サンダーバード2号とは、
1の概要
御存じ旧称は「雷鳥(スーパー雷鳥)」であり、1995年4月20日の681系導入に際して「スーパー雷鳥(サンダーバード)」のサブネームが付けられた。その後1997年3月8日に、列車名を現在の「サンダーバード」に改称した。
列車番号は4002M。
始発駅は金沢駅で、終着駅は大阪駅である。2015年3月14日の北陸新幹線金沢開業前日の3月13日までは、富山駅始発であった。富山駅始発時代は、富山駅の上り方面の一番列車でもあった。
5時35分に金沢駅を発車すると小松→福井→武生→敦賀→近江今津→堅田→京都→新大阪と停車し、終点大阪に8時22分(土曜・休日は8時19分)に到着する。停車駅は各府県の県庁所在地や主要都市に停車し、また到着する時間が時間なので朝一の会議に間に合うとか何とか。
「サンダーバード」の名前と言う事であの格好で運転士バージル、車掌ブレインズ、車内販売員のミンミンという組み合わせなんてあるわけないが、登場時にはテレビのサンダーバードとのコラボCMが登場している。
前述の通り、現在は金沢駅始発になっているが、新幹線開業前の始発駅であった富山駅からは、開業した北陸新幹線の始発列車(つるぎ701号)でも旧北陸本線のあいの風とやま鉄道・IRいしかわ鉄道の始発列車(420M列車)でも金沢駅到着は前者は6時35分、後者は6時31分となってしまい、金沢駅を5時35分に発車するサンダーバード2号には乗り継げず、乗り継げるのは、金沢駅を6時45分に発車するサンダーバード6号になってしまった(新幹線の金沢駅到着時刻が遅いのは法律で新幹線は6時以降にしか運行ができない為)。
使用車両
- 683系0番台(2001年3月3日~2010年3月12日、2015年3月14日~)
- 683系4000番台(2010年3月13日~2015年3月13日)
- 683系2000番台(同上)※R編成のみ充当
- 681系0番台(1995年4月20日~2015年3月13日、2015年6月20日~)
※2010年3月13日以降は付属編成のみ充当 - 681系1000番台(2001年9月頃~2010年3月12日、2015年7月~2019年9月)
※2015年7月以降は基本編成のみ充当
2の概要
現場へ救助機材を輸送する大型の輸送機である。大きさはボーイング747と極めて近い。濃い緑色■のボディに一見すると車体に対して明らかに小さく、前後が逆になっている主翼が特徴である。サンダーバード2号の最大の特徴は作戦に合わせて換装できるコンテナを装備している事である。これにより、作戦毎に機材を載せ換える必要もなく、出動から現場到着までの時間を大幅に短縮している。パイロットはバージル・トレーシーである。コンテナなしの単体でも飛行可能で、本体部分にはクレーンアームやマシンガンの装備もある。また、撮影の都合で側面の「THUNDERBIRD 2」の「2」の大きさがカット毎で異なる事もあった。
速度は8000km/hであり、サンダーバード1号12000km/h(24000km/hの資料あり)と比べれば、速度こそ劣るものの、あのファイヤーフラッシュ号よりも、ずっとはやい!!というとてつもない性能を誇る。また、垂直離陸のできるVTOL機であり、滑走路が必要のない非常に便利な航空機である。その利用目的から助手として乗り込む隊員が多く、出動の際には誰かしら乗っているケースが多い。なお、一度だけアメリカ海軍に不審機として撃墜された事がある。
救助隊の最前線で常に活躍している事やそのスタイル、コンテナポッドのギミックの完成度の高さなどから、数あるサンダーバードのメカの中でも随一の人気を誇る。ちびまる子ちゃんでの描写を始め、多くの番組でこれにヒントを得たメカが出るなど、特撮の世界に与えた影響は大きい。
コンテナポッド
サンダーバード2号の最大の特徴でもあるコンテナは利用目的に合わせて、発進時に本体と装着される。この際、伸縮自在の脚部によって装着・切り離しが出来る。また、飛行中の切り離しも可能である。ナンバリングごとに使用目的が決められている。
- 火災目的・軽重機(小型電波中和車、エアークッションカー等)
- 大型クレーン
- 航空事故目的(エレベーターカーなど)
