- プロ野球選手一覧 > サムソン・リー
サムソン・リーとは、元プロ野球選手である。
サムソン・リーは愛称または中日時代の登録名であり、本名は李尚勲(イ・サンフン、朝鮮語: 이상훈)。
概要
OB | |
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サムソン・リー Samson Lee |
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基本情報 | |
国籍 | 大韓民国 |
出身地 | ソウル特別市 |
生年月日 | 1971年3月11日 |
身長 体重 |
180cm 85kg |
選手情報 | |
投球・打撃 | 左投左打 |
守備位置 | 投手 |
プロ入り | 1992年 |
引退 | 2004年 |
経歴 | |
選手歴
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プロ野球選手テンプレート |
大学時代にはリーグ戦で14者連続三振を記録するなど、韓国大学野球界No.1投手の評価されるなどプロからも注目を集めていた。
1992年、1次ドラフトにてLGツインズからドラフト1位指名を受け入団。
初年度の1993年は9勝を挙げたものの、肩を脱臼しシーズン途中に離脱。以降、この故障に悩まされることになる。
1994年、前年の途中離脱の鬱憤を晴らすかのように活躍を見せ、最終的には18勝8敗、防御率2.47の成績を残し最多勝のタイトルを獲得。韓国球界を代表する投手の仲間入りを果たす。
1995年には20勝5敗、防御率2.01と圧倒的な成績を残し、チームの優勝に大きく貢献。2年連続で最多勝を獲得した他、ゴールデングラブ賞も受賞。また、個人タイトルではないが、勝率.800もリーグ最高の成績であった。
1996年、肩と腰の故障の影響でシーズン序盤に離脱。その後復帰し、この年からリリーフに転向している。
1997年、抑え投手として起用され、57試合で10勝6敗37セーブ、防御率2.11の成績を残し、最多セーブのタイトルを獲得。
1997年オフにメジャー挑戦を表明するも、想定を大きく下回る条件提示であったことからLG球団はメジャー挑戦を諦めさせ、提携球団であった中日ドラゴンズへの入団を打診。当初は乗り気でなかったものの、「日本で活躍して評価を高めてからメジャーに挑戦すればいい」と説得され、中日移籍を決意。1998年4月に契約。
ただ、契約で揉めたことでキャンプもろくにしていない状況での入団ということもあり苦戦を強いられ、1年目は11試合の登板で1勝どまり、防御率も4.68と精彩を欠いた。
1999年、開幕からしばらくは先発投手として登板していたが、古傷の影響で長く投げられないことから、シーズン中盤からは中継ぎ投手に転向。これが上手くはまり、落合英二・岩瀬仁紀らとともに鉄壁のリリーフ陣を形成し、宣銅烈につなぐセットアッパーの一角として大活躍。最終的には6勝5敗3セーブ、防御率2.83を記録し、チームのセ・リーグ制覇に貢献。ただ、日本シリーズは肘の故障で登録メンバーから外れた。シーズン終了後、メジャーリーグ挑戦を表明し中日を退団、ボストン・レッドソックスに入団が決まった。
レッドソックスでは9試合に登板するも、メジャー定着とはならず。その後、2002年にオークランド・アスレチックスのマイナーチームに移籍するも、選手層の厚さからメジャー昇格できず、シーズン途中に古巣LGに復帰。
復帰初年度は52試合で防御率1.68、2003年は30セーブをマーク。
2004年、キャンプ地にギターを持ち込んだところ監督から「野球に専念できていない」と注意され首脳陣と対立し、シーズン前にSKワイバーンズへ放出された。SKでは打ち込まれる場面も目立ち、シーズン途中に突如現役を引退。
引退後、ロックバンドのギターとして活動した他、理髪店も経営。
2013年に独立球団の高陽ワンダーズのコーチに就任し、現場復帰。以降、斗山ベアーズや古巣のLGでもコーチを務めた。
プレースタイル・人物
150km/h近い速球とキレのあるスライダーを武器に活躍した左腕。奪三振能力の高さも魅力だったが、故障の影響でややスタミナ面に不安があった。
金髪と長髪がトレードマークであったが、現在は髪を切り短髪姿になっている。
通算成績
投手成績
通算:11年 | 登板 | 完投 | 完封 | 勝利 | 敗戦 | セーブ | ホールド | 勝率 | 投球回 | 与四球 | 奪三振 | 失点 | 自責点 | 防御率 |
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KBO:8年 | 308 | 25 | 8 | 71 | 40 | 98 | 1 | .640 | 909.2 | 302 | 781 | 287 | 259 | 2.56 |
NPB:2年 | 47 | 2 | 0 | 7 | 5 | 3 | --- | .583 | 128.0 | 42 | 98 | 52 | 47 | 3.30 |
MLB:1年 | 9 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | ---- | 11.2 | 5 | 6 | 4 | 4 | 3.09 |
獲得タイトル
KBO時代
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関連項目
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