サンシャイン60とは、サンシャインシティのシンボル的な存在である。地上60階、地下5階。239.7m。
概要
巣鴨拘置所(「私は貝になりたい」で有名な拘置所)の跡地に建てられたビル。
1978年に竣工してから1985年に韓国の63ビル(249m)が竣工するまでは東洋一の高さを誇っていたビルであった。
また、1990年に都庁(243.4m)が竣工するまでは高さは日本一であった。
ただし、展望台の高さは都内一である(226.3m、海抜269.8m、東京タワー特別展望台(海抜268m)より高い)。
長きにわたり親しまれてきたサンシャイン60展望台であったが、2016年春のリニューアルオープンを目指し、2015年5月6日をもって営業終了した。
また、かつては屋上展望台として「スカイデッキ」が開放されていたが、後述の事故の影響で閉鎖された。
エレベーターは1~4バンク(オフィス用)は東芝製、5バンク(オフィス、スカイレストラン、展望台用)は三菱電機製である。
このうち三菱電機製のエレベーターは分速600mと1993年の横浜ランドマークタワー(分速750m)、2004年の台北101(昇り分速1,010m、下り分速600m)に抜かれる最も最速なエレベーターであった。
主な施設
- 屋上:スカイデッキ(閉鎖中)
- 60階:サンシャイン60展望台
- 58・59階:スカイレストラン
- 9~58階:オフィスフロア(16・17・28・38・48階にエレベーター乗継階)
- 7・8階:クリニックフロア
- 4階:4階ロビー(サンシャイン広場に連絡)
- 3階:専門店街アルパ連絡
- 1階:オフィスロビー
- 地下1階:サンシャイン60展望台入口
- 地下2・3階:地下駐車場
ハローワーク
サンシャイン60の3階には、「ハローワーク池袋 サンシャイン庁舎」があり、雇用保険受付、職業相談などを行っている。管轄は豊島区、板橋区、練馬区の在住者。
職業検索や紹介などは他のハローワーク同様、どこに住んでいても利用出来る。
サンシャイン60展望台
サンシャイン60展望台は、37年もの長きにわたり親しまれ、累計4,000万人もの来場者を集める人気施設であったが、年間の来場者の数はピーク時の260万人からここ数年は40万人まで減少しており、新たな魅力を生み出すため一時休館してリニューアルすることになった。
これに伴い、2015年3月20日から同年5月6日まで、「37年間ありがとうフェスタ inサンシャイン60展望台」と題して多くのイベントが行われた。
最終日(5月6日)の営業は、特別に深夜0時まで行われた。リニューアルオープンは来年初の予定である。
スカイデッキ
サンシャイン60に設置されているスカイデッキは、数少ないビルに設置されている屋上展望台である(都内では他に六本木ヒルズ森タワーにある)。
基本的には土休日のみ開放されているが、夏休みなどの多客期は平日でも開放されている。ただし、悪天候の場合は閉鎖される。
しかし、現在は後述の事故により、閉鎖されている。
飛び降り事故
1998年8月25日、20代の女性がスカイデッキから飛び降り自殺をする事故が発生。これにより、柵は簡単に乗り越えられないものになり、警備員も配備された。その後、14年間は特に事故は発生しなかった。
しかし、この柵、簡単には乗り越えられないだろうが、やろうと思えば乗り越えられる可能性があったのである。警備員がいる&あまりにも高いために、飛び降りる人がいなかっただけなのである。
そして、2012年8月24日、埼玉県の男子高校生が飛び降り自殺をする事故が発生。対策が万全では無いことが明らかとなる。これにより、スカイデッキは閉鎖されることになった。
関連動画
関連項目
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