- 海難救助目的(サンダーバード4号)
- 重土木機器(ジェットモグラ・磁力牽引車・ジェットブルドーザー等)
- 予備用コンテナ
5番コンテナはジェットモグラといったメカ以外にもアランの参加するオートレース用の自動車やミンミンとブレインズが行ったアナスタ湖探検のモーターホームを搭載しており、また内部にブレインズが作戦中に使用する研究室があり、出番としては割かし多い。なお、サンダーバード4号のような地上以外で発進するメカやアランの使用したオートレース用自動車の様な小型メカ向けにスロープを設置している。
コンテナ内の救助用機材
高速エレベーターカー
記念すべき第一話に出てきた救助用車両。使用目的は車輪が出なくなった航空機を胴体着陸させることなく、エレベーターカーに載せることで爆破・火災などの危険から回避させるものと思われる。劇中では着陸の衝撃で爆弾が爆発しないようにする為に使用されている。この車は3台で活動し、うち1台は有人のマスター(1号車)で残り2台(2・3号車)はマスターより遠隔操作をされているスレーブである。マスターとスレーブの違いはキャブの有無である。車内ではハンドル状のものを使って、スレーブの位置を調節している。万一の不調に備えて、1台予備(4号車)がある。3番コンテナに装備されている。
ジェットモグラ
ドラえもんに出てきたモグラの形をした穴掘り用の道具である。第二話が初登場。劇中では「モグラー」と言われる事もある。主に地底での救助活動に使用される。エンディングでも数ある救助用メカの中からジェットモグラが出ている事もあり、人気・知名度共に非常に高い。5番コンテナに搭載されている。
なおジェットモグラ本体はドリルのついている黄色い本体部分をいい、陸上走行用ユニットがついている場合はジェットモグラタンクと言われる事が多い。特徴は言うまでもなくドリル。地上走行用のユニットにある土台を押し上げて、地面にドリルを向ける。これを回転させ、地面に穴を開ける。そしてドリルを回転させながら高速で地面をもぐる。
おそらく、ドリルを使ったメカはサンダーバードが初めてであり、地底にもぐる事という事といえば一般的には鉱山での作業のようにつるはしやスコップを使って掘り進めるというイメージがあったが、高速で地面を掘り進む姿に多くの視聴者に衝撃を与えた事は想像に難くない。現在もこの手のメカにおける一種のアイコンとなっており、現代に至るまでドリルと言えばジェットモグラのようならせん形状を想像する子供も多い事だろう。国内の特撮作品のみならず、各方面にも多大な影響を残しているであろう。
なお、ジェットモグラという名称は日本だけの名称であり、本国では「The Mole」といわれており、この言葉を和訳すると「モグラ」という意味である。
ジェットブルドーザー
主に火災現場において、崩壊した瓦礫の撤去に使われるメカである。耐熱性に非常に優れており、消火用弾を発射できる。ジェットモグラを使用する際に露払いのような組み合わせで使われる事がある。本国では「The Firefly」、つまりホタルという名称である。どこがどうホタルかはわからないが、和訳のジェットブルドーザーにしてもジェットなのにディーゼル音がすると言う事を突っ込んではいけない。
磁力牽引車
穴などに落ちた車両などを引き上げる際に使われる。強力な電磁石を使って救助対象物にそれをくっつけ、ウィンチで引き上げる。2台を使用し、1台は有人のマスター(1号車)で、もう1台はマスターからの遠隔操作のスレーブ(2号車)となっている。エレベーターカーと違い、磁力牽引車のスレーブにはキャブがあるが窓がないのが特徴である。
エアークッションカー
火事などで高所から飛び降りざるを得ない場合において、地面に叩きつけられないようにエアーを使って、被災者を安全に着地させる事のできるメカ。19話に登場。
電波中和車
電波を発信して機械に指令を出したり、無力化する事ができるメカ。使用する対象によって、大型のものと小型のものが存在する。大型の物は作業トラックベースである。大型車は電波を宇宙空間まで飛ばす事が可能で、これにより太陽へ一直線であったサンダーバード3号を救った事もある。
作業トラック
