- シコルスキー - 板垣恵介の格闘漫画『バキ』の登場人物。読者からは「シコちゃん」とも呼ばれる。本項で説明。
- シコルスキー - イラストレーター。商業ではライトノベル(一般向け、成人向け)やマンガ雑誌の挿絵等で活躍中。
- イゴール・シコルスキー - ロシア出身の航空技術者。シコルスキー・エアクラフトの創設者。本項で説明。
- みつもと・C・シコルスキー - PIXIVで活動するもこみす伝道師にして和服みすちー推進委員。 → みつもと
- ブライアン・シコルスキー ‐ アメリカ出身のプロ野球選手。→ブライアン・シコースキーを参照。
概要
ポーランド語 | Sikorski |
ウクライナ語 | Сікорський |
露語 | Сикорский |
英語 | Sikorsky |
シコルスキーは東スラブ系の姓(男性形)。形容詞姓のため、女性の場合はシコルスカ(Sikorska)、シコルスカヤ (Сикорская)などになる。
ポーランド風にシコルスキ、あるいはロシア風にシコールスキイ、あるいは卑猥な連想をしないよう無難に英語風にシコースキー(なおアクセントはいずれも o )とも
ポーランド語のシコーラ(sikora コガラ類の小鳥)あるいは古ポーランド語のシーコル(sikor 水路の堰)に由来し、かつて東欧に広大な領土を誇ったポーランド・リトアニア共和国(1569~1795。ポーランド王国とリトアニア大公国の制度的同君連合国家)時代からの有力者(貴族・軍人)も名乗っている由緒ある姓である(-ski は形容詞語尾)。決してしこるのが好きだからではない。まあ嫌いではないかもしれないが。
1. シコルスキー(バキ)
『バキ』の最凶死刑囚編に登場した、ロシアの死刑囚。異的な手先の握力を持ち、ロック・クライミングの達人にも脱出不可能な、弾道ミサイル基地(刑務所は元ミサイル基地)のサイロから何の道具もなしに、100kgを超える体格にもかかわらず、僅かな壁の傷や錆などを使い登攀で脱走した。その際に前作『グラップラー刃牙』で登場したロシア出身の巨漢で、バキの兄ジャックと戦ったガーレンを瀕死の重傷に追い込み、読者へのインパクトも植えつけた。
その身体能力は「犯罪に手を染めなければロシアにいくつの金メダルをもたらしたことか・・・」といわれるほど。得意技は岩のように硬く握られた拳による打撃で、中指の第二関節を突き出したその握り拳(カーヴィング・ナックル)は刃物のように敵を切り裂く。
その後は敗北を知るために日本に渡り、アントニオ猪狩と徳川光成の目の前に現れる。猪狩に重傷を負わせ、徳川光成ことみっちゃんに案内され地下闘技場に行く。そこでバキたち地下トーナメントの戦士たちと、自身と同じ死刑囚と顔合わせをし、その際には「誰を食ってもうまそうだ・・・」と強そうな感じのせりふを残した。
さらには逆襲に来た猪狩を、部下ともども完膚なきまでに倒し、小便をかけるという屈辱的な行為までした。
が、彼の栄光はここまで。
そこからは転げ落ちるかのように、勇次郎に顎で使われ梢江(バキの彼女)を拉致する、バキに殺されかける、フルチン姿でボコボコにされる、オリバさんに挑むも切り裂き拳も一切通用せずにラリアット一発で倒される(フルチン姿で)という無様な姿を見せ付けた。そしてオリバさんに倒されたあとは、警察に引き渡される(もちろんフルチンで)。この際刃牙に両金玉を破壊されている。もうシコレない
その後脱走し、バキに復讐をしかけるも、同じ死刑囚・柳とコンビで挑むが、セックスパワー色を知ったことでパワーアップしたバキに手も足も出ずにボコボコにされる。
さらにはその後はジャックと遭遇し、改めてその異常な指の握力などを見せ付けるが、パンチ3発で気絶。その後近闘技場に運び込まれ再びジャックに噛み直されると戦うことになるが、ジャックにもほとんど手も足も出ないまま、選手交代したガイアという懐かしいキャラによって一方的に追い詰められ、結局自ら情けない声で
そのヘタレ具合はバキ世界の中でも秀でたものであり、同じ死刑囚たちでも
- 花山さんと死闘を繰り広げ、読者を熱くさせたスペック
- 卑怯な手を使って生き延びたものの、自分が本当は勝ったことがない人間だと知り自我を崩壊させてしまったドリアン
- 毒手によってバキを一時は瀕死に追い込んだ柳龍光
- 完膚なきまで敗北を知り、それでもなお克己と友情を育み、逃げ場がない状態でも果敢にオリバさんに挑もうとしたドイル
といった面々と比べるとよくわかる。やはりバキ世界で噛ませとして名をはせているロシアは伊達ではなかった。
バキ外伝 ガイアとシコルスキー
2022年月刊少年チャンピオンにて連載。上記の対ガイア戦後のシコルスキーがリベンジの権利を行使するために、ガイアが住むアパートに乗り込むが・・・。
二人の奇妙な共同生活を送る刃牙シリーズの中でも異色の作品。ボルシチを作るシコルスキーや銭湯に入っているシコルスキーが見れるよッ!!
3. イゴール・シコルスキー(航空エンジニア)
イゴール・シコルスキー(1889-1972)はロシア帝国領キエフ(現ウクライナ)生まれの航空技術者・飛行家。
近代的ヘリコプターのパイオニアである。
海軍兵学校に学んだ後、フランスに留学。帰国後は四発大型機や初期のヘリコプターなどの研究に携わるが、ボリシェビキ革命の勃発に伴って国外に脱出。アメリカ亡命後は航空技術者として活躍。
大型の飛行艇などを手がけるが、並行してヘリコプターの研究を継続。世界初の実用的なシングルローター・ヘリコプターVS-300として結実させる。シコルスキーのヘリコプターはぎりぎりでアメリカの第二次世界大戦参戦に間に合ったが、第二次世界大戦後は、様々なヘリコプターを世に送り出し、世界的なヘリコプター普及の立役者となった。
彼の設立したシコルスキー・エアクラフトは現在も民用・軍用のヘリコプターを生産しており、米軍や自衛隊で運用しているUH-60/SH-60、海上保安庁の運用しているS-76Cなどもシコルスキー製品である。
関連項目
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- なし
兄弟記事
- 哀believe
- アリガトォォォォォッッッ よく報らせてくれたッ このTELをしなかったら君はA級戦犯になるところだった
- アレクサンダー・ガーレン
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