ザーキ(Zaaki)とは、2015年生まれのイギリス生産、オーストラリア調教の競走馬である。
概要
父Leroidesanimaux、母Kesara、母の父Sadler's Wells。父はアメリカの芝で活躍し、種牡馬として*アニマルキングダムを輩出してる。母の父は説明不要の大種牡馬。
2~5歳
2017年6月3日にヤーマス競馬場の条件戦でデビューして2着。その後はパターンレースを3戦するも全て敗れた。
3歳は4月3日のサークス競馬場の条件戦で初勝利を挙げるとハンプトンコートステークス(G3)で3着に好走。その後はハンデ戦2着を挟んでからローズオブランカスターステークス(G3)は3着と好走するもストレンソールステークス(G3)は7着と大敗だった。
4歳は5月1日のパラダイスステークス(L)で2勝目を挙げると、ダイオメドステークス(G3)で重賞制覇を果たす。
続くサマーマイル(G2)では2着。レノックスステークス(G3)は7着大敗。ジョエルステークス(G2)はBenbatlの圧勝を見ながら3着。G1初挑戦となった香港マイル(G1)はアドマイヤマーズから4・1/4馬身差の8着だった。
5歳は6月13日のダイオメドステークス(G3)で連覇を狙うも3着。その後は3戦するも一度も勝てなかった。
その後はオーストラリアに移籍することが決まった。
6歳(2020/21シーズン)転機となった豪州移籍
移籍初戦は4月10日のドンカスターマイル(G1)となったがここでは6着。続くJRAプレート(G3)は2着と好走するも、薬物検査で陽性反応が出たため後に失格となった。
しかし、ここからザーキは走りは一変することとなる。
ADホリンデイルステークスで(G2)は好位追走から2.25馬身差で快勝し、移籍3戦目でオーストラリアの重賞を制覇した。
さらにドゥームベンカップ(G1)では抜群の手応えで2番手を追走から、直線では独走状態となり7馬身の圧勝でG1制覇を果たした。
その後はQ22(G2)に出走して好位から2番手に上がり、直線では余力たっぷりに1.5馬身差で完勝してシーズンを終えた。
7歳(2021/22シーズン)
9月4日のトラムウェイステークス(G2)で始動し、中団追走から直線では見せ鞭に鋭く反応して4馬身ほど突き放し、最後の50mは流す余裕を見せて重賞4連勝を果たした。
続くアンダーウッドステークス(G1)は逃げる格好となるも途中で控えて、直線では2馬身ほど開いての完勝でG1・2勝目と重賞5連勝を達成した。
しかし、ザマイトアンドパワー(G1)では単勝お1.28倍の圧倒的な人気を集めるが、レース中は力みが目立ち、直線で伸び切れずProbabeelらに交わされ3着と連勝が途切れてしまった。さらに不運は続き、コックスプレートに出走するはずだったが、風邪のせいで当日に出走を取り消す羽目になった。
気を取り直してコックスプレートから1週間後のマッキノンステークス(G1)に出走。好スタートから先頭に立って直線に入ってもリードを維持して2着に1.25馬身差をつけて逃げ切り名誉挽回を果たした。
3月5日のブレーミーステークス(G2)で戦線復帰。好位から反応良く抜け出すも斤量が重かったことや休み明け初戦だったせいか伸びが今一つでゴール前で交わされ2着。しかし、オールスターマイルでは大外枠からゲートを決めて2番手を確保し、直線に入って残り300mで先頭に立って1.5馬身差で押し切る横綱相撲で快勝した。
クイーンエリザエスステークス(G1)ではG1 ・11勝馬Verry Elleegantや前走ローズヒルギニーを圧勝したAnamoeらに続く3番人気で出走。不良馬場ながらも果敢に逃げ、荒れた内を避けて中央から直線に入って粘り込みを図るもノットナウケイトの如く外ラチ沿いを通ったThink It Overに差し切られて2着に敗れた。
この結果を受けて検討していたロイヤルアスコット開催への参加は見送り、国内に専念することとなった。
その後は、連覇の懸かるADホリンデイルステークス(G2)に出走。ハナ争いを制して馬群を先導し、直線に入っても脚色は衰えることなくゴールへ向かい2着に0.8馬身差つけて、圧倒的な1番人気に応えて連覇を果たした。
続いてドゥームベンカップ(G1)に出走して、連覇を狙うも3着に敗れている。
8歳(2022/2023シーズン)
9月4日トラムウェイステークス(G2)より始動。中団待機から大きく馬群の外を通って直線に入ると、鞍上の見せ鞭に鋭く反応して4馬身突き反し、最後は流してゴール。始動戦を勝利で飾った。
しかし、連覇を狙って出走したアンダーウッドステークス(G1)をAlligator Bloodの逃げに屈して3着。続くマイトアンドパワー(G1)もAnamoeの3着。大一番のコックスプレート(G1)では4着と前年の5月から1年半近く守り続けた複勝圏内も外す結果となった。
そして豪州競馬上半期最後の大競走で、マッキノンステークスから改名されたチャンピオンズステークス(G1)に出走。1番人気はコックスプレートなど今季G1・4連勝中のG1・7勝馬Anamoeで、連覇が懸かる本馬は3番人気に支持された。レースでは逃げてペースを作り、そのまま先頭を保って直線に入ると残り300mで後続を突き放してリードを広げる。ゴール前では後続に詰め寄られたものの0.4馬身差保って逃げ切ってG1・4勝&同競走連覇を果たし、まだまだ戦えることを証明した。
血統表
Leroidesanimaux 2000 栗毛 |
Candy Stripes 1982 栗毛 |
Blushing Groom | Red God |
Runaway Bride | |||
*バブルカンパニー | Lyphard | ||
Prodice | |||
Dissemble 1989 栗毛 |
Ahonoora | Lorenzaccio | |
Helen Nichols | |||
Kerali | High Line | ||
Sookera | |||
Kesara 2005 鹿毛 FNo.1-w |
Sadler's Wells 1981 鹿毛 |
Northern Dancer | Nearctic |
Natalma | |||
Fairy Bridge | Bold Reason | ||
Special | |||
Kaldounya 1997 芦毛 |
Kaldoun | Caro | |
Katana | |||
Minya | Blushing Groom | ||
Riverqueen |
クロス:Blushing Groom 3×4、Northern Dancer 3×5
関連動画
関連項目
- 0
- 0pt