ザンデルスとは、
である。当記事では2.の『銀河英雄伝説』に登場するザンデルスについて扱う。
CV.佐藤浩之(OVA)。
概要
銀河帝国軍人、中佐。アーダルベルト・フォン・ファーレンハイト上級大将の副官を務め、その旗艦<アースグリム>に座乗する。
新帝国暦2年(宇宙暦800年)4月末に発生した回廊の戦い前哨戦において、ファーレンハイト艦隊は先んじて回廊に進入した黒色槍騎兵艦隊を援護すべく続いて回廊に入り、結果として狭い回廊に二艦隊が並び身動きが取れない状況を形成せざるをえなくなった。ザンデルスはこれを見て、怒りと被害者意識から
「黒色槍騎兵の猪突家どもめ、自分たち自身の牙で墓穴を掘りやがれ!おれたちの知ったことか」
とつぶやいている。この発言を耳に留めたファーレンハイトは上官としてたしなめたが、実際のところ、当時の状況に納得できていなかったのはファーレンハイトも同様であった。
以後登場はなく、消息は不明。
ただし、この戦いの最終盤において旗艦<アースグリム>は被弾し、ファーレンハイトも戦死している。ザンデルスについての描写はないが、この時に戦死したか、そのまま戦没した<アースグリム>における「ごく少数の生存者」のひとりとして脱出したかのどちらかと考えられる。
石黒監督版アニメにおける登場
石黒監督版『銀河英雄伝説』では、黒髪の青年士官としてデザインされた。
OVAでは大幅に登場が先取りされており、第一期22話が初登場となる。リップシュタット戦役中のガイエスブルク要塞の戦い前半戦でファーレンハイトの副官として登場し、このときの階級は大尉。以降、ファーレンハイトが参加する戦闘においては、副官として一貫してその右後方(向かって左奥)に並んでいる。なお、戦役終結後のオーディン再制圧戦のみ登場していないが、このときはファーレンハイトの右後ろが映るシーンが存在しなかった。
第二期ではランテマリオ星域会戦まわりで再登場(階級は少佐)し、同会戦においてファーレンハイト艦隊の繞回運動が星系環境の妨害を受けたシーンでの事態の解説役を務めた。第三期では中佐に昇進、大親征にあわせて登場しており、マル・アデッタ星域会戦にも参加している。最後の登場は回廊の戦い前哨戦を描いた79話で、終盤には明確に<アースグリム>被弾時の爆発に巻き込まれて吹き飛ばされている。次のシーンでは横倒しになった柱の下敷きになっており、ここで戦死したとみてよいだろう。
OVA第一期序盤をリメイクした劇場長篇「新たなる戦いの序曲」では、時系列的にはさらに先んじるアスターテ会戦においてファーレンハイトの副官として登場している。階級はOVAでの初登場と同様に大尉。
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関連項目
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