シオンとは、Web小説「転生したらスライムだった件」の登場人物である。
アニメ版での声優はM・A・O。
概要
オーク軍に里を滅ぼされた大鬼族(オーガ)の数少ない生き残りの一人。仲間達と共に落ち延びていた所でリムルと出会う。リムルを同胞の仇と誤解し戦闘になるも和解、その後は他の仲間達と共にリムルの配下となる道を選ぶ。その際シオン(紫苑)の名を与えられ、鬼人(キジン)に進化した。
人物像
オーガ時代は野性味溢れるワイルドな風貌だったが、進化によって知的でクールビューティな外見の美女へと変貌。オーガの中では長身な方で、黒曜石のような一本角と、たわわに実ったおっぱいが特徴的。他の鬼人達と異なり、彼女のみ和服ではなくスーツを着こなしている。役職は武士(もののふ)で、リムルの護衛兼秘書を担当。
前述の通り、見た目からは知的でクールビューティな印象を受けるが、その思考・行動は脳筋。何事も力で解決しようとする悪癖があり、日々それを制する事になるリムル達の気苦労が絶えない。秘書としてはポンコツの一言に尽き、実務能力はシュナの方が遥かに上。それでいいのか秘書よ。しかし、一度戦闘になれば大太刀「剛力丸」を振るい敵を一刀両断するなど獅子奮迅の活躍を見せる。本能で戦うタイプのランガとは気が合うようで、戦場では度々コンビを組むことも。
リムルに対しては恋愛感情的な好意を寄せており、同じく彼に好意を寄せているシュナは恋のライバルに当たる。しかし、リムルを取り合う事こそあれど二人の仲は良好で、主従関係にありながら親友のような関係を築いている。
シオンの料理
彼女を語る上で欠かせないのが料理の腕前。シュナが料理の天才なら、シオンは料理の天災。一度料理を作れば暗黒物質のような禍々しい風貌となり、それを食べたゴブタは殺虫剤を浴びた虫のように激しくのたうち回り、泡を吹いて死亡気絶した。それによってゴブタは毒耐性を得るなど、扱いは完全に毒物である。
アニメ2期範囲以降ネタバレ
この項目は、物語の重大なネタバレ成分を含んでいます。 ここから下は自己責任で突っ走ってください。 |
リムルが長期に渡って出掛けた際に、他の仲間ともども留守を任されていた。しかし、ファルムス王国の人間たちにテンペストが侵攻される。
リムルの「人間に害を犯さない」という命令を忠実に守り続けたことや、同時に張られた結界によって実力が出せなかったことで、多くの魔物たちが犠牲となってしまう。この中には、シュナや子どもたちを守ろうとしたシオンも含まれてしまった。
しかし、結界のおかげもあってシオンたちの魂はまだ散らずに残っていた。
そこで、リムルはシオンたちを救うために敢えて「魔王」となり、そのために敵の軍勢約2万人を虐殺。その魂を生け贄に『真なる魔王』へと覚醒。これによってシオンたちは奇跡的に蘇った。
シオンはこの際に称号が悪鬼(オニ)となり、肉体が滅ぼされても魂さえあれば蘇生できる不死身の体となった。そして、他の蘇生されて不死となった魔物たちを軍団として率いる役目を負うことになる。
また、ユニークスキル『料理人(サバクモノ)』を得ることになり、自らの望む結果を現実に上書きできる能力を手にした。これで、手料理は味は美味しくなったが、禍々しい外見と食感の悪さ故に食べられたものではないのは相変わらずである(例えばケーキ味のコンニャクとか)。後に仲間のディアブロを実験台に協力してもらっての練習で紅茶ぐらいはまともに入れられるようになるのだが。
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関連項目
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