サリー・ムンタリ(Sulley Muntari, 1984年8月27日 - )は、ガーナのサッカー選手エンターテイナーである。
愛称はムンたん。ムンタリスタという熱狂的なファンがおり、ムンタリズム(ムンタリ主義)という言葉も生まれている。
交代から90秒で退場する姿はあまりにも有名。
ムンタリの生態
2001年にイタリア・セリエAのウディネーゼに入団。当時のムンタリは有望株であり2年目からレギュラーに定着。
ウディネーゼには5年間在籍し125試合8得点を記録。UEFAチャンピオンズリーグにも出場し大きく成長を遂げた。
更なる成長を求めたムンタリは、2007年にイングランド・プレミアリーグのポーツマスへ移籍する。ポーツマスには1年しか在籍しなかったが、自身初のタイトルとなったFAカップを獲得した。
2008年にイタリア・セリエAのインテルへ移籍。中盤のポジションなら全てそつなくこなすムンタリは当時監督であったジョゼ・モウリーニョに重宝されてインテルのセリエA4連覇にも貢献。ネタっ気もそこまでなく、順風満帆の選手生活を送っていた。しかしその矢先に悲劇は起きてしまう。
2010年3月12日のセリエA第28節・カターニャ戦にて後半33分にエステバン・カンビアッソとの交代で途中出場したムンタリは交代直後に相手選手へタックルをかましてわずか20秒でイエローカードを受ける。
カターニャに与えられたFKの位置がペナルティエリアに近かったため、ムンタリ含む守備陣がペナルティエリア内で壁を作ったが、ペナルティエリア内でFKを手でさわりハンドでPKを献上。ムンタリは2枚目のイエローカードを提示され、レッドカードで退場となった。実に90秒間での出来事である。なおそのPKはきっちり決められて最終的に1-3で敗北。当時インテルはローマとの熾烈なスクデット争いを繰り広げている真っ最中であり、ムンタリのことを笑ってられる状況ではなかった。
2009-10シーズンには上記のようなできごとがありながらも、バックアッパーとしてインテルの3冠達成に貢献。UEFAチャンピオンズリーグ決勝のバイエルン・ミュンヘン戦では後半34分に途中出場を果たし、見事にミスを披露。
「ムンタリ何やってるんだ!!!!」
2010年にジョゼ・モウリーニョが監督から退任すると出場機会が激減。ムンタリは自身のキャリアを再び活性化させようと移籍先を探すことになる。イングランド・プレミアリーグのサンダーランドへのレンタル移籍を経て、ムンタリが選んだ新天地は、インテルと100年以上のライバル関係を持つACミランであった。
インテリスタ兼ムンタリスタ達に惜しまれながら、2012年にイタリア・セリエAのACミランへ移籍。2013年のミラノダービーでインテルと直接対決。何かやってくれるんじゃないかと両クラブのサポーターが期待していた中、その期待に答えるように後半アディショナルタイムに一発退場。やっぱりムンタリはどこにいってもムンタリだったんだね!
2015年にサウジアラビア・プロサッカーリーグのアル・イテハドへ移籍。ムンタリの第一線での活躍は見納めとなった。
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