『サルゲッチュ』は、株式会社ソニーコンピューターエンタテイメント(SCEI)が1999年に発売したゲームシリーズ。
購入者のうち、小学生が約半数を占める非常に有力なタイトルだった。
作品の特徴
この作品は、「ピポサル」と呼ばれる特殊なヘルメット(「ピーク・ポイント・ヘルメット」略して「ピポヘル」)をかぶったサルたちを次々と捕獲していくゲームである。プレイヤーはゲームの主人公を操作し、「ガチャメカ」と呼ばれる道具を駆使してピポサルを研究所へと転送する。
「宇宙初のデュアルショック専用ソフト」としてデビューしてたりもする。
(いわゆるアナログスティック付きコントローラーが必要不可欠であった。)
シリーズ
- 1999/06/24 (PS1) サルゲッチュ
- 2001/07/05 (PS2) ピポサル2001
- 2002/07/18 (PS2) サルゲッチュ2
- 2004/07/01 (PS2) ガチャメカスタジアム サルバト~レ
- 2004/08/05 (PS2) サルアイトーイ 大騒ぎ!ウッキウキゲームてんこもりっ!!(EyeToy対応ソフト)
- 2004/12/30 (PSP) ピポサルアカデミ~ア -どっさり!サルゲ~大全集-
- 2005/03/17 (PSP) サルゲッチュP!
- 初代サルゲッチュを移植したものである。ただし、操作方法等が大幅に変更されている。
- 2005/07/14 (PS2) サルゲッチュ3
- 2005/12/15 (PSP) ピポサルアカデミ~ア2 -あいあいサルゲ~ジャンケンバトル!-
- 2006/07/13 (PS2) サルゲッチュ ミリオンモンキーズ
- 2006/12/07 (PSP) サルゲッチュ ピポサルレーサー
- 2007/07/26 (PSP) サルゲッチュ サルサル大作戦
- 2009/03/19 (PSP) サルゲッチュ ピポサル戦記
- 2010/12/09 (PS3) フリフリ!サルゲッチュ(PS Moveモーションコントローラ専用ソフト)
- 2013/01/31 (PS3/ VITA)プレイステーション オールスター・バトルロイヤル
登場人物及び登場サル
初代~現在まで
- カケル(CV:瀧本富士子 / 石川静)
初代主人公、ヒロキと一緒にハカセの研究所に行ったのが原因でピポサルに過去に飛ばされ、
以後ピポサルをゲッチュする任務に当たる。
サルゲッチュの主人公の中では比較的目立っている主人公で、初代以降の作品にも多く登場している。
「サルバト~レ」で知り合ったハルカに好意を持っており、アニメ「オンエア」ではペアルックを見せている。
得意なガチャメカはメカボー。好きなアニメは「でんぢゃらすじーさん」らしい。 - ナツミ(CV:川上とも子(ゲーム版・アニメ版))
カケルより年上のオレンジの髪にツインテールのお姉さん。
メカとサポートが専門であり、ナビゲートで主人公をサポートする。
「サルバトーレ」及び「ミリオンモンキーズ」では操作キャラとなり、メカロッドとレーザーガンが武器。 - ハカセ(CV:八奈見乗児 / 梅津秀行)※プレスタでは梅津秀行さん
ガチャメカやジテマくんを作ったすごい人であり、ナツミのおじいちゃん。
基本的に戦闘は行わないが、メカハンマーが武器。
「メタルギアソリッド」のロイ・キャンベルとは戦友であるというトンデモな裏設定がある。 - チャル(CV:川上とも子 / 佐藤利奈)※プレスタでは佐藤利奈さん
ハカセが作ったアンドロイド。既に記事があるのでそちらを参照 - ヒロキ(CV:伊倉一恵 / 皆川純子)
カケルの親友、しかしスペクターに操られ敵になってしまう。
ゲームシリーズでは空気キャラだが、アニメ「オンエアー」ではレギュラーキャラになっており
ナツミに恋焦がれる金持ちの少年という設定がついた。 - スペクター(CV:坂本千夏(ゲーム版・アニメ版・劇場版))
モンキーパークで人気だった全身白いサル。ピポヘルを被った事により天才になり超能力を得た事から
サルのサルによるサルの為の世界征服を行う。ピポヘルの形状はピポサルたちと違うようだがアニメでは被ったピポヘルが割れて現状の形状になる描写がある。
いつもメカに頼っているから自身の戦闘能力はたいしたことないと思われがちだが、
実は近距離、遠距離共に使いこなすエキスパートであり、下手をすればカケルよりも強いかもしれない。
