サドラーズウェルズ単語

サドラーズウェルズ

サドラーズウェルズとは、アメリカ生まれ、アイルランド調教を受けた元競走馬・種である。
90年代00年代前半の欧州を、自分色で染め上げたノーザンダンサー息子の中でも最も成功した種の一頭。
名の由来は、ロンドンの著名な劇場Sadler's Wellsから。

現役時代

ノーザンダンサーフェアリーブリッジボールドリーズン、叔父ヌレイエフ、近親にジェイドロバリーら数多の名がいるラフショッド系という名系の出身である。

ロバート・サングスターに購買されアイルランドヴィンセントオブライエン厩舎に預託されるという成功するノーザンダンサー産駒のパターンデビュー
2歳シーズンこそ2戦2勝と良績を残すが、3歳の始動戦で同厩のエルグランセニョールの2着に敗れ、2000ギニーからジョッケクルブ賞(ダービー)という裏ローテ行きとなってしまう。
GⅢ快勝を挟み、迎えた2000ギニーを勝ちジョッケクルブ賞に向かうが、後に相性抜群な関係になるダルシャーンの末脚に屈し2着に敗れた。
そうこうしている内に、2000ギニーで負かしたセクレトが英ダービーエルグランセニョールを撃破するわ
エルグランセニョールは怪引退するわでいつの間にかオブライエン厩舎のエースに押し上げられた。だねぇ。
次走は古相手のエクリプスステークスへ。ここでもしぶとく勝利するとエースの看を背負いキングジョージに向かうが
前年の英ダービーティーノソに敗れ2着、次走のベンソン&ヘッジス杯(現インターナショナルステークス)でも4着と勝ち切れなかったが
フェニックスチャンピオンステークス(現アイルランドチャンピオンステークス)では勝利し評価を戻すも、凱旋門賞ではサガスに敗し8着、3歳限りで引退した。
通算成績11戦6勝。現役時代は「2400だと甘くなる中距離」「エルグランセニョールにべたら小物」という評価で
アイルランドで種入りした時点ではそう期待はされていなかったのだが… 

種牡馬時代 

ところがぎっちょん、種としては一年からダービーオールドヴィック、古になって開眼したインウイングスら、
二年以降からもモンジューガリレオハイシャパラル、オペラハウスカーネギー、天才ハードラーイスブラク…など数に名を輩出し
欧州クラシック、古王道路線はあっという間にサドラーズウェルズ産駒に席巻された。
なんせ、リーディンサイアー13回連続獲得(19922004)、この時点でセントサイモンの通算9回獲得えている。
さらに1990年にも獲得しており、通算で14回の英リーディンサイアー獲得は18世紀の大種ハイフライヤーの記録すらえての新記録となった。
このハイフライヤーの記録、近代競馬じゃえられないと言われた明期ならではの記録な上に、その時代でも血の閉塞で衰退確定というとんでもない記録であった。
実際、ハイフライヤーは一気に衰退しエクリプスに勢を奪われた。それをえていくんだから凄まじいの一

更に世界にも広まっており、北エルプラド、南チリダッシュヤンター、南アフリカフォートウッド、豪州ハイシャパラル、英ガリレオモンジューがリーディングを獲得。
孫以降の名メダリストメダグリアドーロ金メダル)、85年ぶりの名レイチェルアレクサンドラ欧州スピードモンスターフランケル
南アフリカ絶対王者ホースチェスナット、オセアニアまれの怪物ソーユーシンク日本世紀末覇王テイエムオペラオーなどなど枚挙に暇がない。
他にもダート欧州芝・日本芝どこでも走ったシングスピールがその性質を伝えており、世界中どこでもサドラーズウェルズの血を引く種が活躍している。
さらにとしても凄まじい活躍をしており、日本だけでもフサイチコンコルドエルコンドルパサーシーザリオヘヴンリーロマンスエイシンアポロンすごい数の活躍が存在し
海外でも欧州・北でリーディンブルーメアサイアーにくなどもう世界中を塗りつぶしかねない勢いである。

