サイボーグ(Cyborg)とは、DCコミックスのスーパーヒーロー、及び彼を主役としたコミックブック、アニメーション、映画などのタイトルである。
概要
1980年のDC Comics Presents #26で初登場。出版史、設定的にも比較的若いヒーローである。
所属組織はティーン・タイタンズ、ジャスティスリーグ、S.T.A.R.ラボなど。特に2003年からのティーン・タイタンズのアニメ版で彼を初めて知った人も多いはず。
New52におけるジャスティスリーグの創設メンバーで、DCEUの実写映画版にもその一員として登場する。
人物・能力
学生としてフットボールに励み、スカウトが多数誘いに来るほどの腕前だったが、父親のサイラス・ストーン博士が務める研究所でダークサイド軍の襲撃に巻き込まれ、体の半分を損傷し生死の境を彷徨った彼は博士に改造手術を施され、電脳サイバー・システムに接続されたサイボーグとして生まれ変わる。(New52)
能力としては、メタヒューマンとして強化された身体能力をはじめとして、HUDが表示される視界は人間の損傷具合などを判別し、あらゆるネットワークのファイアウォールを無効化し膨大なデータを電脳にダウンロード可能、50メートル圏内の電子デバイスを無効化するEMPブラストを照射、左腕は変形し強力な音波兵器ホワイトノイズ砲となる、など非常に多彩。
実写映画について
DCエクステンデッド・ユニバースではBORG LIFEでアイラブザック・スナイダーな新人俳優レイ・フィッシャーが演じる。
『ジャスティス・リーグ』で初登場した。
サイボーグ単独映画の企画もあり、2020年に公開予定だった。だが、『ジャスティス・リーグ』を監督していたザック・スナイダーが途中降板したあたりから暗雲が立ち込めてしまう。
2017年公開の『ジャスティス・リーグ』は興行的には上手くいかず、配給元のワーナーはDCEUの方針転換を図り始める。また、サイボーグ単独作品の続報も入らないまま2020年に入ると、7月にレイ・フィッシャーは『ジャスティス・リーグ』の監督を引き継いだジョス・ウェドンと対立していたことを明かし、彼の撮影中のハラスメント行為など告発するに至った。
上記の告発を受けてワーナーは内部調査を行い、是正措置をとったと発表したが、レイ・フィッシャーの不信感は納まらず2020年12月にはDC映画を統括するウォルター・ハマダが関係する作品には出演しないとツイート。これを受けて翌2021年1月にはフラッシュ単独映画『ザ・フラッシュ』からサイボーグのカメオ出演がすべて消されたと報道された。
2021年3月には『ジャスティス・リーグ』にザック・スナイダー監督が再撮影と再編集を加えた「ジャスティス・リーグ スナイダーカット』がインターネット配信された。サイボーグの出番は大幅に増えた。
しかし、2021年8月にはレイ・フィッシャーは「ワーナーからの謝罪がないとサイボーグ役を再び演じることはない」と主張していることが報道された。
この確執が解決されない限り、DCEUに属するサイボーグの単独映画の製作・公開は難しいと言えるだろう。
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関連項目
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