『シアトリズム ファイナルファンタジー』(THEATRHYTHM FINAL FANTASY)とは、スクウェア・エニックスのリズムアクションゲームである。開発はインディーズゼロ。
本作の続編については、『シアトリズム ファイナルファンタジー カーテンコール』を参照。
以下、『ファイナルファンタジー』をFFと略して説明する。
概要
シアトリズム ファイナルファンタジー | |
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ジャンル | シアターリズムアクション |
対応機種 | ニンテンドー3DS |
発売元 | スクウェア・エニックス |
開発元 | インディーズゼロ |
発売日 | 2012年2月16日 |
希望小売価格 | 6090円 |
CERO | A |
セーブデータ数 | 2 |
その他 | すれちがい通信対応 ニンテンドーネットワーク対応 (DLC:有料) |
本作は、同社の代表的作品FFシリーズの25周年記念作品でもある。
内容は『FFI』~『FFXIII』(14ちゃんは犠牲になったのだ…)の楽曲を用いた音楽ゲーム(リズムゲーム)である。
作品の構成上、シリーズから平均してチョイスし、70曲以上を収録。また、収録しきれなかった楽曲の一部は、追加コンテンツとして有料配信している。追加コンテンツでは、ナンバリング以外のFF作品も登場する。詳しくは、収録曲の項目を参照。
キャラクターデザインは『ディシディア ファイナルファンタジー』ベースだが、丸っこく可愛らしい二頭身にデフォルメされている。また、シリーズお馴染みのキャラクターをはじめ、チョコボやモーグリ、召喚獣、モンスターなども登場する。
フィールド曲やバトル曲の懐かしさは勿論の事、特に、イベントステージでは歴代シリーズのプレイ画面やムービーが流れるなど、シリーズプレイヤーには嬉しい演出も。
RPG要素も含まれており、プレイする事で経験値を得て、レベルアップで能力が上がったり、アビリティを取得できる。アビリティは装備することで、敵をすばやく倒せるようになったり、HPを回復してゲームオーバーになりにくくするなど、有利にプレイできるようになる。それとは別に手に入る「リズポ」を溜めると、特殊モードである「カオス神殿」が開放されるほか、ミュージックプレイヤーやシアターモードも少しずつ開放していき、音楽鑑賞やムービーを見ることが出来る。
すれちがい通信では、プロフィカと呼ばれるプロフィールカードの交換ができ、闇の楽譜をすれちがった相手に配ることができる。ただし、配るためにはカオス神殿へ行き、最初の楽譜をクリアしなければならない。
ニンテンドー3DSのニンテンドーeショップにて、2011年12月27日に第1弾(FF6『決戦』)、翌年2月1日に第2弾(FF8『The Man with the Machine Gun』、FF13『サンレス水郷』)の体験版配信を開始。体験版は予告無く終了するのでDLはお早めに。
2012年12月13日にiOS移植版が配信開始された。対応OSはiOS4.3以降で、対応機種はiPhone 4以降/iPod touch(第5世代)/iPad2、新iPad、iPad(第4世代)、iPad mini。
楽曲2曲(「FFVII『片翼の天使』(EMS)」、「FFX『ザナルカンドにて』(BMS)」 )、キャラクター13種類(FFI~FFXIIIの各メインキャラクター)収録で本体価格はなんと無料である。
楽曲やキャラクターは追加購入することが出来る。一曲170円で4曲セットは400円。キャラクター(全25種類)は1つにつき250円である。
また、譜面データをユーザーが作成できる「エディット」モードも搭載されており、ユーザーの作成したデータを無料でダウンロードして遊ぶことも可能である。
ゲーム
トリガーと呼ばれる音符にあたる部分をタッチ、スライド、ホールドする事でスコアが加算される。CRITICAL→GREAT→GOOD→BAD→MISSの順に得点が下がり、BAD以下になると、画面上にあるキャラクターのHPゲージが減ってしまい、チェイン(連鎖)も途切れてしまう。HPが0になった瞬間にゲームオーバー、最後まで演奏しきればクリアとなる。
ミュージックステージ
タイミングに合わせ各キャラクターのもとに流れてくる譜面を合わせタッチペンを素早く動かす「BMS(バトルミュージックステージ)」。フィールドの楽曲に合わせてタッチペンをスライドさせる「FMS(フィールドミュージックステージ)」。バックに流れるイベントムービーに合わせてプレイする「EMS(イベントミュージックステージ)」がある。
プレイしたいミュージックを選び、難易度にあたるプレイ譜面を選択する。難易度は基本の譜面、熟練の譜面、究極の譜面とあり、特に究極の譜面はクリアするだけでも難しい。
