ザーニアル(Sahnial)とは、「銀河英雄伝説」に登場するキャラクターである。
「撃てぇー!撃てぇー!」
「概要ー!概要ー!」
自由惑星同盟軍人、准将。旗艦はベレノス(石黒監督版OVA)。
原作では、第八次イゼルローン要塞攻防戦の救援におもむくヤン・ウェンリー率いる混成艦隊司令官四名のうち一人(ほかにライオネル・モートン、サンドル・アラルコン、マリネッティ)として参戦、650隻を率いた。彼の指揮する分艦隊は軍中央の艦隊に所属していない独立部隊で、普段は同盟領内の地域的な警備・治安維持を主な任務としていた。名前のみの登場であり、以後、原作小説では全く登場する場面はない。
「OVAー!OVAー!」
石黒監督版OVAでは、少しだけ登場する機会が増えているが、少将であるモートンやアラルコンとは違い、会議室に並んで座っている姿が確認できるのみで、顔はほとんど映っていないが、どうやら黒髪で壮年のようである。以後、ケンプ艦隊との交戦、要塞への攻撃いずれにおいても登場シーンは無い。
ランテマリオ会戦にも参戦し、直前の作戦会議に顔を見せている。台詞は無い。
マリネッティ准将と並んで先鋒を務めたが、「疾風ウォルフ」ことウォルフガング・ミッターマイヤーが前面に布陣したことから恐慌に陥り、なりふり構わぬ突撃を敢行した。なお、彼の唯一のセリフ「撃てぇー!撃てぇー!」はこの時発されたものである。彼とマリネッティの分艦隊による、自艦が巻添えになることすら考えずに突進するような狂躁に駆られた無謀な突撃は一時的にミッターマイヤーを辟易させ、混戦の末に麾下の分艦隊を後退させるほどの威力を示した。しかし、ようやくアレクサンドル・ビュコック司令長官の後退命令が届いたことで落ち着きを取り戻して後退を開始した所をミッターマイヤー麾下のジンツァー、ドロイゼンらの分艦隊に追撃され、相当の損害を被った。
なお攻撃命令以降、後退、逆撃、そして会戦自体の敗戦に至るまで登場シーンは一度も無い。
その後、ザーニアル准将は少将に昇進、マル・アデッタ会戦でも戦っており、ハイネセンからの出撃シーンにその姿が見える。最後だけあってこんどこそちゃんと顔が描かれたが、戦闘中の登場シーンは無い。
セリフ一覧
ゲームにおける出番
どうやら「撃てぇー!撃てぇー!」の効果があったらしく、マイクロビジョン制作のPC及びサターン/PS用ゲームにおいて同盟軍中ではそれなりに能力が高い模様。
ボーステック販売版の『銀河英雄伝説III/III SP』ではミサイル攻撃力が120と非常に高く(ビッテンフェルトの130、ヤンの123に次いで全キャラ中三位)、当該作では巡航艦のミサイル攻撃力が艦隊戦を大きく左右するので、その特出した能力は原作の扱いに比してかなり強烈な印象をプレイヤーに残した。
同じく『銀河英雄伝説IV/IV EX』では、階級が准将のためプレイキャラとして選択不可能(艦隊司令官になれるのは少将以上のため)だが、終盤シナリオでは同盟軍は艦隊司令官型能力のキャラの多くが死亡・退役していて人材が枯渇しているため、艦隊司令官候補として貴重な育成対象になる。
バンダイナムコ版『銀河英雄伝説』では能力では凡庸(アル・サレムより僅かに良く、マリネッティとほぼ同レベル)で、なぜか「隙無き守り」の特殊能力を持つ。
「動画ぁー!動画ぁー!」
無い。
あった。「ザーニアルは俺の嫁」という謎のタグが付いている動画が。
「関連ー!商品ー!」
「関連ー!コミュー!」
「関連ー!項目ー!」
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