シアトル・マリナーズ単語

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シアトル・マリナーズ（SEA）とは、MLB、アメリカンリーグ（ア・リーグ）の西地区に所属している球団である。

1969年にアメリカンリーグの球団拡張でシアトル・パイロッツが新設されたが、1年で財政難となりミルウォーキーに移転。ミルウォーキー・ブルワーズとなる。シアトルはMLB機構を提訴したが、1977年の球団拡張で球団を設置することで告訴を取り下げ、シアトル・マリナーズが誕生した。

任天堂の山内前社長が共同所有者の一人であったことで知られ、佐々木主浩、長谷川滋利ら日本人選手を獲得。イチローの入団に際しては、山内自らが経営陣に対してイチローを獲得するように要求をしたとも言われている。

1990年代にはランディ・ジョンソンや当時MLBのスター選手であったケン・グリフィーJr.、後のスター選手であるアレックス・ロドリゲス（A-ROD）を擁し、実力・人気を兼ね備えた球団として位置づけられていた。その後これらの選手が球団を離れて行ったが、イチローを獲得した2001年にはシーズン116勝でMLBタイ記録をマークした。

しかし、このとき活躍したチームの主力であった選手のうちジョン・オルルド、エドガー・マルチネス、ブレット・ブーンらの年齢による衰えが見え始め、2004年から2020年に至るまで低迷を続けた。

近年の低迷の原因は、極端な投高打低にある。投手陣はフェリックス・ヘルナンデスを中心にそれなりのレベルだが、毎年打撃面ではほとんどの部門でMLB30球団中のワースト1.2を争っており、酷い時にはスタメンで打率.250を超えるのがイチローだけ、ということもあった。
また、マリナーズで泣かず飛ばずだった選手が移籍した途端打ち出したり、逆にマリナーズに打てる選手を連れてきても全く打てなくなるという事例が多数あることから、貧打の原因を本拠地であるT-モバイル・パークに求める声が多い。

2021年は地区2位に入ったが、ポストシーズン進出の可能性があった最終戦で敗れたことでポストシーズン出場はならなかった。

2022年も地区2位だったが、9月30日に2001年以来21年ぶりのポストシーズン進出を決めた。ワイルドカードシリーズではトロント・ブルージェイズを2連勝で下したが、ディビジョンシリーズで地区1位のヒューストン・アストロズに3連敗を喫した。

なお、アメリカンリーグ所属球団では唯一ワールドシリーズ出場経験がない。

更新：2024年2月12日

首脳陣

• --

所属選手

投手	捕手
（36）ローガン・ギルバート	--
内野手	外野手
（23）タイ・フランス	（44）フリオ・ロドリゲス

大百科に記事のあるOB

※太字は現役選手、（）は在籍年、斜体は指導者として在籍

ア行	カ行
青木宣親（2016年） スコット・アッチソン（2004年-2005年） ジャスティン・アップトン（2022年） アンドリュー・アルバース（2017年） イチロー（2001年-2012年、2018年-2019年） 李大浩（2016年） ラウル・イバニェス（2004年-2008年、2013年） 岩隈久志（2012年-2017年） ジョー・ウィーランド（2016年） ランディ・ウィリアムス（2004年） ジャック・ウィルソン（2009年-2011年） ジェシー・ウィンカー（2022年） エドウィン・エンカーナシオン（2019年）	ロビンソン・カノ（2014年-2018年） ホルベルト・カブレラ（2004年） マット・カラシティー（2019年） 川崎宗則（2012年） 菊池雄星（2019年-2021年） 木田優夫（2004年-2005年） ケン・グリフィー・ジュニア（1989年-1999年、2009年-2010年） ネルソン・クルーズ（2015年-2018年） ディー・ゴードン（2018年-2020年）
サ行	タ行
佐々木主浩（2000年-2003年） ドミンゴ・サンタナ（2019年） カイル・シーガー（2011年-2021年） アンディ・シーツ（1996年-1997年） ジョージ・マッケンジー城島健司（2006年-2009年） アダム・ジョーンズ（2006年-2007年） ルパート・ジョーンズ（1977年-1979年） ランディ・ジョンソン（1989年-1998年） エウヘニオ・スアレス（2022年-2023年） マック鈴木（1996年、1998年-1999年） リッチー・セクソン（2005年-2008年）	秋信守（2005年-2006年） エドウィン・ディアス（2016年-2018年） R.A.ディッキー（2008年） マーク・トランボ（2015年）
ナ行	ハ行
--	長谷川滋利（2002年-2005年） タイ・バンバークレオ（2009年-2010年） エリック・バーンズ（2010年） アロンゾ・パウエル（1991年、2010年） トニー・バナザード（1983年） ボビー・バレンタイン（1979年） ウラディミール・バレンティン（2007年-2009年） メルビン・バンチ（1999年） チアゴ・ビエイラ（2017年） 平野佳寿（2020年） ジェイ・ブルース（2019年） ウィリー・モー・ペーニャ（2011年） カルロス・ペゲーロ（2011年-2013年） ロベルト・ペタジーニ（2006年） ユニエスキー･ベタンコート（2005年-2009年） エイドリアン・ベルトレ（2005年-2009年） フェリックス・ヘルナンデス（2005年-2019年） ダン・ボーゲルバック（2016年-2020年） ヒラム・ボカチカ（2004年） ケビン・ホッジス（2000年）
マ行	ヤ行
レオネス・マーティン（2016年-2017年） ホセ・マルモレホス（2020年-2021年） ランディ・メッセンジャー（2008年-2009年） ジェイミー・モイヤー（1996年-2006年）	--
ラ行	ワ行
ブライアン・ラヘア（2008年） カイル・ルイス（2019年-2022年） フェルナンド・ロドニー（2014年-2015年） アレックス・ロドリゲス（2004年-2013年、2015年-2016年） ホセ・ロペス（2004年-2010年） トーリ・ロブロ（1994年） ステフェン・ロメロ（2014年-2016年）	--

