王VRAINS』の主人公・藤木遊作/Playmakerが使用する種族。
謎のハッカー集団「ハノイの騎士」が排除してきた種族であり、遊作/Playmakerがそのカードを持っていたことにハノイの騎士達は驚いていた。 また、この種族は一般にはほとんど知られていない様である。
これまでTVシリーズ開始と同時期に登場したのは遊戯王5D'sとサイキック族、遊戯王ARC-Vと幻竜族に続く3例目だが、主人公がそれらの新種族を使用するのは初めてである。 また主人公が使用する種族ということもあってか、サイキック族や幻竜族を遥かに上回るペースでOCG化されている。
「サイバース」自体は、アニメVRAINSにおいてAIたちの世界として設定されており、物語冒頭から謎のハッカー集団「ハノイの騎士」がそれを滅亡させようと狙っている。 リボルバーは「サイバースはAi(=イグニス)がネットワーク社会の支配の為に生み出した存在」と発言している。
そのハノイの騎士のリーダーであるリボルバーはサイバース族メタである《天火の牢獄》を使用している。 その一方でサイバース族である《トポロジック・ボマー・ドラゴン》も使用しており、Aiに驚かれている。[1]
アニメに登場したサイバース族カード群
アニメ「遊戯王VRAINS」では前述したトポロジックや遊作の使用するコード・トーカーが1年目には登場していたが、2年目から敵味方ともにサイバース族デッキの使用者が劇的に増加した。大百科記事のあるカード群については色付きとする。
【コード・トーカー】/サイバース族
使用者:藤木遊作/Playmaker
【トポロジック】/サイバース族/闇属性
使用者:鴻上了見/リボルバー、パンドール
【転生炎獣(サラマングレイト)】/サイバース族/炎属性
使用者:穂村尊/SoulBurner
【海晶乙女(マリンセス)】/サイバース族/水属性
使用者:財前葵/ブルーメイデン
【ハイドライブ】/サイバース族/炎属性・水属性・風属性・地属性
使用者:ボーマン、ハル
【Dスケイル】/サイバース族/水属性
使用者:ビットブート
【Gゴーレム】/サイバース族/地属性・水属性
使用者:アース
【嵐闘機(ストームライダー)】/サイバース族/風属性
使用者:ウィンディ
【天装騎兵(アルマートス・レギオー)】/サイバース族/光属性
使用者:ライトニング
【@イグニスター】/サイバース族
使用者:Ai
【トポロジーナ】/サイバース族/闇属性
使用者:パンドール
OCGオリジナルのサイバース族テーマ
余談
現時点でPlaymakerとリボルバーがスキル「Storm Access」で入手したカードは、いずれもこの種族のリンクモンスターである。
TURN72でPlaymakerが新たに取得したスキル「Neo Storm Access」ではリンクモンスター以外も入手できるようになり、サイバース族・シンクロモンスターの《サイバース・クアンタム・ドラゴン》とエクシーズモンスターの《ファイアウォール・X・ドラゴン》をエクストラデッキに加えている。
イグニス達が作ったと思われるデッキのサイバース族モンスターは、Gゴーレムが「遺跡」、嵐闘機が「神話・伝説の生物」、天装騎兵が「古典」に関係する名前であり、彼らが人類の文化保存のために生まれてきたことと関係するのかもしれない。闇属性サイバース族にそれらしいカテゴリが存在しないのも「Aiは仕事をサボって遊んでいた」と言われていた事と一致する。
サイバース族ではないが、同じくコンピュータをモチーフとしたカードは遊戯王ZEXALで等々力や右京が使用している。
関連動画
関連商品
関連静画
関連項目
一般項目 |
大百科のあるサイバース族モンスター |
脚注
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