概要
サンドスター(砂の星)とは、メディアミックス作品「けものフレンズ」に登場する謎の物質である。その全容は明らかにされていない。
特徴
- 動物などに接触することでフレンズ化(ヒト化)させることができる。
- 完全に分断された個別の環境を構築できる。
- 無機物などに接触することでセルリアンが誕生することもある。
- セルリアンはサンドスターを食べると考えられている。
- 複数の種類が存在する。
- 状態を永久に保存することもできる。
- サンドスターで賞味期限が伸びる。
- 物理法則を変更できる。
ミノフスキー粒子やゲッター線の他、Gストーン、ミール、フォニックゲインなどと並べても違和感のない代物である。もし仮にこれが完全制御できるのであれば、人類はフレンズたちとともに何時の日か星の海を渡れるようになる可能性すらある。なお、コミックアプリ版では空から降り注いでいたサンドスターであるがアニメ版では火山から噴出しているという差が生じている。世界の根幹設定である為、今後も詳細が明かされることはないと思われる。
種類
アニメ版1期では下記の二種類のサンドスターが登場した。
- サンドスター
- サンドスター・ロウ
このサンドスター・ロウだが、「ロウ」が何を意味するのかは作中で触れられていない。
公式許諾を受けた海外での配信サイトでの表記を確認すると、英語字幕では「Sandstar Low」となっており「低い」「悪い」「下等な」という意味合いの「low」が使われている。一方、簡体中国語字幕では「砂之星ρ」となっており、ギリシャ文字の「ρ」(ロー)があてられている。これらの字幕がどれだけ元制作者の意図を汲んだものかは不明。
フィルターで無害化されていない「未加工の」「生の」と言う意味の英語「raw」ではないかという意見を唱える視聴者も居る。それを裏付けるように、2017年5月26日にニコニコ生放送で行われた「たつきおにいさんコメント参加【ライブビューイング同時開催】「けものフレンズ」全12話一挙放送」ではたつき監督より「いろんな説ありつつ、生、のニュアンス」とのコメントが投稿された。[1]
また、アニメ版オフィシャルガイドブックの6巻のパッケージ裏には「サンドスターって、2種類あるの?」という質問が記されている。だがそれに対する答えは「(前略)その時代、その場所によって言い伝えられている呼び方や種類はかわっていきます。(後略)」とあり、2種類に限定しないともとれるぼかした返答となっている。またこの回答で同時に、歴史上「ジャパリパーク」とは異なる時代・場所でもフレンズやセルリアンが生み出されていた可能性が示唆されたとも言える。
コンセプトデザイン展やガイドブックでは「セルリウム」という物質についても触れており、セルリアンを生み出し、フィルターを通すことでサンドスターになると説明されている。この説明からサンドスター・ロウとセルリウムはほぼ同じものを指していると思われる。アニメ版2期ではサンドスター・ロウではなくセルリウムの名前が登場した。変更された理由は不明だが、1期では無害化してサンドスターになる点を強調したかったのに対して、2期ではセルリアンの素だという点を強調したかったのかもしれない。
けものフレンズ3では、セルリウムが輝きと反応してセルリアンが生まれ、セルリアンを撃破するとサンドスターになると説明されている。
着想元
『けものフレンズ』の「コンセプトデザイン」を務める吉崎観音がインタビューで語った内容によれば、サンドスターのビジュアルは沖縄で見かけた虹色に彩色された「星の砂」からヒントを得たとのこと。[2]
また、アニメ「けものフレンズ」最終回見逃し上映会でアニメ制作スタッフから語られた内容によれば、アニメ版のサンドスターのビジュアルはビスマスの結晶が元になっているとのこと。少しサンドスターと形状の感じは違うが、ビスマスの結晶も特徴のある幾何学的形をしており、虹色の光沢を持っている。
関連動画
関連静画
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関連チャンネル
関連項目
脚注
- *「修正版 けものフレンズ全12話一挙放送 たつきおにいさんのコメントまとめ
」の動画、再生時間06:48時点で確認可能
- *「けもフレ」沖縄限定グッズが好評 アニメ放送のない沖縄でなぜ? 意外な接点ありました | ウェブマガジンWコラム記事 | 沖縄タイムス+プラス
より
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