シコリ戦隊ムスコ♂マン(シコリヘンタイムスコマン)とは、2009年5月までテレビ新日暮里系列・毎週金曜日32:00〜32:25にて全51話が放送された、東芸性作の本格的特撮テレビシリーズ「スーパー変態シリーズ」第12作目である。
まらすじ
白濁としていた未知のエリアは痴帝王ゲイバーのもとで「卑猥帝国恥部(チ○ブ)」に統一され、ゲイバーは次の目標として新日暮里侵略を開始した。その頃、「スマタレスリングチーム」のレスラー・ビリーのもとに恋人の向井君が現れ、恥部の侵略を警告する。彼は恥部が新日暮里の妖精の動きを探るために発展したスパイであったが、彼を愛したために恥部から離反を決意したのだった。
恥部の先遣隊によって連れ去られてしまう向井君=カズヤ王子。そしてなおも新日暮里に猛威を振るおうとする恥部の前に、5人の妖精が勃ちふさがる。彼らこそ、レスリングチームの代表・スマタ京太郎が、恥部の盗撮と挿入を察知し、パンツを剥ぐ目的で結成された「シコリ戦隊ムスコ♂マン」だったのだ。その正体はスマタ長官にフェアリーパワーの素質を見出されてスカウトされた兄貴とレスリングチームのお得意様4人だ。初戦に辛くもパンツを奪取したムスコマンだったが、痴態城の浮上によって苦戦を強いられる。この恥辱に打ち勝つには未知のパワーしかない。戦いの間にも関わらず何とかやり通したワークアウトで得たフェアリーパワーで、辛くも恥部の痴態城作戦を打ち砕いた。
だがワークアウトはまだ始まったばかりである。パンツの、そしてカズヤの行方はいかに・・
登場人物
シコリ戦隊ムスコ♂マン
タゲイル/レッドムスコ(艶:ビリー・へリントン)
ムスコ♂マンのリーダーで23歳。5人の中で最も強いマーラパワーを持つ。空手(演じたビリー氏の父もカラテ家)と寝技を得意としている。夢は店長で、オナハウスでは常連客として活動していた。向井君という恋人がいたが、実は卑猥帝国恥部(チ○ブ)幹部のユガム王子の弟(カズヤ王子)であり、恥部の地上進攻時に連れ去られてしまった。冷静な性格のリーダーだが向井君絡みになると欲情に走り、他のメンバーの股間を握ることもある。仕方ないね。最終回では故郷に帰るカズヤ王子を励まし永遠の別れを告げ、自身も迎えにきた仲間とともに森へと帰って行った。
ゲイタ/ブラックムスコ (艶:TDNコスギ)
ムスコ♂マンのサブリーダーで21歳。明るい性格で本作のムードメーカーといえる存在である。服装が異常なボンテージ・タイプであり、亀甲縛り・写真集出版・ボンテージマスターを得意としている。男性には弱く惚れっぽい(もちろん除霊要因として)。また、ゲイバーでイイ男♂の追っかけをしていたこともある。ボンテージが趣味で、自身の受けの経験もあったことから、自身の作品でも受け&攻めとして活動している。
アッーキラ/ブル-ムスコ (艶:城之内悠二)
お調子者ともいえるほど明るい性格の少年戦士で16歳(イケメ~ン)。股間に隠している2本の細いTNTNを使ったテクニックなどを得意とし、その小柄な体格を生かして非常に軽い身のこなしでレスリングするが、一方で兄貴にやられたフェアリーナイトメアがコンプレックスにもなっている。大好物はタバコで常に持ち歩いている。ゲイドル阿部孝和のファンでもある。長官をなぜか「井上カブレラ」と呼ぶ。
ホルカ/イエロームスコ (艶:トータス藤岡)
