サタン(Satan) とは、
- ユダヤ教、キリスト教、イスラム教などにおける悪魔。
ヘブライ語で敵対するものという意味を持つ。英語ではセイタン、アラビア語ではシャイターン (شيطان) という。
→ 本稿で解説。 - 鳥山明の漫画『DRAGON BALL』およびそれを原作とするアニメシリーズなどの登場人物。
→ ミスター・サタンを参照。 - ゆでたまごの漫画『キン肉マン』の登場人物。
→ サタン(キン肉マン)を参照。 - ゲーム『魔導物語』『ぷよぷよ』シリーズの登場人物。
→ サタンさまを参照。 - 世界平和統一家庭連合(旧統一教会)にとって不都合な人物、団体のこと。
概要
ユダヤ教、キリスト教では神の敵対者、イスラム教では人間の敵対者とされる。地獄(魔界)の支配者であり、すべての悪魔を統べる王である。
ヘブライ語でサタンの語源は試練を与える天使と訳される。つまりサタンは「妨げる者」の名を持つ天使だったが、「敵対者」としての意味が重視されだしてから悪魔に変化したと考えられている。
サタンの正体には諸説あり、ミルトンの『失楽園』などの影響から、強い力を持っていた天使が神に叛逆した結果、地獄に落とされて悪魔サタンとなったというのが一般的である。ただしミルトンの『失楽園』は聖典や宗教学の書ではなくあくまで文学作品である。
「天使であった頃にはルキフェル(ルシファー)と言う名前だった」とされることもあるが、これについてはルキフェルの項を参照されたい。ちなみにミルトンの『失楽園』では天使だった頃からサタンと言う名前である。ダンテの『神曲』ではルチフェロと呼ばれたりサタンと呼ばれたりしている。
後述するゲーム『女神転生』シリーズのように、サタンとルシファーを同一視せずに全く別の存在として解釈されることもある。
他にもベルゼブブと同一視する説や悪魔の階級の名前だとする説があり、ユダヤ教ではサマエル、イスラム教ではイブリースと同一視している。
女神転生シリーズのサタン
ルシファーとは別存在の悪魔として登場。
『女神転生Ⅱ』ではルシファーを裏切って神の側に着いた魔王であり、神の指揮の下、悪魔達を率いている。
『真・女神転生II』ではザインが「全てを裁く者」としての記憶を取り戻し、もう一つの半身セトと融合し「神霊サタン(Lawルートでは大天使。仲魔になる)」となった。DDSAT2では隠しボス「魔王サタン」として登場。戦闘開始直後に属性耐性無効のスキルと4ターンごとに回避不能の凶悪スキルを繰り出してくる。
『真・女神転生IV FINAL』では「原天使サタン」と言う真IIに出る2種のサタンとは違う姿で登場する。
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関連項目
- 女神転生
- 閣下
- 金子一馬
- ルキフェル(「ルシフェル」はエルシャダイ関連、「ルシファー」は女神転生関連の記事になっている)
- 失楽園
- 神曲
- アトラス(ゲーム会社)
- サタンさま
- ミスター・サタン
- サタン(キン肉マン)
- 666〜サタン〜
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