サシャ・ブラウスとは、芋女である。アホの子である。ギャグ要員である。
概要
漫画『進撃の巨人』に登場する女性キャラクター。アニメのCVは小林ゆう。
第104期訓練兵団の団員。型破りな勘の良さを持つ野生児である。
隣の部屋から大きな音が聞こえたら、それは彼女の放屁。(公式サイトより引用)
身長168cm、体重55kg。ウォール・ローゼ南区の人里離れた山奥にある少数民族の村、ダウパー出身。狩猟を生業とする村出身らしく身のこなしは軽く、訓練兵団に入団した早々「5時間以上ぶっ通しで走り続ける」罰を食らってもやり通すなど、スタミナも抜群。
また、森林エリアでの作戦についてはずば抜けた勘の良さを発揮する他、「悪い予感」を動物的に察知して凶事を未然に回避する特技を持ち合わせる。
性格は出身故か世間知らずで天然(よく言えば型破り)な面が目立ち、仲間からの評価は総じて「バカ」。
訓練兵団の教官にも「型にハマらない故、組織的行動には向かない」と評価されている。 ただしその評価は「他人とは違う判断を正確に下し、過酷な状況下でも生き残ることができる」彼女のサバイバル能力を裏返しに評価したものとも言える。
また、兵団の誰に対しても敬語を使う。ある程度打ち解けても敬語を崩さないのは生まれ故郷の訛りをコンプレックスにしているためで、礼儀正しいとか繊細で丁寧だから…と言うわけではない。
出身が貧しい村であることに加え、狩猟というサバイバル的要素が強い村に生まれ育ったためか「食えるときには食っておく」という価値観が本人の中では徹底されており、食べ物に対して常に並々ならぬ執着心を持つ。
原作初登場時からして以下の通りである。
- 訓練兵団時代、入団式の真っ最中に、かっぱらったふかし芋を喰う。
- 訓練兵団の教官に「貴様…何をやっている」と言われても自分のことだと気が付かずに芋を食べ続ける。
- 教官に「なぜ今芋を食べだした」と聴かれ、「冷めてしまっては元も子もないので…今食べるべきだと判断しました」と答える(重ねて言うが、入団式の真っ最中である。さっきまで教官による新兵の恫喝が行われていた)。
- 教官が質問の仕方を変え、「なぜ貴様は芋を食べた?」と、シンプルに問うたら、
なぜか「それは…何故人は芋を食べるのか?という話でしょうか?」と、哲学的なエクストリーム解釈。 - 周囲の「何言ってんだこいつ」的な視線と冷え切った空気に、ようやく自分がズレていることを悟る…のではなく、『教官も芋がほしい』とさらに誤解するサシャ。
教官に「半分どうぞ」といいつつ、どう見ても4分の1にも満たないふかし芋のカケラをプレゼント。
結果、教官によって死ぬ寸前まで走らされ、晩飯を抜かれてしまう(一部始終を目撃していたコニー曰く、「死ぬまで走れ」と言われた時より「メシ抜き」と言われた時の方が悲壮な顔をしていたらしい)。この出来事が原因で、同期の間で「芋女」というあだ名が定着し、それ以降はいじられキャラになってしまう。
これ以外にも、上官にしか配給されていない肉をわざわざ忍び込んで盗んでくるという、懲罰房行きレベルの所業をやってのける。兵士としての資質を疑われかねない手癖の悪さだが、よく兵学校を追い出されなかったものである。
教官に芋を渡して死ぬまで走らされた晩、クリスタ(と、一応ユミル)にパンを恵んでもらった事がきっかけで、彼女たちと友人(?)同士になる。また、「バカ」呼ばわり同士で波長が合うのか、コニーとは割と仲がよい。二人で周りの空気から浮いた雑談をしたり、対人格闘訓練の時に中国拳法のような構えを取り合ったりするなど、なかなか良いバカコンビっぷりを見せている。「恋愛関係」とかでは全くないようだが。
集団行動への適性が低く、盗み食いなどで教官から目をつけられる問題児にもかかわらず、卒業の席次は200人超中9位という非常にすばらしいものであった。狩猟生活で培われた身体能力とセンスは高く評価されていたようである。上位10人にしか与えられない憲兵団への入隊資格を得るが、エレンがジャンとの喧嘩でぶった演説に感化されて調査兵団を志望する。
超大型巨人襲撃のさいには忍者のような身のこなしで壁から落下するサムエルのブーツに立体機動装置のアンカーを撃ち込んで救出する見せ場があった。ただ、この後に行われた補給設備の奪還作戦で、巨人への奇襲をコニーと二人仲良く失敗して、巨人に泣いて許しを請うというドジっ子ぶりも発揮した。
そんな彼女も人類の先兵として戦う中で、少しずつだがほんの僅かに辛うじて何とか成長したような雰囲気がただよいはじめる。
その他
カプコンのハンティングアクションゲームモンスターハンター3Gが、進撃の巨人とコラボした際には『食い意地のはった少女』という、明らかにサシャと思われる人物から依頼が来る。片や、立体起動を使わないでどうやって巨大なモンスターを狩るのか参考にしたいと、比較的まともな動機の依頼だったとおもったら、もう一つの依頼は、珍味だと聞いたのでドボルベルク亜種のコブを食べてみたい、という実にサシャサシャした動機でも依頼を出してくる。
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関連項目
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