• （2023年終了時点）
• 太字年は世界一達成

年 度 監 督 所 属 地 区 順 位 勝 利 敗 北 勝 率 シアトル・マリナーズ 1977年 ダレル・ジョンソン ア 西 6 64 98 .395 1978年 ア 西 7 56 104 .350 1979年 ア 西 6 67 95 .414 1980年 ダレル・ジョンソン モーリー・ウィルス ア 西 7 59 103 .364 1981年 モーリー・ウィルス レネ・ラッチマン ア 西 6 21 36 .368 ア 西 5 23 29 .442 1982年 レネ・ラッチマン ア 西 4 76 86 .469 1983年 レネ・ラッチマン デル・クランドール ア 西 7 60 102 .370 1984年 デル・クランドール チャック・コッティアー ア 西 5 74 88 .457 1985年 チャック・コッティアー ア 西 6 74 88 .457 1986年 チャック・コッティアー マーティー・マルチネス ディック・ウィリアムズ ア 西 7 67 95 .414 1987年 ディック・ウィリアムズ ア 西 4 78 84 .481 1988年 ディック・ウィリアムズ ジム・スナイダー ア 西 7 68 93 .422 1989年 ジム・ラフィーバー ア 西 6 73 89 .451 1990年 ア 西 5 77 85 .475 1991年 ア 西 5 83 79 .512 1992年 ビル・プラマー ア 西 7 64 98 .395 1993年 ルー・ピネラ ア 西 4 82 80 .506 1994年 ア 西 3 49 63 .438 1995年 ア 西 1 79 66 .545 1996年 ア 西 2 85 76 .528 1997年 ア 西 1 90 72 .556 1998年 ア 西 3 76 85 .472 1999年 ア 西 3 79 83 .488 2000年 ア 西 2 91 71 .562 2001年 ア 西 1 116 46 .716 2002年 ア 西 3 93 69 .574 2003年 ボブ・メルビン ア 西 2 93 69 .574 2004年 ア 西 4 63 99 .389 2005年 マイク・ハーグローブ ア 西 4 69 93 .426 2006年 ア 西 4 78 84 .481 2007年 マイク・ハーグローブ ジョン・マクラーレン ア 西 2 88 74 .543 2008年 ジョン・マクラーレン ジム・リグルマン ア 西 4 61 101 .377 2009年 ドン・ワカマツ ア 西 3 85 77 .525 2010年 ドン・ワカマツ ダレン・ブラウン ア 西 4 61 101 .377 2011年 エリック・ウェッジ ア 西 4 67 95 .414 2012年 ア 西 4 75 87 .463 2013年 ア 西 4 71 91 .438 2014年 ロイド・マクレンドン ア 西 3 87 75 .537 2015年 ア 西 4 76 86 .469 2016年 スコット・サーバイス ア 西 2 86 76 .531 2017年 ア 西 3 78 84 .487 2018年 ア 西 3 89 73 .549 2019年 ア 西 5 68 94 .420 2020年 ア 西 3 27 33 .450 2021年 ア 西 2 89 73 .549 2022年 ア 西 2 90 72 .556 2023年 ア 西 3 88 74 .543 通算：47年 3514 3873 .476

順位 地区優勝　-　3回（1995年、1997年、2001年） リーグ優勝　-　0回 世界一　-　0回 最下位　-　14回 シーズン最高成績（チーム） 最多勝利　-　116勝（2001年） 最高勝率　-　.716（2001年） シーズン最低成績（チーム） 最多敗北　-　104敗（1978年） 最低勝率　-　.350（1978年）

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