サンバーダードとは、「とんねるずのみなさんのおかげです」の一コーナーである。
概要
元ネタは御存じ「サンダーバード」である。1988年ごろに放映されていた。
なかなか精巧なミニチュアとセット、とんねるず流のエッセンスを加えて一部に人気がある。相当細かい所ではあるが、オリジナル同様に2号の発射台の下部は鉄道模型の鉄橋を流用したものを使用したり、会話の部分でアテレコを使用していたりと、雰囲気を結構細かく再現している。同時期に放映していた仮面ノリダーの陰に隠れてしまいがちだが、ある年代においてサンダーバード=タラコ唇というのはこの番組の影響が少なからずあるのではないかと思ってしまう次第。主題歌はハニーナイツのカバーバージョンを使用していた。このバージョンは現在に至るまでオリジナルで放映されたことのないバージョンであり、地味に貴重である。
全体的にサンダーバードのキャラの特徴が誇張されており、タラコ唇もさることながらカクカクした動きもかなり大袈裟なものとなっている。またタカがムーンウォークをしたり、アキラはパントマイムでその身体能力を発揮したりと、とんねるずお得意の小ネタもそこかしこにちりばめられている。細かい設定が違ってる[1]のは御愛嬌[2]
とりあえず、まともな救助活動はしてない。それどころか、被害をより甚大にして「やばい、逃げろ」と言って立ち去るのがお約束である。爆弾を抱える4号の真下へ2号がコンテナを真っ逆さまに落としては大爆発(当然2号も巻き添えを食らう)、崖から車ごと落ちかけているパーカーとペネロープを、2号のジェット風圧でダメ押しして崖下へ突き落としてしまう、地震の救助でジェットの風圧の為にがれきが落ちて人々が生き埋めになる、といった始末。彼らの救助活動は、いつもこんな調子である。
この他、「ゴジラVSビオランテ」のパロディでもある「ヒゲゴジラVS仮面ノリダー」にも一瞬出演している。お約束であるが墜落している。
このように10分にも満たない1コーナーにもかかわらず、キャストがなかなか豪華で凝りに凝ったセットや手のかかる演技という具合にとにかく予算が潤沢に使用できたバブル期を象徴するといっても過言ではない。
キャラクター
- パパ(演:ロバート・マッカーティー 声:岡村学→銀河万丈)
ジェフ・トレーシーがモデル。ヒゲ面。初回ではとんねるずのオールナイトニッポンを聞いて爆笑していた。台本飛ばしをしてしまうそそっかしい一面もある。 - タカ(演:石橋貴明)
サンバーダード2号担当。なるほどの「ど」でみかん1年分とベンベルグゲット。離陸直後に墜落。よく操縦桿をすっぽぬく。ノリから兄さんと呼ばれている。 - アキラ(演:清水アキラ)
歌担当。小動物。アホの子。パントマイムがやたらうまい。村田英雄のモノマネをするのがパパとのお約束らしい。何気に「思い出の渚」繋がりで本家・鳥塚と共演。初回のみ「3号」と呼ばれた。マリオネット五木など彼の十八番を劇中でいかんなく披露。 - ノリ(演:木梨憲武)
サンバーダード4号で利根川のとんでもない原住民を発見、ミシシッシッピー川へいく途中に岩に激突。割かし常識的な性格でツッコミが多い。 - パーカー(演:鳥塚しげき)
ザ・ワイルドワンズの鳥塚しげき氏がパーカーに似ているという理由だけで採用された。最近、奥さんがラマーズ法で出産したらしい。タカらを「坊ちゃん」と呼ぶ。 - ペネロープ(演:ティナ・デイビス 声:高山照代)
オリジナルとは違いパパと親子関係のようで、タカらから「姉さん」と呼ばれている。オリジナルと同じく長いシガレットホルダーを使用。 - アナウンサー(演:逸見政孝)
あの逸見さん。当時のスーパータイムの曲と共に登場。当時、フリーになった事から、それをネタにされている。 - 1号パイロット(演:ディラン・タンナー)
OPで倒れて病院送り。
登場機材
それぞれご丁寧にも「THUNBERDIRD」としてある。全体的にろくな目に合わない。
- サンバーダード2号
タカが操縦する機体でオリジナル同様一番登場機会が多い機体。ただし、操縦桿がすっぽ抜けたり、トラブル起こしたり、飲酒飛行の末にビルに衝突したりと破壊要因でもある。また、六本木のど真ん中に路駐して六本木署から連絡来たり、タカらがナンパしたちゃんネーを同乗させたりと隠すつもりのなさに定評がある。
居間から2号までの滑り台は非常に長く、摩擦で煙が出てしまうので消化器がある。なお、一番最初の放送でのカタパルトから落下する下りは、現実に即せばそうなるとのこと。
コンテナの番号は3番までで、後は「な」、「る」、「ほ」、「ど」と平仮名が続く、「ど」を選ぶとミカン1年分、更にチームを応援した人にはベンベルグ1年分がもらえる。 - サンバーダード4号
ノリが操縦する潜水艦でオリジナル同様陸上走行も可能。ミシシシッピー川へ向かう途中で岩に激突したり、不発弾の輸送途中に2号のコンテナ落とされて爆発したりした。どうも船内はかなり揺れるようで、ノリは船酔いしていた。 - サンバーダード1号
OPで倒れてそれっきり。 - サンバーダード3号、サンバーダード5号
OPのみに登場。 - ペネロープカー
劇中では特に名称無し。初回ではオープンカーであったが、二回目の登場ではランボルギーニ・カウンタックとなっていた。がけ下に引っかかっていたが、救助に来た2号の風圧によって、追い打ちをかけられて転落。
関連動画
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関連項目
脚注
- *ペネロープと姉弟関係だったり、パーカーがタカらを「坊ちゃん」と呼んだり等
- *とんねるずのパロディ全体に通じる事だが、ネタはとんねるずが少年時代に見ていた番組を大人になってから「ごっこ」するようなものであり、細かい部分は大変に細かいのだが、同時に彼らが見てたと思われる他の番組と混ざっているので元ネタの設定とは少々異なる。例として、仮面ノリダーではチビッコハウスの描写があるが、これは「タイガーマスク」の設定が混じった結果である。
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