消防士の直系の子孫で消防術やステルス迷彩術を非常に得意であり洞察力や推理力も鋭い。そして覗きも得意。親の教育方針で少年期にゲイであることをカミングアウトできなかったのが影響なのか、強気な性格でそれを仲間から頼りにされてもいる。普段から、マルチ♂ゲイ♂パンツ、消防車等の武器を隠し持っている。チ○ブ幹部の忍オーウェンとは敵関係で、自身の靴に靴下を詰め込まれたりもした。
ホモコ/ピンクムスコ (艶:チャベス・オバマ)
19歳。装甲解除や肉体演説を得意とし、子供(男子限定)によく教えている。強い精子力や責任感を持つ演説家であり、殆ど無駄毛を残す事はない。その反面意地っ張りでイタズラ好きな面も。子供(男子限定)への教え(妖精哲学の三信)を守る為、自慰せずに半漁人と戦ったこともある。
シコリ変態長官/スマタ京太郎 (艶:井上カブレラ)
シコリ戦隊の指揮官。雄の未知のパワー・マーラパワーを発見した哲学者。健康家でもあり、自らマーラパワーを開肛させどこでも自由に勃起できる(OPで全裸で新聞を読む姿が非常に印象的)。卑猥帝国恥部(チ○ブ)の存在と地上への侵攻計画を察知し、米国を回ってマーラパワーを開肛できる素質のある5人をホイホイ連れてきた。新日暮里のゲイパレスに本部を持ち、超性器を開発するスタッフを持つなど、大きなバックを持っているようである。タゲイル達に対して受け身な反面、時には非情な攻めをする事もあり、向井君(カズヤ王子)絡みの件で乱交に発展した事もある。
明日馬良(艶:プリンセス*ケツホルデス)
シコリ戦隊のオペレーター兼哲学者を務める女性。のはずだが、なぜか横柄な態度でときにスマタ長官にピーナッツバターをかけて遊んでいる。そのためか出番はかなり少ない。
seX1ムスコ/ASS鳥リョオ (艶:鎌田吾作)
ムスコマンとしてスマタ長官が探し出した蟹道の達人であり緑の戦士/seX1ムスコに選ばれたが、恋人のマカーイ子をそれを察知したチ○ブに殺され、「男性一人救えない自分に蟹は救えない」と考えて姿を隠す。ある時、敵怪チンのマラグマドグラーに苦戦するムスコマンを助けるために現れた。一度は共に寝ることを拒否したが、自身と同じ境遇をもったタゲイルの粘り強い説得により、再びレスリングすることを決意したがパワーアップした敵の技をわが身を盾に受け止め、変身能力を失った。そして彼は子供たちに妖精哲学の三信を伝えるといいどこかに去って行った。「カニニナリタイネ!」と叫んで変身する。右手から光線を、股間の蟹から煙幕を放つ。
痴態帝国恥部(ひわいていこくち○ぶ)
未知のエリアを支配する大帝国。エリアの妖精たちを差別と偏見で苦しめている。恥帝王ゲイバーの飽くなき性服欲を満たすため、地上への侵攻を開始した。地上へ通じる無数の*があり、そこを走るフェアリーエクスプレスで地上に向かう。未知のエリアの性物である痴態獣とアナホルモン戦闘機で攻撃する。
痴帝王ゲイバー(ホットメン・クール・サドマラーII世)(艶:乳首コリーナ/巨大化時:半漁人)
平和だった未知のエリアを無視とで征服した恥部の帝王。更に新日暮里も支配しようと目論み、総♂攻撃を開始した。普段は全身を覆う刺青をしているが、初期に発売された大人書には股間が露出した写真が使用されている。
