サモアとは、
である。ここでは3について記載する。
基礎データ
概要
最も広いサバイィ島と、首都アピアが位置するウポル島が国土の95パーセントを占め、人口もこの二つの島に集中している。二島の中央部には1000mから1800m級の山脈が走っており、住民は主に海岸沿いの平野部で暮らしている。
熱帯性の気候で平均気温はだいたい27℃。5月から11月は乾季で、12月から4月が雨季となっている。
ハワイや米領サモアがアメリカの影響を強く受けているのに対し、伝統的なマタイ制度や、ファレというヤシの葉を屋根に敷き詰めた壁のない家、伝統芸能フィアフィアシンバなど、昔ながらのポリネシア文化が色濃く残っていることから「古きよき島」と呼ばれる。
植民地支配を受けていたニュージーランドからの影響でラグビーがとても盛ん。
農業が産業の中心となっており、労働人口の多くはコプラやタロイモの生産に就いている。自分たちの食事はおろか住居さえも自作するという自給自足社会のため商品を作るという関心は低いらしい。
歴史
紀元前1000年ごろにフィジー諸島からやってきた人たちが最初の定住者だとされる。
1722年にオランダ人がヨーロッパ人として最初にサモアにたどり着いたが、サモアのことがヨーロッパに知れ渡るのはキリスト教宣教師のジョン・ウィリアムズがサバイィ島に上陸した1830年以降。
19世紀末になるとドイツとイギリス、アメリカの三国による統治が始まり、1889年、三国の特別委員会でドイツが西サモア、アメリカが東サモアを領有することが決定した。第一次世界大戦でドイツが破れると、西サモアはニュージーランドに統治され、第二次大戦後、信託統治領となった。
信託統治領となった辺りから独立を求める声が高まり、1962年1月1日、西サモアは南太平洋諸国の中で最初の独立国となった。
独立を果たしてからはイギリス連邦に加盟し立憲君主制を取っている。
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関連項目
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