サーバル(けものフレンズ)とは、メディアミックス作品『けものフレンズ』の看板娘…ならぬ看板動物である。
概要
ゲーム版・アニメ版ではメイン、マンガ版では主役であるキタキツネに次ぐ立場である等、上記に記したように「けものフレンズ」の看板を務めるサーバルをモチーフとしたアニマルガール。
大きな耳と高い運動能力、そしてとっても明るい性格が特徴的な子である。媒体によって性格や設定に多少の差は見受けられるものの、作中で主人公が最初に出会うフレンズであるという点、友好的で友達・仲間思いな面は一貫している。
ゲーム版
ネコ目ネコ科ネコ属、サーバルだよ。
名前は「猟犬」って意味なの。かっこいい? 楽しいこと、皆を笑顔にすることが大好き! フレンズ探しも頑張っちゃうんだから!
でも、皆からはよく「トラブルメーカー」だって言われるんだよね……なんでだろう?
パークガイドさんに案内されて物語の舞台となる「ジャパリパーク」に入園した主人公(プレイヤー)が初めて出逢ったフレンズ。主人公が何時からか手にしていたお守りの力で謎の敵「セルリアン」を撃退し、サーバルそっくりな謎の生き物と出会ったことから物語は始まる。
そんな彼女の趣味はゲームで遊んだりや漫画を読んだりお菓子を食べること。そして何よりも楽しいこと、皆を笑顔にすることが大好きなフレンズである。…そのせいで騒動も引き起こすことも多く、親友のカラカルも困り気味。トムソンガゼルに頼れる先輩・お姉さんとしていい所見せようとしては失敗するなどドジな面も目立つが、落ち込む事は無く立ち直りは早い。
騒動の起点となるトラブルメーカーとしての実力は凄まじく、釣りをしようとしたらセルリアンが釣れて戦闘となり、病気で喋れなくなったのに感染源扱いされたり、ただ自転車を漕いで遊んでいただけなのにいきなりダイアウルフに全速力で追いかけられ(素早く動くモノに本能で反応し追いかけた)暫くトラウマになったりと、その逸話は枚挙しきれない。コメからは被害担当獣と言われる事も。a
前述の通りチュートリアルで主人公と出会い加入するため、初期からパーティに編成できる。レアリティは★3(最高が★5。他アプリゲームの「レア」に相当するだろうか)のパッション属性(赤)。コストは300・攻撃タイプは近距離・サイズはM。必殺技であるスキルは、先頭の敵1体にATK×5のダメージを与える「烈風のサバンナクロー」。
ちなみに記事冒頭のセリフはゲーム版ホーム画面及びスカウト時のボイスである。可愛い。
けもフレ3
「そのことなんだけどさ、ドール 私のかわりに探検隊の副隊長になってくれないかな」
ミライが隊長を務めるジャパリパーク保安調査隊、通称探検隊の副隊長をしていたが、巨大セルリアンに輝きを奪われて療養することになる。隊長のミライもサーバルの看護をすることになったので、探検隊は主人公とドールが引き継ぐことになる。
「行かなきゃ、行かなきゃ、行かなきゃ…!行かな、きゃ…
………………………………………
…どこに?
私、どこに、行くんだっけ…?」
その少し後、アライグマとフェネックは別個体のサーバル(CV:尾崎由香)と出会うことになる。こちらのサーバルはフレンズやセルリアンの知識を全く持っておらず、フェネックは新しく生まれたサーバルだと判断している。
外見の特徴は、耳と尻尾の先端からサンドスターあるいはけものプラズムが放出されていること。どういうわけかプロフィール欄に「検索中…検索中… NO DATA? ア、アワワワワワ」と記されていたり、どこかへ行こうとする言動はサーバルよりもむしろセーバルを思わせるなど、謎が多い。
マンガ版
「よろしく菜々ちゃん私サーバルだよ 好きなことばはゲーム特技はゲーム!」
ジャパリパークの新人飼育員である主人公・菜々が担当する事になった二人のフレンズのうちの一人。(もう一人はキタキツネ)
持ち前の明るさによりすぐに菜々とは打ち解ける事ができた。その他にも同じく菜々が担当するキタキツネや親友のカラカルと絡むシーンが多い。雪山のトナカイとも友達だったりと、友達はいっぱいいるらしい。菜々の歓迎会を提案したり、ハイキングにカラカルを連れていくなど、周りを巻き込んで物事を動かす。
フレンズとしての高い身体能力を備えており、第3話では1キロ34秒くらい、岩山アスレチックを58秒で往復、300キロの岩を16メートル投げ飛ばすという驚異的な能力を見せた(それでもフレンズの中では標準的な身体能力らしい)。
この漫画版の冒頭4話はComicWalkerの公式ページで読める。→けものフレンズ -ようこそジャパリパークへ!-
