サンドバッグとは
実は和製英語であり、正確には「punching bag」(パンチングバッグ)である。
概要
布や革などの中に、砂やおがくず、布きれなどをつめたもの。大きく分類すると
- 鎖やチェーンなどで空中に吊るす「吊り下げ型」
- 重い土台の上にサンドバッグが乗っている「スタンディング型」 …のものがある。
主に、ボクシング・キックボクシング・空手などの打撃系の格闘技の練習に用いられるが、ラグビーなどの、激しく肉体を接触させる球技のタックルの練習にも使われる。国によっては軍隊/特殊部隊などで近接格闘や闘争心を養う訓練に用いられる場合もある。
ゲームセンターなどのパンチングマシンやストレス解消などにも用いられる。
子供が遊びで使えるような小さく軽いものから、100kgを超す巨大なものまで、サイズや重量はさまざまで、ボクシングジムでよく見かける、パンチをリズミカルに打つための小型で軽量の「スピードバッグ」など、特定の練習目的に作られた形状のものもある。
中に砂が入っているとはいえ殴りごたえのある硬さがある場合が多く、特に素手の状態、適当に変な角度で殴ると指や関節などを傷める場合があるので注意。
その他
格闘技をはじめとしたスポーツで、一方的に攻撃を受けてしまう状態のことを「サンドバッグ」ということがあり、一般社会においても、(物理的・比喩的・人数等を問わず)一方的に攻撃・罵声・暴言などを浴びせられる状態のことを「サンドバッグ」と呼ぶことがある。フルボッコとも。
サンドバッグがない場合、太い丸太や木の枝・幹などに布などを巻いて標的とする場合もある。
関連動画
関連項目
- 1
- 0pt