ザル警備とは、極めて質の低い超薄弱警備のことである。
ぶっちゃけやる気のないか、やる気はあっても全く機能していない警備である。何故「ザル」と言うかだが、例えばザルで水を掬おうとする。さあ、ザルは水が漏れるのを防げるか?そういうことだ。
何?どうして概要まで侵入されたのだ!
秘密組織、正義の組織と言えば、警備が厳重でなくてはいけないのは常識である。
ところがそういうところに限って警備がとんでもなく適当だったりすることがよくある。それこそがザル警備である。
「ちょwwこんな簡単に入り込めちゃうの?ww」という酷いレベルは特にそう指摘されている。
というか現実世界では大問題どころのレベルではない。
その結果は勿論良い展開を生むはずがなく……
- 侵入した敵の諜報員に司令官が中枢部を破壊されて、爆発する
- かなりあっさりと重大な計画が漏れる
- 危険な装置がいとも簡単に奪われ、敵に悪用されて世界がピンチに陥る
- 基地自体が攻撃を受け、甚大な被害を被る
- 敵スパイが侵入し、内部から強烈な攻撃を受けて泡を食わされる
- 捕まった諜報員などが、隙を突いて逃げてしまうパターンもあるある。
架空物語の銀行や宝石店など、全然警備システムがなっていない場合もたまに見られる。
ちなみに、ルパン三世など侵入する側のスキルが高く、何重ものセキリュティを破って侵入・強奪された場合はザル警備とは言い難く、むしろ相手がチート過ぎる腕前の持ち主だから仕方ない。そういうパターンの時は暖かく見守ってあげよう。
もっとも、「ルパンでなくてもこれはちょっと……」なパターンがあることも忘れてはいけない。
とにもかくにも、現実ではこういうことがないと信じたいものである。
・・・まあ、逆の意味で、現実として警備をするのが人である以上、第三者や未来の人から見ればザルとなってしまうケースはないわけでもない。とはいえ、当事者にとっては『それが限界だった』ということも留意することである。
現実
『んな訳あるかw』という方々に、現実で起こったもっとも有名な漏洩事件とし、上記箇条書きの2つ目「重大な計画が漏れる」に該当する一例を挙げよう。
『最高機密である破壊兵器の情報があっさりと敵国に渡り、さらに戦後は終末戦争の恐怖が長く世界を支配した』という事例を。
そう、現実世界の冷戦と原子爆弾の開発である。
戦中も日本のスパイ網末端にだが、ちゃっかり把握されている。まさに『事実は小説より奇なり』なのだ。
日本国内においては刑務所で工事中の足場を伝って塀を乗り越えて脱獄したり(2012年/広島刑務所)、五月蠅いからと取調室のブザーの電池が抜かれていたり居眠りで気が付いたら逃げられていた(※計2回)など悲しいパターンもある。(2018年・2019年/大阪府)
ザル警備でなかったら
- 犯罪を犯せない。
- 別件で逮捕されてしまうなど、本来の事件にならない。タイトル詐欺になる。
- 凄腕の怪盗があっさり逮捕されたり、マシンガンでハチの巣にされてしまう。
- 世界を救うために敵基地に潜入する凄腕スパイがマシンガンでハチの巣に(ry
- 二重・三重以上の防御体制、ハード・ソフト双方の厳重なセキュリティが構築され突破困難となる。
警備はザルだったが、個人・少人数の探偵側や秘密機関側が優秀で、結果的に何とか野望を阻止したりお宝が奪われずに済んだというパターンはある。(名探偵コナンなど)
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