アニメではナツミが飼っていた「クータ」と言う白いサルがピポトロンによってピポヘルを被せられスペクターになった。
解決後はピポエンジェルのような影からレースのスタジアムの周回でエネルギーを供給され、クータとは違うスペクターが誕生した。 - ピポサル(CV:なし / 山田ふしぎ、梅田貴公美、並木伸一(アニメ版・劇場版))
スペクターの部下のピポヘルを被ったおサル。パンツの色によって種類が違うのが特徴。サルバト~レで念願のプレイアブル化、サルバト~レでは黄色パンツのピポサルは単体キャラで、その他の水色パンツ・青色パンツ・緑パンツ・黒パンツ・赤パンツのピポサルは「サルチーム」として1つのキャラクター扱いだったが、ミリオンモンキーズで黄色パンツのピポサルもサルチームのメンバーになった。それぞれのピポサルで性能が違う。アニメではサル達から発せられる「サルエナジー」によって人間がピポサルの姿に変身していく現象が発生、最終的にはカケルとチャルの活躍により解決するが地球そのものがピポサルのような顔になり、サトルやサヤカやアキエさんどころかハルカやヒロキ、ハカセやナツミまでもがピポサルの姿にされてしまった。
サルゲッチュ2
- ヒカル(CV:くまいもとこ(『2』・劇場版)→比嘉久美子(『サルサル大作戦』))
カケルの従兄弟、彼がパンツを間違えて送ったことが原因でピポサルのゲッチュの任務を与えられた。
主人公の中では比較的地味な主人公だが漫画後藤版ではカケルを抜いて登場する頻度が高い
主人公で唯一劇場版アニメには登場したがおはコロの方のアニメに登場できなかった。 - ピポッチ(CV:南央美(『2』のみ))
ヒカルのパートナーのピポサル、向こう岸に渡りそこねるとある程度の距離を持ち上げて飛んでくれたり、瀕死になったらクッキーで復活させてくれる。どのようなガチャメカを使ったほうがいいか説明してくれるなどサポートをし、サルゲッチュ初心者考慮をしてくれる。
グレート戦隊ウッキーファイブ
バナナミンZという特殊なバナナを食べてパワーアップしたピポサル。
5人のチームだが、チームワークは悪いと思われる。
- ウッキーレッド(CV:郷里大輔 / 梅津秀行)
ウッキーファイブのリーダー。「っぺ」が口癖。闘いのリングはティラノサウルスがうろついている。
オナラと格闘で戦う。声を担当したのは今は亡き郷里大輔氏、合掌。 - ウッキーブルー(CV:櫻井孝宏 / 川島得愛)
ウッキーファイブの中では基本的に2番目のステージのボスとして出てくることが多い。
「ガンマン十ヶ条」を心情としており、ウッキーピンクが好き。
アニメでは「ニヒル!スリル!デンジャラス!」と奇声を上げる命知らずな冒険オタクになっていた。 - ウッキーピンク(CV:松下美由紀 / 半場友恵)
ウッキーファイブの紅一点であり、人気アイドルサル。
いつも可愛く振舞うが、キレるとメンバー1怖い。
と、言うよりキレた時が本性なので遠慮なくブチのめしたほうがいい。 - ウッキーイエロー(CV:樫井笙人 / 鈴木琢磨)
デブで大きな体が特徴のオカマサル、その大きな体を生かした相撲が得意。
極度のショタコンであり、ヒカルとサトルが大好き。2ではバナナミンZの食べすぎで巨大化し暴走した。
アニメではシェフという設定がついており、比較的まともなキャラになっていた。 - ウッキーホワイト(CV:緒方賢一 / 西村朋紘)
ウッキーファイブの知恵袋、彼らが使っているメカは全てホワイトが作っている。
中でも「ヒカルロボ」は傑作のようでパートナーにしている。
サルゲッチュ3
- サトル(CV:竹内順子(ゲーム版・アニメ版))
3の男主人公、元気一杯な少年。
バケルギアを使って様々な姿に変身する。
何故か扉が開いた際の被害に遭うことが多い。
アニメには二代目主人公のヒカルを差し置いて登場した。
心優しい性格をしており、トモウキの事情を聞いた際にハゲ頭に対して爆笑するスペクターにブチ切れるシーンがある。
その後トモウキのことは「カツラのおじさん」と呼ぶようになった。 - サヤカ(CV:野中藍(ゲーム版・アニメ版))
3の女主人公であり、サトルの双子の姉、似てないのは二卵性双生児だから。
人気アイドルであり、
彼女のファンのピポサルはメロメロになるのでサヤカを主人公にしておくと比較的ゲッチュが楽、
しかしPS2の全年齢対象のゲームでスパッツの太腿のラインや又の割れ目をポリゴンで再現するのはどうかと思う。 - アキエおばさん(CV:大原さやか(ゲーム版・アニメ版))
