ザトウムシとは、よく足長グモと呼ばれる虫である。別名、メクラグモ。
概要
小さな丸い体に、ものすごく細長い脚が8本ついている虫。この長い脚で周りの様子を探るが、とれやすく、とれた後もしばらく動く。昔の子供はよく脚をもぎまくっていたらしい。体をゆすって歩くこともある。主に肉食で、他の虫や死んだ虫を食べる。英名はなぜかHarvestmen。またはDaddy Longlegs。
一見クモに似ているが、その長い脚にとらわれずに体に注目すると、クモとは全然違うことがわかる。その実態はダニに近い生物である。足の短いザトウムシや足の長いダニで比べると似ている。目は頭頂に小さく二つあり、かわいいという人もいる。眼を持たない種類もまれにいるが、たいていは完全な眼をそなえている。
アシブトザトウムシ類、アカザトウムシ類、ダニザトウムシ類、ヘイキザトウムシ類、カイキザトウムシ類に分類される。約3700種が確認されている。
雌雄の区別があり、ひそかにクモ形類で唯一交尾をする(クモは腹同士をくっつけはしない)。
発展
脚の長さは様々で、短いのもいるし普通よりさらに長いものもいる。子供の足は短く、成長にしたがって長くなる。注目していると、背中に1本トゲがある種類がけっこう見られる。基本的に地味だが、沖縄のサキシマスベザトウムシは緑色である。南米には、鮮やかで奇抜な形のグループがいる。
基本的に単独生活か、同じところに数匹でいるが、海外には大集団を作る種がいて動画ではそれを撮ったものが多い。
そんな感じで見ていて愉快な虫であるが、人間との関わりが薄く、まとまった資料が乏しい。
アシナガグモ
アシナガグモというクモはおり、網を張って脚を前後に伸ばしているクモである。
ザトウムシとは全然違うものなので、足長グモではなくザトウムシと覚えよう。
関連動画
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ザトウムシの図鑑が求められている。Wikipediaでは以下の書籍が参考文献として挙げられていた。
関連項目
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