サイレントヒルとは、ゲーム「サイレントヒル」をベースにしたホラー映画である。製作国はカナダとフランス。
ハリウッドアクターが出演しているが、決してハリウッド産ではない。
概要
監督であるクリストフ・ガンズはゲームの大ファンであるがゆえに、以前から自身の手による映画化を切望していた。そして、山岡らゲームスタッフに熱いアプローチをかけ、ようやく実現したのが本作である。そして、ストーリーの評価が高い2ではなく、ゲームの原点として無視したくないという理由で1をベースにしたストーリを製作することにした。しかし、この信者が1のみにとどめるはずがなく、しっかりと▲様をはじめとした2や3の要素も入れている。キャスティングも演技力を重視して役者を探し出した。また、あちらのレーティングではPG-13(13歳未満の鑑賞には、保護者の強い同意が必要)だが、作品の世界観(ゴアシーン含む)を可能な限り、忠実に描く上でどうしてもレーティングを下げるわけにはいかなかったという事情がある。
製作総指揮は1より製作に携わっていた山岡晃が担当し、映画スコアも彼の曲を中心に、ジェフ・ダナと共同で製作した。また、原作を知らない人でも楽しめるように最低限の説明と、空想の余地を与えるように意識したという。例えばラダ・ミッシェルに銃火器を持たせなかったり、クリーチャーが近づいたらラジオとかにノイズが走ったり。
また、すでにCG演出が当たり前となった映画シーンにおいて、クリーチャー描写に関しては出来るだけ実写描写を用いるようにしている。その為、CG以上に生々しい動きや描写を持ち込むことに成功している。ただし、クリーパーだけは流石に実写だと悲しいことになるので、コイツだけはCGで描写している。
なお、制作費は5000万ドルに対し、興行収入は97,607,453ドルであった。
あらすじ
ローズ・ダシルヴァとクリストファー・ダシルヴァは娘の言動について悩んでいた。どうやら夢遊病に冒されているようで、執拗にサイレントヒルへ向かうように促しているのだ。不思議に思いつつも、ローズはサイレントヒルが実在することを確認し、シャロンをつれて、車で向かうことに。しかし、途中で事故に遭った彼女が目を覚ますと、記事の内容とは異なった、サイレントヒルが存在していた。そして、いつの間にか、そばにシャロンがいなくなっていた。
登場人物&キャスト
- ローズ・ダシルヴァ(ラダ・ミッシェル)
主人公。夢遊病と思しき病にかかったシャロンの言葉が気になり、サイレントヒルへ向かう。 - シャロン・ダシルヴァ(ジョデル・フェルランド)
ヒロイン担当のロリ。無意識下でサイレントヒルへ向かうように発言、彼女もローズとサイレントヒルへ向かう。 - ダリア・ギレスピー(デボラ・カーラ・アンガー)
サイレントヒルの住人だが、他住民からは魔女と忌み嫌われている。 - クリストファー・ダシルヴァ(ショーン・ビーン)
ローズの夫であり、シャロンの父。帰らぬ母子が心配になり・・・。 - シビル・ベネット(ローリー・ホールデン)
サイレントヒルで出会ったブラマ市の女性警察官。彼女もまた、サイレントヒルへと踏み込む。 - アレッサ・ギレスピー(ジョデル・フェルランド)
ある理由で住民から忌み嫌われていた少女。 - ダークアレッサ(ジョデル・フェルランド)
アレッサやシャロンに似ている少女。ある理由により、ローズの前に姿を現す。 - クリスタベラ( アリス・クリーグ)
サイレントヒルに古くから存在する宗教団体を取り仕切る女性。ある人物と繋がりがある。 - トマス・グッチ(キム・コーツ)
ブラマ市に勤務する刑事で、シビルの上司。実はある人物にとっては大切な存在である。 - レッドピラミッドシング(ロベルト・カンパネラ)
我らが▲様。ややマッシヴになったお体で大鉈振り回したり、女を○○○○ったりと大活躍☆ - 看護師(エミリー・ラインハン)
あるシーンで登場。あれ、この人はどこかで見たような…。
スタッフ
- 監督:クリストフ・ガンズ
- ストーリー原案:クリストフ・ガンズ、ニコラ・ブークリエフ
- 脚本:ロジャー・エイヴァリー
- 製作総指揮:山岡晃、アンドリュー・メイソン
- 編集:デヴィッド・ウー
- 音楽:ジェフ・ダナ、山岡晃
- プロダクション・デザイン:キャロル・スピアー
- 美術:エリノア・ローズ・ガルブレイス
- 衣装:ウェンディ・パートリッジ
- クリーチャー・デザイン、監修、制作:パトリック・タトプロス
- エンディングテーマ:Mary Elizabeth McGlynn「You're not here」
- 日本版イメージソング:土屋アンナ「Lovin' you」
- 海外版イメージテーマ:Akira Yamaoka「Theme of Laura」
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関連項目
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