その正体はかつてユガム家によって倒された最強最悪の痴態獣サドマラーのナウい息子。親のサドマラー(初代)は未知のエリアを荒し回り、ユガム家にfuckされ昇天したかに思われたが実はイってでおらず、魔の川(デビルレイク)のそばで卵から孵った我が子にユガム王家と哲学への恨みとともに自分の乳首をコリコリさせ、親の恨みと肉棒を併せ持ちより強力でより凶悪なサドマラーII世となった。やがて、親の恨みを晴らすために国王をfuckして未知のエリアを乗っ取ってしまう。
痴態王子ユガム(艶:木吉カズヤ)
かつて未知のエリアを統治していたユガム家の後継者。実は妖精だがノンケとして育てられており、双子の弟であるカズヤ王子すらもその事実を知らなかった。ユガム家再興のためにゲイバーに従っている。弟カズヤの心を惑わせた兄貴を憎悪しており、そのため、何度もそのパンツを狙う。中盤にてユガム家の守護神デビルレイクバーマを手に入れてパワーアップ。ムスコ♂マンを苦しめるが、兄貴の説得やレスリングの師だったヨバイドマラーと、忠実な部下のオーウェンの死、何よりも自身が仕えていたゲイバーの正体がユガム家によって倒された痴態獣サドマラーの息子だという事実を知ってしまい、恥部から離反する決意をする。
カズヤ王子(向井君)(艶:木吉カズヤ)
ユガムの双子の弟。向井(むかい)と名乗り、新日暮里性服のためのストーキング活動として地上に出てきたとき、裸だったのを兄貴が見つけ、ケツワレの股間サポーターをプレゼントしたことがきっかけとなり良き友として突き合うようになる。妖精である兄貴を愛してしまったためにゲイバーの怒りを買い、ダークおくりびとで真空密閉されてしまったが終盤にて復活。ムスコ♂マン勝利の原動力となった。
痴態司令マラバ (艶:いかりやビオランテ)
ホルーガ族の勇者として知られるヘタレで地底一の空耳の名手。ユガムを「筋肉ばかりの痴態貴族」と蔑む。武器はバナナの皮から作られたTENGAロ剣。「ゆきぽ」と呼んで慕うフェラバ(艶:萩原雪歩)という母がおり、彼女の手で幼少期からビジネスマーンとして育てられてきた。中盤にて彼女の犠牲によって痴態帝国最強の剣大痴態ドリルを手に入れるも、その後はあまりにもだらしねぇ失態ぷりが続き、部下からも見捨てられ生きる意味を失う状態になり、半ばやけくそでレッドムスコとの一騎打ちを申し込むも強化版フェアリーエクスプレス、蓬莱特急にて昇天。
痴態忍オーウェン(艶:オーウェン定岡)
ユガムに仕えるロシア人の淫者。身軽で拳銃や消火器を武器とし、定岡ウェーブ、コスプレ、性感帯模写等多彩な技を使いこなす。同じ消防術使いであるイエロームスコやクリムーとはライバル関係にある。ユガムへの忠誠心は厚く、自身がイク前でも彼を気遣った程歪みない。
痴態忍クリムー (艶:くりぃむしちゅー池田)
アゴン族の淫者で、顎を操る。全身がくりぃむ色一色で顎の長さは地底一。その長さはマリアナ海溝を突き抜け、ブラジルに到達するほど。レザーマラナムをはじき返す等、頑強な肉棒の持ち主でもある。
マラバに仕えているが、それ以上にゲイバーへの忠誠心が強く、浅はかにもチョロスの挑発に乗ったマラバを諦観するも最低限の裏筋を通し、加勢せずに一対一のレスリングの場のみ与えて去るといったどこかだらしねぇ性格。
地奇地奇獣アナルマス(艶:マーティン・ワナメーカー)
