ザールラント州(Land Saarland)とは、ドイツ連邦共和国を構成する16連邦州のひとつである。ドイツ南西部の国境地帯に位置する。
概要
ザールラント州は、ライン川の支流であるモーゼル川のそのまた支流であるザール川の河畔をその領域とする州である。都市州[1]を除けば、最も小さな連邦州である。歴史的には、フランスとの国境に近かったためフランスの影響を強く受けてきた。特に、第一次世界大戦後および第二次世界大戦後にはフランスによってドイツ本土から切り離され、独自の統治機構が置かれたという特殊な歴史を有している。
ザールラント州は、その北および東はラインラント=プファルツ州と接しているほか、南および西はフランス、そして西はルクセンブルクとの国境を成している。
日本では殆ど知られていない地方であるが、かつて石炭の一大産地であったことを今に物語るフェルクリンゲンの製鉄所などの見所がある。
主要都市
人口10万人を超える都市は次のとおりである(2012年現在)。
この外、フェルクリンゲン製鉄所の立地するフェルクリンゲン(Völklingen)などの中小都市がある。
関連項目
脚注
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