サンロクトオとは、1961年に日本国有鉄道が行ったダイヤ改正の通称である。
概要
国鉄のダイヤ改正は大きく分けて小刻みなダイヤ修正と大規模な白紙ダイヤ改正の二種類に分けられる。サンロクトオは後者に分類されるダイヤ改正の一つで、改正日時の「昭和36年10月1日」から年月を取って「サンロクトオ」と呼ばれている。同様に命名されたダイヤ改正には1968年(昭和43年)10月の「ヨンサントオ」や1978年(昭和53年)10月の「ゴーサントオ」等がある。
このダイヤ改正では主に優等列車が大増発された。特に特別急行列車は東海道本線・山陽本線・九州・東北にしか運行されていなかったのが、このダイヤ改正で四国を除く全国に運行されるようになった。
特急列車の9往復から26往復の約2倍増には劣るものの、急行列車も63往復から113往復に、急行の下位種別で乗車券の他に料金の要った準急列車も100往復から224往復にそれぞれ増発されている。
優等列車は大増発されたものの、長距離普通列車等は運行区間分割や準急等に格上げされて数が削減された。例えば東京駅と門司駅を結んでいた普通列車は大阪駅や姫路駅発着となった。
ダイヤ改正後の全特急列車
| 列車名 | 運行区間 | 本数 | 備考 |
|---|---|---|---|
| 改正前から存在した特急 | |||
| つばめ | 東京駅~大阪駅 | 2往復 | |
| こだま | 東京駅~大阪駅 | 2往復 | 改正前は神戸駅発着もあり |
| かもめ | 京都駅~長崎駅・宮崎駅 | 1往復 | 改正前は博多駅発着 |
| はつかり | 上野駅~青森駅 | 1往復 | |
| はやぶさ | 東京駅~西鹿児島駅 | 1往復 | |
| さくら | 東京駅~長崎駅 | 1往復 | |
| あさかぜ | 東京駅~博多駅 | 1往復 | |
| 改正後に誕生した特急 | |||
| 富士 | 東京駅~宇野駅 | 1往復 | |
| 東京駅~神戸駅 | 1往復 | ||
| はと | 東京駅~大阪駅 | 1往復 | 1960年6月につばめに吸収されていた列車名を復活 |
| おおとり | 東京駅~名古屋駅 | 1往復 | |
| まつかぜ | 京都駅~松江駅 | 1往復 | |
| みどり | 大阪駅~博多駅 | 1往復 | 12月14日まで運休 |
| へいわ | 大阪駅~広島駅 | 1往復 | 1950年1月までの運行区間とは異なる |
| うずしお | 大阪駅~宇野駅 | 1往復 | |
| 白鳥 | 大阪駅~上野駅・青森駅 | 1往復 | |
| つばさ | 上野駅~秋田駅 | 1往復 | |
| ひばり | 上野駅~仙台駅 | 1往復 | 翌年4月26日まで運休 |
| おおぞら | 函館駅~旭川駅 | 1往復 | |
| みずほ | 東京駅~熊本駅 | 1往復 | 毎日運転の臨時列車 |
| 不定期列車 | |||
| ひびき | 東京駅~大阪駅 | 2往復 | 1往復は改正前から存在 |
| 合計 | |||
| 9往復→26往復 | 併結運転のかもめ・白鳥はそれぞれ2往復と数える | ||
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