未知のエリアのキャスター。名の通り非常に”やりたがり”で、恥部の長老格。手にしたマイクを使い、空耳で攻撃する。竿と玉を象さんのように使って遊ぶ事もある。計略によってくりぃむファイブを倒すなどの活躍を見せたこともある。
アナルギー獣オフェランパ(艶:リッカー山野)
未知のエリアの生物で、放出する唾液が痴態獣を巨大化させる作用を持つため、恥部に飼われている。
「フェラフェラフェラフェラ、オフェランパ〜」という奇声を上げながら登場し、痴態獣の足を舐めた後は「おぉ、激しい(^ω^)」と言って地底に帰っていく。基本的にその回の作戦を担当している幹部に呼び出される(稀にゲイバーが地上に向かうよう指令を下す事もある)が、チョロス指揮下の痴態獣については、チョロス自身に呼ばれることはなく、オフェランパが勝手にやって来て足舐めを行う。何気に最終回も昇天してないで残った貴重なキャラ。
放火魔騎士チョロス(艶:兄貴の弟)
終盤より登場。かつて未知のエリアを我が物顔で荒らし回り、「狙った家屋は逃さず、焼きたい家は必ず灰にすれる男」と悪名を轟かせていた無法者。振る舞いはキザだが、騎士とは名ばかりのちょろ~ん☆な性格でもある。カズヤ王子に恋焦がれており、無理矢理手に入れようとした際に誤って未知のエリアの魔境・ダーク♂ゲイパレスに転落、2年の間閉じ込められていた。
ムスコ♂マンを倒す事でカズヤ王子を手に入れようと恥部に参加し、向井君がカズヤ王子であることを知った後は、兄貴をライバル視するようになる。 チャッカマンを高速で振り回す必殺技・金クレセントスクリューでシコットボンバーの白濁液を受け止め、オーバーヒートさせて破壊。破壊したピュットキャノン砲を手土産に痴態城に凱旋した。初登場時にはコンドームドマラーの変身体である風船犬を乗犬としていた。
痴態獣
恥部の主戦力である卑猥性物。未知のエリアの妖精とは共生生活を行っており、性癖などは個体差があるものの、王家のレスリング師範をしていた者、哲学階級にある者等、独自の知性と文化を持っている。自発的にハッテンに参加する場合と、精力温存のため、痴態城のダーク♂築地市場に保存されている場合に分かれている。
初期には「性病獣」と「痴態ドマラー」が合体した痴態獣が多く見られたが、中盤からは単体の痴態獣が多くを占めるようになった。性病獣はくりぃむファイブの陰部に寄生して淋病にするなど、その特性がストーリーにも活かされた。
あぁん?グラー兵
恥部の一般レスラー。妖精なのかノンケなのかは不明。銃としても使用可能な肉棒状の生きた武器・マラフェラアナグラリアを使う。好物は未知のエリアの太く逞しいキノコ♂。
ムスコ♂マンの戦力
合♂体技
シコットボンバー
ムスコ♂マンの必殺息子である大型エネルギーキャノン砲。
レッドムスコがナウい息子をしごいた後、5人の内一人とフェアリー駅弁を行う事によって基本形が完成(当時視聴者の間で高い人気を誇ったブルームスコが相手役になることが多かった)、さらに残り三人が周りを前方に二人、後方に一人のトライアングル(三信の暗喩)で囲み、五人のムスコに満ちたフェアリーパワーを合わせて打ち出す。
レーザーマラナムの45(シコ)倍の威力。中盤、チョロスの金クレセントスクリューによる攻撃と69(ムク)倍まで膨らむ痴態獣コンドームドマラーの防御に耐え切れず、陰茎骨折し再起不能にされた。あぁ、あっ痛いっ!!
