『サモンナイト クラフトソード物語〜はじまりの石〜』とは、『サモンナイト』シリーズの１つ『クラフトソード物語』及び『クラフトソード物語2』の続編である。
概要
2005年12月8日にフライト・プランが開発、バンプレストが販売を行ったゲームボーイアドバンス用ソフト。
『2』と書かれている通り、過去に発売された『サモンナイト クラフトソード物語』及び『サモンナイト クラフトソード物語2』の続編。なお本作は過去シリーズにあった『BANPRESTO BEST』や『バリューセレクション』などの廉価版は販売されていない。
本作からシステムの変更などはもちろん、新武器の追加や新ミニゲームの追加などが行われた。
システム
武器製作(クラフトパート)
本作の肝ともいえるシステム。作れる武器は前作に引き続き【ソード】【スピア】【アックス】【ナックル】【ドリル】、そして今作はこれらに加えて【ボウ】の６種類となる。
前作の同様『武器創造バトルRPG』のジャンルの通り、タタラを利用してプレイヤーの手で扱うこととなる武器を作り、作った武器で戦う事がこのゲームの特徴。
武器制作は材料となる鉱石を手に入れて『マテル』と呼ばれる武器ベースそれぞれの基礎を使う。
また、それに伴いいくつかのシステムが導入された。
- 【解体】【解体・改】
作った武器を『マテル』に戻すシステム。解体しても使った鉱石戻ってこないので注意が必要。
なお、『マテル』が有限なのは勿論、『マテル』そのものが強化されるメリットもある。
本作で追加された解体・改では引き継ぐことのできなかった必殺技や特殊効果も引き継げるようになった。
- 【修理】
武器を使うと徐々に「DUR」が減少していき、「DUR」が無くなると武器は破壊されてしまう。
傷ついた程度であれば「シャプストン」などのアイテムで修理できるが、破壊されてしまうとタタラで直すしかない。
戦闘(バトルパート)
作った武器で戦う必要のあるシステム。
はぐれ召喚獣などはもちろん、同じように武器を取った人間キャラクターと戦うこともある。
一般的には相手のＨＰを削りきれば勝利になるが、武器を持った人間キャラクターは所持している武器を消耗・破壊させることで勝利することも可能。なお、破壊させて勝利した場合は相手の武器の素材となっていた鉱石が手に入る。
なお、主人公の所持している武器(バトル中に装備できるのは３つ)が全て壊れてしまった場合に限り、作製時に使用するハンマーで戦うこととなる。作製時に使用するハンマーである為勿論戦闘に向いておらず特殊能力は勿論、攻撃速度も武器とは非にならないほど遅い。が、破壊される恐れが無い為、倒れるまで戦闘を行う事が可能。
また、本作では相棒である護衛獣が戦闘する【パートナー出撃】が存在する。基本的には一時的に主人公と交代して一時的に戦闘するが、主人公がやられた際も戦闘を行う。ただし後者の場合、護衛獣がやられた瞬間にゲームオーバーになる。
前作までのライバルの武器種は基本的に一種類のみの装備だったのだが、今作ではライバルサイドも複数の武器種や攻撃用アイテムを使う様になった。ちなみに、武器を変更した際には敵の行動ルーチンも大きく変わる様になっていて、結果的に飽きにくい戦闘を実現させている。
加えて、今作は前作同様に戦闘中の声優陣のボイスが実装されているのだが、今作では新たに各キャラの登場台詞とライバルサイドのキャラの勝利台詞が追加された事により、前作以上にキャラがしゃべりまくる、非常に賑やかな戦いが行われる様になった。
探索(フィールドパート)
会話やイベントなどは勿論、特定の場所に限られるがフィールド探索時にはそれぞれの武器を使用することが可能になっている。
加えて、今作では新たにボウの使用が可能になった他、ボウを除くフィールド内の全てのオブジェクトを破壊した後にフィールドから出ると「やったー！」の一言が挿入されギミックチャレンジの達成が分かりやすくなった。
- ソード - 草を斬ることができるようになる。
- スピア - 木に実った木の実を収穫することができるようになり、一部のギミックは配置によっては複数個連続で破壊できるようになる。
- アックス - 枯れた木を破壊することができるようになる。
- ナックル - 岩を押すことができるようになる。引くことはできない。
- ドリル - 岩や壁を破壊することができるようになる。破壊した壁は次からは開いたままになっている。
- ハンマー - ワープポイントを使えるようにすることができる。武器とは違い所持していなくても使用が可能。
- ボウ - 的に攻撃を当てられアイテムを入手できる。ちなみにギミックチャレンジの対象外である。
夜会話
シナリオが一区切りついた夜に行われる会話イベント。
前作同様護衛獣や友人などと会話をすることが可能。サモンナイトマザーシップタイトルと異なり、前作同様夜会話を行った回数ではなく、最後に夜会話を行ったキャラクターがエンディングスポットキャラとなる。
登場キャラクター
主人公
男の子なら「リッチバーン（リッチー）」、女の子なら「リフモニカ（リフ）」。前作同様名前変更が可能。また、呼び名ももちろん変更できる。
ディックル村ではぐれ召喚獣に殺されてしまった親方が召喚したヴィーの元で一人前の鍛冶師になるために修行をしている。
護衛獣
本作の相棒で元はミューノの護衛獣だった。なお、原石に近い召喚石から召喚された為本来の力を発揮できなくなってしまっている。
ランドル
機界【ロレイラル】の機械兵士。4足形体・2足形体に変形できるが不完全な召喚により変形機構に異常をきたしてしまった。
エンジ
鬼妖界【シルターン】のトラマタ（虎の猫又版）。不完全な姿だとどうみても猫だが虎。
キルフィス
霊界【サプレス】の悪魔。本来は成人男性姿であるが不完全な召喚で子供の姿になっている。
ルフィール
幻獣界【メイトルパ】の獣人。不完全な召喚により変身能力が失われてしまっているが他のキャラクターに比べると容姿に一番変化が見られない。
ミューノ
ミシュース村出身の旅人。
原石に近い召喚石を使って護衛獣と共に行動していたがディックル村で主人公と出会ったことをきっかけに主人公とともに行動するようになる。
ヴィー
主人公の鍛冶師の親方ロブが召喚した召喚獣。本家サモンナイトの主人公のような『名もなき世界』から召喚されている。本作やたらと主人公に暴力がふられる描写があるが彼女はその上位に食い込む。
主人公と共に暮らしながら鍛冶の指導をしており、『禁断の関係（本人談）』だったロブとの思い出を語る際に乙女モードになる。
レミィ
ボスタフ工房の鍛冶師。ロブ工房と対立関係であるため主人公達と距離を取っている
工房の主であるボスタフを信頼しており、召喚獣もいるがボスタフが嫌っているため召喚することは滅多にない。
ジェイド
ベンソン工房の鍛冶師でありロブの友人（マブダチ）。顔が怖い
ロブ工房のヴィーや主人公とも面識があり、主人公などは『アニキ』と呼んで慕っている。
ティエ
宿屋「ほほえみ亭」の看板娘。
金より心の精神である両親とは対象的に商魂たくましい。
関連動画
動画は『はじまりの石
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関連商品
関連項目
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