アニメ版
「今度会った時はサーバルちゃんって呼んでね!もうお友達だから!」
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ネコ目 ネコ科 ネコ属 サーバル Serval Cat |
さばんなちほーの一角を縄張りとしているフレンズ。木の上で寝ていたところ、帽子を被った少女と出会う。記憶が無く、自分が何のフレンズか分からない少女に「かばんちゃん」と名付け、「図書館」に行くことを勧め、さばんなちほーをがーいど!する。
途中水場でカバと会ったり、木登りを教えたりしながら、じゃんぐるちほーとの境であるゲートに居た巨大セルリアンをかばんちゃんとの協力で倒し、じゃんぐるちほーへ進むかばんちゃんと一度は別れる。しかし、「やっぱり気になるから」と、かばんちゃんに同行することに。
偶然出会ったかばんちゃんに付き添い行動したり下記のセリフ集からも分かるように、元気一杯・純粋で優しさに溢れた性格で、まず相手の良いところを探し大体の事は肯定してくれる聖獣。おっちょこちょいなトラブルメーカーとして他ちほーでも知られる存在なようで、カバ曰く優れた身体能力もおっちょこちょいな性格で台無しにしているとの事。夜行性で夜も元気だが日中も問題なく行動可能。何時寝ているのかが気になるところ。第10話「ろっじ」では、かばんちゃんと共に夜中に眠っていた。
ジャパリバス(前半分)を担いだまま連続ジャンプで川を渡河するという凄まじい身体能力の持ち主。反射神経・聴力・俊敏性・腕力共に高く、そのポテンシャルは人間の比ではない。それでも、フレンズの中では全然弱い部類らしい。
かばんちゃんが何のフレンズか、という事に強い興味を示し、かばんちゃんの能力が明らかになるにつれ彼女に意見を聞き頼る場面も。かばんちゃんとのパーク冒険と様々なトラブルを経て深い絆で結ばれるようになった。
時折「みゃ!」と発するなど動物的な習性や行動が表れたり、人工の道具の名前や使い方が分からないなど、他媒体よりも動物的な面が強調されている(アニメ版においてはサーバルに限った事ではないが)。
またOP曲「ようこそジャパリパークへ」をアライグマ、フェネックとの3名のユニット「どうぶつビスケッツ」として、ペンギン5名のアイドルグループ「PPP(ペパプ)」と共に担当している。
余談だが、NHKのサーバルの特集番組が放送された時にはたつき監督のTwitterアカウントでフレンズ化していない普通のサーバルが登場(本編のサーバルと別個体か同一個体かは不明)している。テレビの視聴準備をしている、かばんちゃんとボスの様子を遠くから眺めている。また豊橋総合動植物公園とのコラボ時には、吉崎氏が普通のサーバルを描いており、こちらはフレンズ化したサーバルに抱きかかえられている。
サーバル危機一髪集
考えなしに直感で動いてしまい、優れた身体能力を持つ故に傍から見れば絶対に不可能・無謀な事にも挑戦してしまうサーバル。作中でも大小様々な危険な目に遭っている。内容も自業自得・他フレンズのせい・セルリアン関連と様々。多くの災難に遭ってもピンピンしているのはサーバルの常軌を逸した丈夫な体故だろう。
- 巨大セルリアン(青)の体当たり攻撃に危うく潰されかかるが、サーバルジャンプで難を逃れる(第1話)
- 川をジャンプで飛び越えるという無謀な挑戦に挑み失敗、危うく流される所だった(第2話)
- ロープウェイ跡のケーブルの上を歩けば山頂にたどり着けるんじゃね、という超理論で登頂を目指すが、途中で足を滑らせ真っ逆さま(第3話)
- 切り立った山肌をロッククライミングして登頂するが、掴んだ古木が剥がれて転落。本人は笑い話にしているが、人ならまず死ぬ大事故である(第3話)
- ジャパリバス起動式に立ち会うが、初っ端から衝突される(第3話)
- 砂嵐に吹っ飛ばされてきたスナネコに偽マッスルリベンジャーされノックアウト(第4話)
- 木の壁の向かう側から染み出てきたセルリアン(赤)に襲われ、慌てて攻撃(第4話)
- セルリアン(赤)の大群に襲われてかばんちゃん・ツチノコと一緒に逃げ回る(第4話)
- オグロプレーリードッグが噛み倒した木に潰されかかるが、連続回避(第5話)
- 後ろから無音無気配で飛んできたアフリカオオコノハズクに一撃を喰らい悶絶して転げまわる(第7話)
- 軽い気持ちで雪山に登った結果、吹雪に襲われ凍死寸前。今際の言葉まで残す危機(第9話)
- 湯だまりに飛び込むハズがジャンプ力があり過ぎて飛び越えてしまい、氷水にダイブ。またもや今際の言葉を残すハメに(第9話)