国際救助隊の格納庫に置いてあっただけで本編では一度も活躍していない。
オートレース用自動車
ブレインズが開発した特別製のエンジンを搭載した自動車でオートレース参戦用に作られた特注の自動車。垂直尾翼のような空力装備が特徴である。アランの栄光を妬んだライバルによって強奪されたが、最終的にサンダーバード1号の手…と言うか自爆な事故を起こした。
サンダーバード4号
海上救助を専門としたメカであり、ゴードン・トレーシーの愛機。小ぶりではあるが、9000mぐらいまで潜水が可能であり、水中では300km/h近い速度をだせるなど、小さくても秘めたるポテンシャルはどのマシンにも劣らない。実は陸上も走れる。まさにゴードンの、ゴードンによる、ゴードンの為のマシン。詳しくは「サンダーバード4号」を参照されたい。
サンダーバード6号
映画「サンダーバード6号」に搭乗した飛行機であり、「サンダーバード」の時代からすれば、前時代を通り越して骨董品の部類であるレシプロ式の複葉機である。元々、スカイシップ1の処女飛行に際して、アランとミンミンが飛行機で空港に行く手段で敢えて選択したのだが、終盤においてその軽量・小型な期待が大いに活用できる場面があり、サンダーバード6号を命名された。
出動~発進まで
基本的にサンダーバード1号が発進し、スコットが現場を確認し、救助方法を検討したのちに発進する事が多い。
- 壁に掛けてあるロケットの絵にバージルが張り付くと反転をして、滑り台のようなスロープを頭を下にして下る。
- 途中で方向転換をして、サンダーバード2号上部から進入する。その際、スロープの最下段は座席となる。
- 舵が手前に出て、コンテナポッドが登場する。目的に合わせたコンテナポッドを選択すると伸び状態となっている脚部が収納され、離陸準備に入る。
- 岩壁に偽装された格納庫の扉が開き、サンダーバード2号が現れる。そして正面にあるヤシの木が倒れ、滑走路が出来る。
- 滑走路を端まで進むと、その端がせり上がってカタパルトを形成する。
- カタパルトはサンダーバード2号の動力を使用するが、その際ジェットによる焦げを隠避する為、後部の滑走路が一部せり上がる。そして発進するすぐに落ちて爆発する
ここまでを2分以内で終了する。なお、助手などが乗り込む際はエレベーターを使って別の所から乗り込む。
隠ぺい工作
サンダーバードのメカはファイヤーフラッシュ号のような最新鋭航空機のさらに一歩先を行く技術の為、これが悪意のあるものの手に渡れば世の中が混乱することは必定である。また、基地を知られればフッドのような悪人が乗り込む事は明らかである。サンダーバード2号とて例外ではなく、機体の特性上、これに併せた隠ぺい工作がトレーシーアイランド全体に及んでいる。
発進時
バージルが出動する際はジェフが空軍時代に搭乗したロケットの絵画が反転するようになっている。彼らの居間のベランダの下は岩壁となっているが、これこそが格納庫の出入り口であり、傍からでは格納庫への入り口と分からない。そして滑走路もヤシの木で隠ぺいされており、これが倒れて滑走路があらわになる。また、撃墜された際の描写から万が一の火災における消火剤噴射口も存在している。
離陸も本来ならばVTOL機なので垂直離陸も可能であるが、滑走路にジェット噴射によって焦げがどうしても発生し、そこからバレてしまう危険性がある為に敢えて滑走路の先端をカタパルト状にして発進する。その際もジェット噴射で滑走路の焦げを出さないようにカタパルト後方に壁が出来る。余談ながら、滑走路の先端の先もまた一種の偽装になっており、ここはせり下がってサンダーバード4号発進の際に使用される。
機体の修繕
一度、アメリカ海軍に不審機と間違われて撃墜をされた事があり、修理をする必要があったが、部品は全て外注である。この際には一か所からではなくあちこちの航空会社から部品を仕入れて組みあげているようである。これはサンダーバード2号の複製防止や発注者側に意図を悟られない為である。
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関連項目
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