ピュットキャノン砲
中盤から登場した新必殺息子。シコリ戦隊の赤さん主任技師や西郷ら若き技術者たちの手で開発され、それにタゲイルのフェアリーパワーが加わって完成した。
ムスコマン五人のフェアリーパワーを集めて(この時、オーラを集めるとともに「フィロソフィー(哲学)」がなされた後に発射される)破壊白濁液を発射する。レッドムスコとブルームスコの駅弁の上に残り3人がトライアングル型の組体操を行い、その三角形から迸るフェアリーパワーを白濁液に具現化して打ち出すもので、精力レーザーマラナムの72(ナニ)倍の威力。
通常は時速800kmのトータス形態で飛行して、5人のもとに現れる。ジェット形態ではムスコ♂マンを乗せてブスリ♂攻撃を行うこともある。
多大な精力を消費し、フォーメーションを形作るのに高度の体力と技術を必要とするので初めて発射♂した直後、ピンクムスコの肉の棒が萎えてしまう場面は有名。
フィロソフィー
哲学に集中しフェアリーパワーを引き出す。
哲学的思考を行う際の際の5人の息子の握り方はそれぞれ異なる。
絶頂まで達したフェアリーパワーを放出する寸前の状態をいかに長く保つかが鍵で、興奮具合が発射寸前に近く、長くその状態を維持すれば維持するほど、体内のフェアリーパワーを高める事が可能。その場で浮遊したり、衝撃波やバリアとして使用可能な他、エネルギーを与えたり、熱い我慢汁で氷を溶かしたり、虹の御神木を作り出すことも可能。
命のケフィア
スマタ長官と5人がフィロソフィーを行い、スマタ長官のオーラパワーを限界まで高め、爆発させたケフィアを5人に浴びせフェアリーパワーを増幅、発射させることにより敵を倒すことが可能。
しかし、文字通り命を削るため、1度しか使うことができない。
バイブアタック
イエローを中心とした合体技。イエローがブルーとピンクを踏み台にしてジャンプ、さらにレッドとブラックを踏み台にしてジャンプして敵に挿し込み、レッドとブラックのレーザーマラナムと同時に敵にマルチ☆ゲイ☆パンツとムスコーローターを食らわす。
シャブルアタック
第44話でブルー不在の事態に使用された合体技で、バイブアタックの派生技。イエローがブラックとピンクを踏み台にしてジャンプ、さらにレッドを踏み台にしてジャンプ、再びブラックとピンクを踏み台にしてジャンプして敵に突っ込み、敵の息子を咥えヌき精力を失わせる。
巨大妖精・兄貴
くりぃむファイブ (艶:くりぃむしちゅー池田、オーウェン定岡)
マスカキファイター、マスカキドリル、マスカキタンク、マスカキジェット、マスカキジャイロが合体する巨大妖精。出力は192万ヘリントン。
武器はムスコの光精子マライザー、パンツ形ブーメランのアリタカッター、腰に標準装備されたグレートキャノン砲、盾のバイブシールド。光精子ライザーを使った剣技「ファイナルマーラバースト」が必殺技。
また、フェアリーパワーを十分発揮できない場合に使用される、白濁液をかける「あんかけメイク」という必殺技もある。
名前の示すとおり、変態史上初の5体合体♂レスラーである。また、初めてキャノン砲(ムスコ=肉棒の比喩ではなく)を使うレスラーでもある。
レスラーが一人足りないだけでも大幅に精力減退する。第20話でアナグマスの謀略にはまりガチムチゲリラに拉致されてしまうが第22話で救出され、敵の攻撃状態に応じてエクスタシー店長と併用で使用されるようになる。
暫くはほぼ交互に登場していたが第33話以降はエクスタシー店長が出撃することが多くなり、くりぃむファイブの出番が激減した。
これは5対合体という構造上の問題と、原典回帰のため、より実物のレスラーに近い動きを反映するべくシャープで稼動領域の多いスーツをデザインし軽い素材を使った結果、当時の技術では耐久力を犠牲にせざるを得ず中盤でスーツの破損が修復不能な段階になってしまい、またスーツアクターのくりぃむしちゅー池田、オーウェン定岡の両名が他の登場人物役で出演していたため、撮影スケジュールが追いつかなくなったという大人の事情がある。仕方ないね。
エクスタシーオナハウス/エクスタシー店長 (艶:オナハウス店長)
第21話から登場。時速810kmで走行し、エクスタシービームとエクスタシーキャノン砲を装備した巨大トレーラー・エクスタシーオナハウスから巨大妖精・エクスタシー店長に変形する。