- 湧き出て来たセルリアン(紫)の雪雪崩に遭遇し最期を自覚するが、即席ソリを使って脱出(第9話)
- セルリアン(黒)に襲われかばんちゃん共々追い詰められるが、駆け付けたキンシコウに救出される(第11話)
- 巨大セルリアン(黒)の攻撃からかばんちゃんとラッキービーストを庇い被弾。取り込まれてしまうが、かばんちゃんの決死の行動で救出される。この中で一番ガチの危機(第11話)
けものフレンズ2
今度はヒトだというキュルルちゃんの「お家」を探して帰すべく親友のカラカルと共に再び冒険の旅に出る。大型セルリアンを一撃の下に粉砕するというカッコイイ登場の仕方をする。
過去に「不思議なフレンズ」と一緒に旅に出たらしいが、この頃の事は全くと言っていいほど覚えていない(ラッキービーストが喋った事に驚いていないので、ここら辺は覚えている模様。カラカルは驚いている)。かばんちゃん(けものフレンズ2ではかばんさん)の事も覚えていないが、第6話でかばんさんと再会した際は記憶は無いけど心は覚えていたのか、呆然として立ち尽くしている。
カラカルとは大親友の関係で性格や行動原理など互いを知り尽くしている。物語中でも度々仕草や行動がシンクロし、戦闘では息の合った連携を取りセルリアンをやっつける。ゴリラに頼まれて「ヒトであるキュルルちゃんは怖くて恐ろしい存在」だと演技する際には「ブルブル」と連呼してひたすら左右に揺れるという、ある意味怖い緩くて謎の演技を披露した。
主なセリフ
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ぱびりおん
リリース初期から登場している。
性格などはアニメ版との大きな変化は無い様子だが、属がネコ属からレプタイルルス属に変更されている。
ぱびりおん内にはカラカル等のアニメに登場しないフレンズも多数登場するため、そのフレンズとの絡みも見ることができる。
また第二世代エリアではネクソン版時代の個体と思われるサーバルが観察できる。
けもトークの枠の色は第?世代は緑、第二世代は赤となっている。
珍しい行動をするあそびどうぐは「手まり(サーバルジャンプ)」「ネズミのおもちゃ(ねこパンチ)」「金のネズミのおもちゃ(金のねこパンチ)」「すやすやハンモック(ゆられてすやすや)」
第二世代では「ポンポンツリー(烈風のポンポンパンチ)」
すごく珍しい行動をするあそびどうぐは「ポンポントランポリン(ふたりでジャンプ!)」
2020年12月に白変種であるホワイトサーバルも観察できるようになった、アルビノではない。
ジャガーとブラックジャガーなどとは異なり姉妹関係はないようだが、けもトークの枠の色は緑でサーバルとおそろいである。
ホワイトサーバルの珍しい行動をするあそびどうぐは「ホワイトスノータワー(のれたよー!)」
サーバル派生
看板キャラクターであるがゆえに、イベントによって色々な姿のサーバルが登場している。
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余談
けものフレンズBD付オフィシャルガイドブックの3巻には、どこかにこっそりと新デザインのネコ科のフレンズが描かれている。みんなも探してみよう!
公式や吉崎先生のツイッターによればどうやらこのフレンズは「エクストラ版のサーバル」らしい。
「エクストラ版」がどのような意味か現時点では一切不明。
服の細部やけもの耳、髪の毛の模様などがこれまでのサーバルとは大きく異なっている。
ネコ科の中ではマイナーな部類に入るサーバルがなぜメインキャラになったのか。コンセプトデザインを担当する吉崎観音が動物園に行った帰り際にサーバルを見かけ、こんなに魅力的な動物をこれまで知りもせず素通りしていた『知ることをやめた心の壁』に気が付き衝撃を受け、サーバルをメインに据える事を決めたそうだ [1] 。実際に彼の描いたけものフレンズの一号であり、彼の思い入れも強い。
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関連項目
脚注
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https://dic.nicovideo.jp/t/a/%E3%82%B5%E3%83%BC%E3%83%90%E3%83%AB%28%E3%81%91%E3%82%82%E3%81%AE%E3%83%95%E3%83%AC%E3%83%B3%E3%82%BA%29