シチュー感染とは、シチューが食べたくなる事である。
概要
自分は定食を頼んだのだが、相手はビーフシチューを頼んだらしい。料理が届くまでの間は芸能人がどうのだの政治家がどうのだのテレビコメンテーターのような他人事の話をして時間を潰していた
自分の定食が早く届いてしまい躊躇している、相手のビーフシチューは時間がかかるのか中々届かない。
友人から「先に食べてていいよ」と軽い笑顔で誘導されてしまった、気をつかわせて申し訳ないなと思いながら定食を食べていた。
ほぼ食べ終わり自分の定食が味噌汁のみになった所で、相手のビーフシチューが届いた。
なんてこった…今、自分のお腹はもう定食で満たされているのに、この色、溢れんばかりの具材、食欲をそそる香り…「ああ、なぜ、自分はこれを頼まなかったのか」と言う後悔が自分を巡る。
自分が味噌汁を飲み干し完食したのを確認し店員が膳を下げ、相手がビーフシチューを食している。店員が膳を後ろのテーブルに置いて、自分の後ろの席でも注文を取り始めた。
「ご注文を繰り返しますね。ビーフシチューとクリームシチューそれとフランスパンですね。」
な…なんという事だ!後ろの客もシチューを頼みはじめたではないか。自分がこの店に入った時には誰も頼まなかったのじゃないか…これは何かがおかしい、この店には何かが起こっている。
そう…パンでミックスして食べたいと言う出来事が起こっている…。
友人と別れ「そう言えば、自宅の冷蔵庫になにもなかったな…」と考え、財布を確認しスーパーへ走る。 人参・ジャガイモ・玉葱・牛肉…ビーフシチューのレトルト、食パン、ヨーグルト飲料にチョコレートお菓子…また買い込んでしまった。今月も厳しそうだ…
今日はカレー…おかしい。こ、これはカレーのレトルトではない!なぜだ自分は確かに「茶色いとろみの演出がされたパッケージ」を買ったはずだ…
何故だ…どこで自分は変えられたのだ…!仕方ない今日はシチューに切り替えるしか無さそうだ。
テレビをつけ野球を観戦し、点数が勝ち越しになった所で風呂へ行き。浸かり考えを整える…「そうか自分は相手にシチューを頼まれた時に既に手遅れでコロっと流れていたのだな」
風呂から上がり、テレビを見直すと野球はサヨナラで負けていた。
体重計の針はまた傾いていた。
どう考えても 「市中感染」 の聞き間違いである
よく「カレーの香りがしたらカレーを食べていた」とあるように、食事から漂う香りはその後の献立を変える。なので雪の北海道のCMが出ると何故かシチューのCMを思い出しスーパーへ行ったらカレーの材料と共にシチューの素が入っていて結果シチューになったのも何の間違いでもないのである
関連項目
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