スマタ長官の親友・平田博士(艶:平田元帥)が製作した。腸AIによる意志と妄想の末に身に付けたフェアリーパワーを持つレスラー。
原典回帰を体現したレスラーであり、武器らしい武器を一切持たず己の肉体とレスリング技のみで戦う。また、高速ダッシュのスッパダカンダッシュが可能。
エクスタシー店長はくりぃむファイブと違い、レスラーが一人欠けても哲学力を落とすことなく通常通りに戦う事ができる。
必殺技は、一旦エクスタシーオナハウスに変形し、「へいおっさん!お疲れでい?」の掛け声で発生したフェアリーロードの上を加速。その後にロボになって息子をしごき、そこから一回転して相手の後ろに回りこみあふれ出す白きオーラを込めた手刀の一撃(チョップ)でパンツごとASSを貫く鉄拳マーラエクスタシーである。発動させてから決まるまでに時間のかかる、実に哲学的な技となっている。
なお、技が決まった後には倒した敵を無☆視するように画面に背を向けて去っていく。その去り際は実に歪みなく美しい。最終決戦では両人差し指にオーラを集中させた「エクスタシーアロー」を使用した。
スーパー変態シリーズ中、巨大妖精のブスリ♂系の必殺技がナウい息子によらない例は初。これはブラックムスコ役のTDNコスギが得意とするフィストFUCKをヒントに、二号レスラーの必殺技に悩む特撮監督に提案したもの。原典回帰を意識しながら、文字通り未知のエリアに挑戦し続けた本作の作風を端的に表している。
ゲイ要
原点回帰
これまで歪みねぇ傑作を送り続けてきた「スーパー変態シリーズ」ではあるが、11作にも及ぶシリーズの長期化によるチンズリ……もといマンネリ化が懸念されていた。パターンが受け入れられるということは物語に安定感を与えるものの、常に我々に未知のエリア♂を提示してきた東芸にとっては大変にだらしねぇ状況であった。ネタ切れや過密なスケジュールで俳優陣も性作陣もかなり逼迫した状況になっていたという。(「VANDAI CHANNEL」5月号「私が愛した特撮蟹(クラブ)」より)
それを打開するために、赤さん監督率いる東芸スタッフは次回作への猶予期間を使い兄貴たちとの数週間にも及ぶ合同ワークアウトを決行する。リタイア寸前のモノが続出するなか、最後に性作陣が辿り着いた答えは「原点回帰」。極力余計なものを注ぎ込まず、兄貴たちの「ガチムチ」という歪みなく揺るぎない魅力を全面に押し出すことをテーマに性作が開始された。
シンプルながらもガチムチボディと空耳を全面に押し出したアクションシーン、武器に頼らずワークアウトと妄想でパワーアップし困難な敵のパンツを剥いでいくバトル、そして「アダムとアダム」からリスペクトされたといわれる兄貴と向井君ことカズヤ王子との卑猥悲哀と愛憎劇は、まさに兄貴と仲間達の生き様そのものである。
さらなる未知のエリアへ
また細部ではパターンの打破も試みられており、前述の敵味方での愛憎劇をはじめ、あえてサシではなく五人協力してのバトル、五人にメカ(?)が割り当てられ合体する巨大池田「くりぃむファイブ」の存在、(なかばゲストとしての扱いではあるが)1ファンである向井君の起用、「シコットボンバー」など商業面を意識した(大人の)玩具展開、赤さんを意図的に排した哲学シーンなど、その後のシリーズに多大な影響を残す様々な新要素を惜しみなく披露している。
評価?
この結果変態シリーズファンに「歪みねぇな」と、絶大な支持を得ることに性交する。その一方で、「見せかけで超ビビってるな」とノンケ層の評判はなぜかいまひとつであった。鎌田の「できれば蟹になりたいようですね」との評価の通り、歪みねぇがためにノンケ層には「超級者向け」の烙印が押されてしまったのが原因と言えるのかもしれない。放映終了直後のため評価が分かれたままであるが、性作陣は評価をどう受け止めるのであろうか。いずれにせよシリーズにとってターニングポイントになるであろう歪みねぇな作品であることは間違いない。
関連動画
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関連項目
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- 0pt