サンクレッド・ウォータースとは、「ファイナルファンタジーXIV」の登場人物である。
概要
「暁の血盟」の賢人(幹部)のひとり。旧版では師ルイゾワ・ルヴェユールが率いる「救世詩盟」に所属しており、第七霊災でルイゾワが行方不明になったのを機に、他のメンバーらと共に「暁の血盟」に合流した。
少年期はリムサ・ロミンサで窃盗をして生計を立てていた。
ある日、ルイゾワの荷物に狙いを付けるが、その結果返り討ちに会い、ルイゾワからその能力を世のため人のために使うよう諭され、学術都市シャーレアンへと連れていかれる。そこでルイゾワに徹底的に性根を叩き直され、サバイバル・諜報スキルを評価されて賢人位を取得する。
もともと姓を持たなかったが、ルイゾワに拾われた際に河川と知識を司る神サリャクにちなんで、水を意味する「ウォータース」の仮姓を与えられた。
旧版では一人称が「私」で、行く先々で女性を口説く吟遊詩人だった。新生エオルゼア以降は一人称が「俺」に変わるが、ここでもまだ女性を口説くシーンがたびたび見られた。これは妹として接しているミンフィリア・ウォードが自分に想いを向けているのを知った上で、彼女が「暁の血盟」の盟主としてやろうとしていることを邪魔しないように、意図的に距離を置くためとされている。ただし、サンクレッド側からもミンフィリアを異性として想っているような描写もある。
蒼天のイシュガルド以降はミンフィリアが遠くへ行ってしまったため、女性へのアプローチをする機会は大幅に減っていて、むしろ硬派な性格になる。しかし、女性を「レディ」呼ばわりしたりセリフ回しなどに当時の面影が見られる。
漆黒のヴィランズでは、「ミンフィリア」と呼ばれミンフィリア・ウォードとも関係深い少女と出会い、非常に複雑な思いを抱くことになる。
能力
旧版では短剣を片手剣のように持って戦い、新生エオルゼアからは短剣二刀流の双剣士(≒忍者)のスタイルに変わり、さらに漆黒のヴィランズからはガンブレイカーに変わり貴重なタンク(盾役)を担う。
ストーリー中では前述の諜報スキルを活かし、たびたび単独行動をしては敵地で情報収集や破壊工作などをやっている。
新生エオルゼア編で一時的にアシエンに肉体を乗っ取られたことにより蛮神のテンパード(洗脳による信徒)になりやすくなり、さらにヤ・シュトラのエンシェント・テレポに巻き込まれた影響により魔法が使えないというハンデを背負うことになった。
全裸とナッツイーター
ヤ・シュトラのエンシェント・テレポに巻き込まれたときと水晶公の召喚術によって第一世界に召喚されたとき、全裸の姿をプレイヤーに披露している。
エンシェント・テレポ後のシーンでは局部が見えてしまいそうなカメラアングルなのだが、都合よくナッツイーター(リスのような小動物)が通りかかっており、見事に局部を隠している。
以来、サンクレッドにとってナッツイーターは相棒と呼べる存在になる。公式の書籍にも「相棒:ナッツイーター」と書かれている。
漆黒のヴィランズでは、ヤ・シュトラが再びエンシェント・テレポを使い、その後の合流の際に彼女が裸で現れるんじゃないかと危惧して、「相棒」の用意をしていたようである。当のナッツイーターが第一世界に渡ってきたとは考えにくいので、おそらく現地でまた別のナッツイーターを見つけたのだろう。
ちなみに「ナッツイーターで裸を隠す」というのはプレイヤー視点での話であり、本作のメインストーリーでは珍しいメタフィクションネタと言える。
関連動画
関連項目
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