サファリゾーンとは、
- 動物園「富士サファリパーク」を構成する区画のひとつ。野生に近い姿で暮らすライオンやインドぞう(アジア象)といった大型動物を間近で楽しむことができる。
- ゲーム『ポケットモンスター』シリーズに登場する施設。
この項では後者について記述する。
概要
例外はあるが、多くの作品でポケモン同士の戦闘が行えず、サファリゾーン限定の特殊なルールが用いられる。
他ではなかなかお目にかかれなかったり、サファリ限定だったりする珍しいポケモンが多く生息している。
施設内に貴重なアイテムが落ちていたりするので捕獲目的ではない入場も多く見受けられる。特にカントー地方のサファリゾーンではひでんマシンが結果的に2個入手できることになるので、通信交換をしない限りストーリープレイ上攻略が必須となっている。
基本的な共通ルール
※一部作品では異なる。作品ごとに後述する。
- 入場料500円を支払い、施設専用ボール「
サファリボール」を30個もらう。
- 「たたかう」「ポケモン」などの従来のコマンドとは異なり、「ボール」「エサ/ポロック」「いしころ/どろ/ちかづく」「にげる」といった四択コマンドで構成されている。エサや泥などを使い分け野生ポケモンに投げ、逃走率や被捕獲率を変化させてボールによる捕獲を試みる。(出現するポケモンは通常の野生と異なりターン終了時に逃走しやすい)
- ボールを使い切るか一定歩数歩くと終了し、強制退出させられる。自主的にリタイアすることも可能。残ったサファリボールは返却される。
地方ごとの概要
イッシュ地方と、『金・銀・クリスタル』のみ、サファリゾーンに相当する施設が存在しない。
カントー地方(赤・緑・青・ピカチュウ・ファイアレッド・リーフグリーン)
町の北半分が動物園ならぬ「ポケモン園」状態となっているセキチクシティの北端に施設を構えている。
特にガルーラ、ケンタロスは、ゲーム内交換で入手できる『青』版を除きここでしかゲットできない。ラッキーやガルーラを捕まえようと、それ以前に出会おうと粘りに粘った人も多いであろう。
第二世代では園長が「とおいくに」へ旅行に出かけたという設定で閉園している。……が没データとしてマップが存在するらしい(関連動画参照)。
厳しい歩数制限のある中、最奥のトレジャーハウスまで行くと、ハウス内の係員から賞品の「ひでんマシン03(なみのり)」をもらうことができr…ピンポーン!
アニメではサトシがTAS並の活躍でケンタロスを30頭ゲットした。
ジョウト地方(ハートゴールド・ソウルシルバー)
『金・銀』のリメイク版となる『ハートゴールド・ソウルシルバー』にて、タンバシティから更に西に行ったジョウト地方西端に新設。旅行から帰ってきたカントー地方のサファリ園長、バオバによる経営。歩数制限が存在しない以外は前述のルールの通り。
主人公はサファリのオーナーとなり、様々なエリアやブロックを自在に組み合わせてカスタマイズし、出現ポケモンを変えることができる、一風変わったユニークな施設となっている。
ホウエン地方(ルビー・サファイア・エメラルド・オメガルビー・アルファサファイア)
『ルビー・サファイア・エメラルド』と、リメイク版の『オメガルビー・アルファサファイア』ではルールが異なる。
前者は、入場料500円でサファリボールをもらい、「ボール」「ちかづく」「ポロック」「にげる」のコマンドで捕獲を試みる、初代サファリと同等のサファリ専用ルール。後者は、入場料無料で強制退出無しの、通常の野生戦同等のルールになっている。
また、『ルビー・サファイア・エメラルド』ではエサ置き場にポロックを設置することで、特定の性格のポケモンを寄せ付けることができる。
シンオウ地方(ダイヤモンド・パール・プラチナ)
ノモセシティにある「ノモセだいしつげん」がサファリゾーンに相当する。グレッグルが文字通りの意味で看板ポケモン。
2×3ブロック、合計6ブロックにエリアが分かれており、それぞれ生息するポケモンが異なる。日によって出現するポケモンの種類も変わる。
湿原中央を南北に貫く列車「クイックごう」を使うことでエリア南北の端から端までスムーズに移動することができる。
カロス地方(X・Y)
従来作品のルールのサファリゾーンは登場しないが、代わりに「フレンドサファリ」と呼ばれる施設が登場する。
3DSに登録したフレンド一人一人ランダムに異なるサファリが登場し、隠れ特性・高個体値を持ったポケモンをゲットできる。
詳細はフレンドサファリの項を参照。
関連動画
関連項目
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