ザ・バットマン(The Batman)とは、
?概要?
制作開始まで
「バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生」のベン・アフレック演じるバットマンがファンからの好評を得たため、ワーナーはDCEUにおけるバットマンを主人公とした単独映画を企画する。
当初の予定では映画監督としてのキャリアを持ち、自宅にバットケイブを模したホームシアターを作るほどのバットマニアであるベン・アフレックが監督、脚本、主演を務め、同監督の「アルゴ」でタッグを組み「BvS」でも一部の脚本を書いたクリス・テリオも脚本に参加、さらにサム・ライミ版「スパイダーマン」に出演していたジョー・マンガニエロがデスストロークとしてメインヴィラン(悪役)を演じる。
そしてそのタイトルは「The Batman」
…というバットマンファンにとって心躍るような企画が進行していたのだが、ベン・アフレックが監督・脚本・主演の三役という重圧に耐えかね、より良い作品にするため監督・脚本を降板することを発表した。これに伴い完成していたという脚本や2018年の公開予定なども一旦白紙に戻り、一からのスタートとなった。
監督を引き継ぐのは「猿の惑星:新世紀」などのマット・リーヴス。リーヴス監督は本作がヒッチコック風の一人称視点で描かれるフィルム・ノワール的探偵物語となることを明かした。
マンガニエロのデスストロークの出演は不明となったが、これまでの作品からアルフレッド役のジェレミー・アイアンズやジェームズ・ゴードン役のJ・K・シモンズの出演は確定している。
2019年2月に脚本の書き換えに伴い、DCEUとは独立した若き日のバットマンのストーリーを描くことになったため、ベン・アフレックは主演も降板。一時、DC作品から離れることになる。新たな主演のバットマンにはロバート・パティンソンが当たり、2020年1月から撮影が開始された。また、ヴィランはリドラー、キャットウーマン、ペンギンに変更されている。この時点では全米公開は2021年6月25日になる予定であった。
コロナウイルスの影響による制作の中断と公開の延期
しかし、2020年には世界的に新型コロナウイルスが流行。『ザ・バットマン』もその影響から逃れることは出来ず、撮影が中断してしまう。4月には公開時期は2021年10月1日に延期されていた。
撮影は9月に再開されたが、その途端、今度は主演のパティンソンがまさかのコロナウイルス陽性の検査結果が出てしまい、再度撮影は中断。
10月の時点ですでに他の映画公開の延期も重なっており、それらを後ろ倒しにした影響で本作の公開も延期が決定し、新しい公開日は2022年3月となった。
?興行収入?
アメリカでの公開週の興行収入は1億3400万ドル(約174億円)、1ヶ月での世界興行収入は7億3500万ドルを記録しており、どちらも記録的なものとなった。
?続編?
2022年4月のイベント「シネマコン」にてワーナーブラザーズが続編の制作を発表。監督や主演はそのまま続投する。
2023年2月1日の発表ではDCスタジオトップのジェームズ・ガンによって続編の公開日は2025年10月3日に決定し、さらに三部作構成であることが明かされた。また、DCユニバース全体の再編も発表され、DCユニバースのメインストリームでもバットマン作品が予定されているが、『ザ・バットマン』シリーズは引き続き異なる世界線の独立作品として継続されることが発表された。
?ストーリー?
ゴッサム・シティに謎の連続殺人鬼リドラーが現れる。犯行現場に「?」マークとなぞなぞを残していく彼の巧妙な手口にゴッサム市警は翻弄されていく。
やがてバットマン……ブルース・ウェインはリドラーを追う中で死んだ家族の真相が徐々に明らかになっていく。理性と本性の境界線の均等が取れなくなり、狂っていくブルース。
果たしてブルースの行き着く先は――。
い ま 、 男 の 嘘 が 暴 か れ る
?キャラクター?
- バットマン/ブルース・ウェイン
- バットマンとしての活動を初めて2年目のまだまだ未熟なヒーロー。
- 今作ではリドラーの事件を追うにつれて自分と家族が抱える闇に直面する事になる。
- キャットウーマン/セリーナ・カイル
- 複数のネコと同居する女盗賊。
- 今作ではファルコーネとの因縁と、事件に巻き込まれた友人を救うという二つの目的で活動している。
- ジェームズ・ゴードン
- ゴッサム市警でほぼ唯一のバットマンの理解者。
- バットシグナルを使ってバットマンと連絡を取り合って協力している。
- カーマイン・ファルコーネ
- ゴッサム・シティの裏社会を取り仕切る大物。
- アイスバーグ・ラウンジを拠点とし、ペンギンたちを従える。
- ペンギン/オズワルド・”オズ”・コブルポット
- カーマインの部下でアイスバーグ・ラウンジの支配人。現在では麻薬密売を手掛けている。
- アルフレッド・ペニーワース
- ウェイン家の執事。今作でもブルースのことを心配しつつ、家の事を一手に取り仕切っている。
- リドラー
- 今作のメインヴィラン。
- ゴッサム市長や警察本部長を次々と殺害し、殺害現場にバットマン宛の「なぞなぞ」を残していく。
?キャスト/日本語吹き替え?
- バットマン/ブルース・ウェイン - ロバート・パティンソン(櫻井孝宏)
- キャットウーマン/セリーナ・カイル - ゾーイ・クラヴィッツ(ファイルーズあい)
- ジェームズ・ゴードン - ジェフリー・ライト(辻親八)
- カーマイン・ファルコーネ - ジョン・タートゥーロ(千葉繁)
- アルフレッド・ペニーワース - アンディ・サーキス(相沢まさき)
- ペンギン/オズワルド・”オズ”・コブルポット - コリン・ファレル(金田明夫)
?関連動画?
?関連項目?
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