サチとは、川原礫著のライトノベル、『ソードアート・オンライン』に登場するキャラクターの一人である。
CVは早見沙織。
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概要
ソードアート・オンライン2巻の外伝での登場。
ギルド『月夜の黒猫団』の紅一点であり、両手用長槍を使用していたがキリトの加入と共に盾役をこなす事になる。
リアルでも知り合いであるギルドメンバーとの関係も良好で、いつも軽口を叩き合っている。
一方でデスゲームと化したSAOという世界に対して人並み、あるいは当然とも言える恐怖を抱いており、ある夜に宿から連絡無しに失踪してしまう。そこを『追跡』スキルを持ったキリトに発見され、初めてその気持ちを全て吐き出した。
それでも恐怖心が消える事は無く、夜毎にキリトの部屋で君は死なないという言葉をキリトから聞くことでようやく眠れるという不安定な状態が続く。一方でキリトも、彼女の恐怖心に触れることで彼女達を必ず守るという決意を固める。
しかし結果としてダンジョンのトラップにより他の黒猫団メンバーと共に彼女も消滅してしまい、キリトの心に深い傷を残すこととなる。
だが、自分の臆病さから長くは生きられない事を悟っていた彼女は、死ぬ前にキリトとの共有ストレージ(仲はいいが結婚には至らないプレイヤー同士が作る共通アイテムウィンドウ)に時限式の録音アイテムを遺言として残し、キリトに生きていてくれるよう願う。そのメッセージが自暴自棄になっていたキリトを救う事になる。
赤鼻のトナカイ
原作では歌で、アニメではハミングでメッセージの最後に彼女が遺した歌。
弱虫の自分を「どんな人でも、きっと誰かの役に立ってる」と励ましてくれたキリトを、歌詞中のトナカイとサンタになぞらえている。同時に彼女にとってキリトは先が見えない暗い道を照らしてくれるトナカイのような存在であったということを伝えているので、人は誰かにとっての支えであると同時に誰かに支えられているというメッセージなのかもしれない。
余談
文庫版より先んじて公開されていたWeb版では、キリトの初恋の人であったと示唆されている。
関連動画
関連静画
関連コミュニティ
関連項目
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