産駒の傾向としては、心肺に長け、重馬場や起伏を苦にしないパワー、頑丈さや輸送にめげない精の強さを持つという欧州の申し子といった感じではあるが
バラシアのようなスピードのある短距離も輩出しており、北芝でも活躍がおり素軽さやスピードがないわけではない。
日本で産駒がサージュウェルズくらいしか重賞勝ちがいないなどいまいちなのは、おそらく輸入されたのが一流ではなく二流以下の産駒ばかりだったのだろう。
とはいえ、重たいステイヤーが多いことは否定できず、晩年から最近はデインヒル・ケープクロスのようにスピードの勝った系統に押され気味になったりもしたが
ガリレオが優れたスピードを持つフランケルらを出し始めスピード競馬にも適応しており、直が通じなかった日本でも
息子オペラハウスが前述のテイエムオペラオーメイショウサムソンらちょくちょくチャンピオン級を輩出、
としての彼から、前述の優れた資質を受け継いだと思われる産駒が大活躍するなど、日本産においても重要な種であることは間違いない。
いつか、名には必ず入る血統にまで昇していくかも知れない。さながらノーザンダンサーセントサイモンのように。

2008年に種引退した後は功労として々自適の日々を送っていたが、2011年に病死した。享年30歳。生命にあふれた彼らしい大往生であった。

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サドラーズウェルズ

1 ななしのよっしん
2012/04/05(木) 01:14:54 ID: OJ1nhAHkFh
日本での産駒は和田さんに重賞初制覇をプレゼントしたサージュウェルズが立つくらいか?
2 ななしのよっしん
2012/04/05(木) 07:55:01 ID: pE/MAGhsn6
歴史的大種だよな(日本では本当に影が薄いけど)
日本以外のほとんどの地域でリーディング取ってるんだから
ノーザンダンサーサドラーズウェルズ(英の劇場)→オペラハウスの劇場)→テイエムオペラオーという名のつなぎだと思う
3 ななしのよっしん
2012/08/01(水) 01:36:22 ID: SfkpeZHmzu
日本じゃあんまりはやってないから大物一匹連れてきたら血統が面くなると思うんだよなぁ
まぁオペラハウス-メイショウサムソン達がいるけどさ
最近は本当にSS系(特にディープとステゴ)が流行ってるから…
4 ななしのよっしん
2012/09/10(月) 07:12:24 ID: RiGxb3/GEu
ハイシャパラル、オペラハウス知ってたが、モンジューもだったのか。
5 ななしのよっしん
2012/11/03(土) 21:30:59 ID: T+6Gu2ATN5
英・チャンピオンサイアーTop10
14回 Sadler's Wells  1981
13回 Highflyer     1774
10回 Sir Peter Teazle 1784
9回 St. Simon     1881
8回 Regulus      1739
8回 Herod       1758
7回 Stockwell     1849
7回 Hermit       1864
6回 Sultan       1816
6回 Hyperion      1930  

(省略しています。全て読むにはこのリンクをクリック!)
6 ななしのよっしん
2013/04/14(日) 21:50:34 ID: x0K8qy21h3
ロゴタイプ皐月賞勝利
サドラー系は皐月賞が合っているかな。
7 ななしのよっしん
2017/02/17(金) 10:54:05 ID: 61nNs28vKd
欧州競馬レ○プ!ヨーロッパSS系と化したサドラーズウェルズ
8 ななしのよっしん
2017/03/20(月) 14:54:51 ID: D3+9dggvDW
実は、日本でもサドラーズウェルズの血統はよく走ってる。2000メートルでのG1実績のあるサドラーズウェルズの血統は日本でもいいみたい。(例 オペラハウス2000メートルG1エクリプスステークス勝利シングスピールドバイワールドカップインターナショナルステークス勝利フランケル・いうまでもなく。)
9 ななしのよっしん
2017/07/23(日) 16:32:28 ID: +3XYJ0UrRQ
オペラハウスは活躍はそんなに出してないでしょ。日本におけるサドラーズウェルズの直としては規格外の種成績だけど、チャンピオン級だったテイエムオペラオーメイショウサムソンを除くと重たいステイヤーが多いし。オペラオーやサムソンにしてもマイルではスピードが足りず、絶頂期過ぎると今度は得意距離でも反応が鈍って勝ちきれなくなってる。
むしろ障チャンピオン級産駒が多いので、本質ステイヤーだよ。

日本だと孫世代の種のほうが成功してる気がする。シングスピールフランケルなんかは孫世代に当たるし。
10 ななしのよっしん
2019/03/12(火) 01:25:10 ID: VIy+w4flS1
勝ち150頭強で産駒トータル500勝弱を出したオペラハウスは活躍の数より一頭毎の勝ち数が凄い一発タイプだからなぁ・・・でも十分よく走ってる種でしょオペラハウスは 
欧州あそこまで重賞勝ちを毎年のように出せた他におらんしステイヤーあそこまで結果が出せてる地点で優秀