サトルとサヤカの叔母であり、ハカセの友人。
サトル達のガチャメカは彼女が作っている。好物はプリン。 - ドクタートモウキ(CV:藤原啓治(『3』のみ))
スペクターと手を組んだ科学者、かつてハカセたちとピポヘルの実験に取り組んでいたが、
それが失敗で爆発事件を起こし顔中大火傷を負ってハゲになってしまった。
このころからアフロのカツラを身につけ、全人類に復讐を誓う。 - テレボーグ1182号
トモウキが製造した戦闘ロボット「テレボーグ」の1182号。
ロケットチョップ自爆の際に避難する乗組員の中でたった一機だけ残ってトモウキを心配していた。 - ピポスネーク(CV:大塚明夫)
「メサルギアソリッド」の主人公、スネークの戦闘データをピポヘルにインプットした
スネークそっくりのピポサル。中の人もスネーク本人でサル語で「ウッキッキ!キ!」としゃべる。
サルなのにワニとヘビが好物。
サルバト~レ
- ハルカ(CV:半場友恵(ゲーム版・アニメ版))
女の子に似合わず巨大なメカの世界大会の優勝者、今回の大会で行方不明になった父親を探している。
この作品以降ではカケルに好意を寄せており、アニメではペアルックを見せていた。
ピポトロンブラザーズ
この作品に登場した目的不明のサル3匹。謎の男の研究によって誕生した。
アニメではアホキャラになっており、世界一の暴走族になるため日や奮闘している。
基地は何故か荒波がある崖の上に立てられよく波で流されてしまう。
- ピポトロンレッド(CV:楠大典(『サルバト~レ』『ミリオンモンキーズ』のみ) / 西村朋紘)
ピポトロンブラザーズのリーダー。
アニメでは頭が可哀想になっている。
しかし義理と人情を大事にする性格にもなっており、それがカケル達を助けることもあった。 - ピポトロンブルー(CV:なし / 鈴木琢磨)
アニメではレッドの腰巾着、「流石レッドだぜぇ!」が口癖。
スペクターの基地のエネルギー供給のタワーが無くなっているのを見て、
思い切り他局の「欽○○の仮装大賞のやつも無くなってるな」と言った。 - ピポトロンイエロー(CV:なし / 山田ふしぎ)
アニメでは「ピポ」しかしゃべれなく、子供のように無邪気な性格。だが切れると怖い。
その他
ミリオンモンキーズ
- ピポトロンJ(CV:なし / てらそままさき)
新ピポトロンのリーダー。部下のことは大事に思っている。
アニメでは言葉を話せており、凛々しいしゃべり方をする。 - ピポトロンメタ(CV:楠大典 / 梅田貴公美)
変幻自在な能力を持つピポトロン。スペクターに化けていた。 - ピポトロンG(CV:楠大典 / 並木伸一)
ピポヘルを被って力を身につけたピポゴリラ。プレスタではカケルの仲間として登場した。
アニメではナツミが幼少の頃会ったゴリラという設定があり、やさしい性格であった。 - ピポトロンクラック(CV:楠大典 / 桐本琢也)
上手なハッカーで、『ミリオンモンキーズ』ではチャルをウイルスに感染させた。
アニメでは、幻影を実体化したり物を召喚したり出来る。
他作品において
「メタルギアソリッド3」において、主人公のスネークがピポサルをゲッチュするというミニゲームがあった。
基本的な操作はメタルギア準拠だが、なかなか凝った作りになっている。
「どこでもいっしょ レッツ学校」ではポケピ達に黄色のピポサル達がしりとりバトルを仕掛けてくる。
「ラチェット&クランク3」・「ラチェット&クランク4th」ではとある隠しコマンドをポーズ画面で入力すると「ピポサルラチェット」が使えるようになる。
漫画
『コロコロコミック』で後藤英貴により、『サルゲッチュ ウキウキ大作戦!』が連載中。既刊8巻(単行本のタイトルは『サルゲッチュ』)。
ちなみに旧タイトルで5巻刊行されていたが、作者のPCが壊れたため、実質絶版となっている。
アニメ
- レッツ ゲッチュ サルゲッチュ
- 劇場版サルゲッチュ 黄金のピポヘル・ウッキーバトル(2002年夏公開)
- サルゲッチュ ~オンエアー~(2006年4月1日~9月30日放送)
- サルゲッチュ ~オンエアー~ 2nd(2006年10月7日~2007年9月29日放送)
関連動画
◆コラボ
コミュニティ
関連項目
外部リンク
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