その他
ニコニコ動画にて誤解したコメントがあるが、コンフィグで「タッチ成功音の設定」が可能。成功音のボリュームを下げたりOFFにした状態でプレイも可能。
プロローグ
コスモスとカオス――
二柱の神の間にある時の空間はリズムと呼ばれた。
リズムは音楽を司るクリスタルを生み、
世界は音の輝きで満たされていた。しかし混沌の軍勢により調和は乱れ、
音楽を司るクリスタルは、その輝きを失いつつあった
登場キャラクター
収録曲
ミュージックステージで使うBGMは初登場した作品の原曲を使用。[1]
例として、FFI~IIIはファミコン版、FFIV~VIはスーパーファミコン版のBGMを使用。
- FFI
- FFII
- FFIII
- FFIV
- FFV
- ビッグブリッヂの死闘 / 4つの心 / はるかなる故郷 / FF5メインテーマ / エンドタイトル / マンボ de チョコボ
- FFVI
- FFVII
- FFVIII
- The Man with the Machine Gun / Blue Fields / Waltz for the Moon / Overture / Eyes on me
- FFIX
- バトル1 / あの丘を越えて / その扉の向こうに / Melodies of life / 守るべきもの / いつか帰るところ
- FFX
- FFXI
- FFXII
- FFXIII
DLC(有料)
収録しきれなかった楽曲の一部は、DLCとして追加楽曲を有料で配信。
- 【BMS】
- [第1回配信(2012.2.16)] 戦闘シーン1(FFII) / 最後の闘い(FFIV) / Fighters of the Crystal(FFXI) / 宿命への抗い(FFXIII)
- [第2回配信(2012.3.8)] バトル1(FFIII) / 我ら来たれり(FF零式)
- [第3回配信(2012.3.21)] 最後の闘い(FFV) / 女神の騎士(FFXIII-2)
- [第4回配信(2012.4.4)] 戦闘(FFVI) / 破滅への使者(FFIX)
- [第5回配信(2012.4.18)] バトル1(FFV) / 死闘(FFXII)
- [第6回配信(2012.4.22)] 更に闘う者達(FFVII) / ノーマルバトル(FFX) / Battle Theme(FFXI)
- [第7回配信(2012.5.2)] バトル2(FFIV) / 召喚獣戦(FFXII)
- [第8回配信(2012.5.16)] 挑戦(FFX) / Ragnarok(FFXI)
- [第9回配信(2012.5.30)] 最後の死闘(FFIII) / バトル2(FFIX) / Otherworld(FFX)
- [第10回配信(2012.6.13)] 決戦(FFV) / Force Your Way(FFVIII) / 召喚獣バトル(FFX)
- [第11回配信(2012.6.27)] The Extreme(FFVIII) / 最後の闘い(FFIX) / 自由への闘い(FFXII)
- [第12回配信(2012.7.11)] 決戦(FFX) / ボス戦(FFXII) / 死闘(FFXIII)
- 【FMS】
- [第1回配信] 光を求めて(FFV) / 星降る峡谷(FFVII) / Ride On(FFVIII) / いつか終わる夢(FFX)
- [第2回配信] マトーヤの洞窟(FFI) / アルカキルティ大平原(FFXIII)
- [第3回配信] ダンジョン(FFII) / 東ダルマスカ砂漠(FFXII)
- [第4回配信] 魔導士の塔(FFII) / Somnus(ヴェルサスXIII)
- [第5回配信] 海底神殿(FFI) / 萌動(FFX)
- [第6回配信] ドレッドノート大爆進!(FFXIII)
- [第7回配信] クリスタルのある洞窟(FFIII) / 王都ラバナスタ/市街地上層(FFXII)
- [第8回配信] クリスタルタワー(FFIII) / The Castle(FFVIII)
- [第9回配信] The Sanctuary of Zi'Tah(FFXI)
- [第10回配信] 眠らない街 トレノ(FFIX)
- [第11回配信] Gustaberg(FFXI)
- [第12回配信] Sarutabaruta(FFXI)
関連動画
関連コミュニティ
関連項目
外部リンク
脚注
- *メニュー画面やチュートリアルなど一部はアレンジ曲となっている。また、1プレイ2分程度という構成上、原曲の途中から始まったり、1ループ全て演奏できない曲もある。
- *FFI「グルグ火山」はファミコン版ではなく、プレイステーション版のアレンジを使用。
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