ザ・エンドってねとは、ゲームプレイ動画のエンディング画面でたまに見かける発言およびコメントである。
概要
長い戦いを終え、エンディングの最後に表れた「THE END」の文字。これまでの苦労を振り返りつつゲームの最後を締めようとする心境が読み取れる発言である。
本来の発音を考えれば「ジ・エンド」の方が正しい気もするが、元ネタとなった某生主がこう発音したため「ザ・エンド」が主流となっている。(近年の研究によると、本場の英語話者でも「ザ・エンド([ðə'(ʔ)ɛnd])」と発音する人が増加中の為、この発音は間違いとまでは言えない[1])
元ネタ
結論から言うと、この発言は不正RTAが元となっている。
2012年、とある生主がスーパーマリオワールドのRTA実況を配信。しかし、これはすでにニコニコ動画に上がっているRTA動画をそのまま垂れ流し、あたかも自分がそれをプレイしているかのように実況しているというRTA(リアルタイムアテレコ)配信であり、れっきとした不正であった。
RTA実況としてあまりに不自然な進行、そして「つっかかったじゃねぇかよ~」「ここかなり練習しました」「100%を超えるくらいの」「マクドナルドのクッパさんです」「ピーチ姫~僕にキノコをくださ~い」といった多くの迷言を連発し、放送中の時点で一部のリスナーから疑いの目を向けられていた。そして、放送の最後で彼は決定的なミスを犯す。
それはラストのマリオ・ルイージ・ピーチ姫の画像に「THE END」の文字が浮かび上がるシーン。ここで放送画面の下部に「最後までご視聴いただき ありがとうございました」という、生配信ではありえないはずの字幕が出現。これを見た生主は「ザ・エンドってね。はい、お疲れ様でしたってね(カチッカチッ)」と言いつつ配信画面を別の静止画に切り替え、その後も配信で不正をごまかすような発言を続けた。しかしこの字幕のおかげで不正は即発覚、当生主はRTA引退を余儀なくされた。
ちなみにこの配信で名前が連呼されている珊瑚礁氏(しゃんごしょうしゃん)はこの放送をリアルタイムで視聴し、当生主が参考にしたと語るRTAプレイヤーである。彼の名前が一方的に有名になったので勘違いされやすいのだが、
以上の4人は全て別人であるため、このことを混同して関係者に迷惑をかけるコメントを送るのは絶対にしてはいけない。また珊瑚礁氏自身によるこの騒動をまとめたブロマガ記事もあるので、より詳しい真相を知りたい方は閲覧推奨。
この事件以降、マリオワールドRTA界隈では「ザ・エンドってね」をはじめとした発言がネタとして使われるようになり、今でもマリオワールドRTA動画のラストで大量にコメントされるほどである。しかしこの発言はあくまでRTA界隈の内輪ネタとしての側面が大きく、また不正RTAというあまり好ましくない事件が元となっているので他所で使用するのは避けるべきである。というかこのようにニコ百で扱っていい内容なのかもグレーなところである。
……はずだったのだが、2018年に某クソアニメがネタの一つとしてこれを採用。まさかの地上波デビューを果たし、知名度が一気に上昇する羽目になってしまった。こんなネタを使ってアニメ関係者が他の方面から怒られないか心配である
関連動画
関連項目
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脚注
- *Lindsey, Geoff. English After RP: Standard British Pronunciation Today. Basingstoke: Palgrave Macmillan, 2019.
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- ページ番号: 5511014
- リビジョン番号: 3319262
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