シビル・ウォー アメリカ最後の日単語

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シビルウォーアメリカサイゴノヒ
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私たちは皆アメリカ人」です、
わかりますよね?

……わかった。
「どういう種類の」アメリカ人だ?

 


『シビル・ウォー アメリカ最後の日(原題:CIVIL WARとは、2024年開された映画である。

その他の「シビル・ウォー(内戦)」については該当記事を参照のこと。

概要

あらすじ

連邦政府から19もの州が離脱したアメリカ
テキサスとカリフォルニアの同盟からなる“西部勢力”と
政府軍の間で内戦が勃発し、各地でしい武力衝突が繰り広げられていた。
民の皆さん、々は歴史勝利に近づいている──」。
就任 “3期”に突入した権威義的な大統領テレビ演説で力強く訴えるが、
ワシントンD.C.の陥落は前に迫っていた。

ニューヨークに滞在していた4人のジャーナリストは、
14ヶ一度も取材を受けていないという大統領
単独インタビューを行うため、ホワイトハウスへと向かう。

だが戦場と化した旅路を行く中で、内戦の恐怖狂気み込まれていく──

-公式サイトより抜粋-exit

作風

アカデミー賞作品賞受賞作『ムーンライト』『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』を送り出したカルト映画会社・A24制作配給作品。A24としては最大の製作5000万ドルハリウッド準としてはこれでも低い方だが)を投じた戦場ロードムービーである。

未来、内戦が勃発し各州が分断された合衆舞台として、この内戦の元ともいえるアメリカ大統領インタビューを行うべく、陥落寸前のワシントンD.C.ジャーナリスト4人組の旅を描く。予告編では普通戦争映画っぽいスペクタクルシーンが多いが、実際のところは4人の旅の描写に尺が割かれており、戦争アクション映画というよりはスリラー映画に近い作になっている。

脚本も担当するガーランド監督が「右と左の観客が喧嘩をせずに議論できるような、双方に共通点がある映画をつくりたかった」と語る通り、作中では「何故内戦が起こったのか」「何故、共和党州のテキサスと民主党州のカリフォルニア団結しているのか」といった、世界観の根底となる情報はほとんど語られない。リアリティに欠けると言えばそれまでだが、ガーランド監督「詳しく言及しないのは、観客はすでにその答えを持っていると思うから」とも回答している。

必要最低限の情報のみを観客に提供し、明確な回答も描かないシナリオや、プロト・パンクの雄・スーサイドに代表されるファンキー音楽は好みが分かれる所。特に純戦争映画を観たい人や、アメリカ文化事情の知識=監督の言う「答え」の知識がかけらもない人には向かない映画である。

一方で、アメリカ雄大自然を捉えた映像美と、それに反するように情緒の欠片く展開されるいたアクションは独特の見所がある。更に殺意すら感じるほどこだわり抜かれた爆撃音の演出は一見の価値あり。特にDolby CinemaIMAXなど、ラーフォーマットで鑑賞した際の迫力は凄まじい。

反響

アメリカでは開から2週間行収入1位を獲得し、批評家評価も上々。
一方で「北大陸戦場と化す」「ファシスト大統領」「登場人物の7割くらいがAR-15を振り回している」「あまりにも残虐なナショナリスト」等々、現在アメリカでは全くシャレになっていない内容が大論争を巻き起こし、観客間では賛否両論が飛び交うことになった。

日本では上映スクリーンの確保の都合に加えて、あえて同年のアメリカ大統領選挙にぶつけるため、半年遅れの上映となった。結果的に同時開の有力映画も少ない時期となったことで、初登場行収入1位を達成。2024年開の洋画としては『マッドマックス フュリオサ』以来の1位であった。

登場人物/演者

リー・スミス / キルティン・ダンス
マグナム・フォト所属のベテラン戦場カメラマンコロラド出身の白人女性大学生時代にANTIFA虐殺事件のスクー写真を撮して史上最年少でマグナムに加わった、そのでは有名人ソニーαシリーズカメラ用する。
一切の情を挟まず「記録」にする、理想的な戦場カメラマン。これまでいくつもの悲惨な現場を記録し、アメリカに警鐘を鳴らすことを的に活動してきたが、その甲斐なく内戦が勃発したことで精神が揺らぎつつある。
名前ガーランド監督が敬する実在女性写真、リー・ミラーに由来する。
ジョエル / ワグネル・モウラ
ロイター社の戦場ジャーナリスト。フロリダ出身の南米男性煙草愛し、そして戦場が放つ「ある種の魅力」に憑りつかれている男。とはいえ内心は意外と人情深く、実際の戦場では安全第一の冷静な行動する。大統領インタビューすることを強く願い、前線へと進んでいく。
サミー / スティーヴン・マッキンリー・ヘンダーソン
NYタイムズ記者。老黒人男性。中下半身肥満のためにしでは満足歩けないが、長年の経験で培った鋭い見識と危機察知力は衰えていない。リーにとっては師匠ともいえる存在であり、駆け出しのころから世話になってきた。
ジェシーカレン / ケイリー・スピーニー
23歳の駆け出しカメラマン。年の割にかなり幼い外見の、ミズーリ出身の白人女性。リー・ミラーと同じ名前のリー・スミスに憧れており、大統領インタビューの旅に同行を申し出てくる。
故郷の農場に引きこもるからフィルムカメラニコンF2)を貰ってニューヨークにやってきたものの、戦場カメラマンとしての経験と覚悟はまだまだ皆無。旅の中で一端の戦場カメラマンに成長していく。
大統領 / ニックオファーマン
なんとなドナルド・トランプに似ていないこともい、恰幅の良い白人男性
サングラスの男 / ジェシー・プレモン
正体不明の、非常に「アメリカ的な」白人男性。何らかの軍役関係者のようだが……?

TIPS

作中世界のアメリカ

本編では断片的にしか語られない、パンレットで補足されている情報ざっとまとめる。

◆ここ◆をクリックすると展開できます
ネタバレ注意
大統領は何をやらかしたのか
作中では、大統領は「発見しだい射殺」の命が出ており、政府軍の兵士たちも基本的に捕虜にされずその場で殺されていく。ここまで憎悪を集める大統領とは一体?
日本人にはピンとこない人が多いだろうが、実は、あらすじでしれっと語られている「(任期)3期」そのものが憲法違反の行為である。その後もFBIを解散、反対する自民への爆を命じるなど、全なファシストとして台頭してしまったのが本作の大統領アメリカ合衆国ではファシストは許されない。
西部勢力(WF)
テキサス州とカリフォルニア州が結成した反政府勢力。大きなが2つだけ描かれた星条旗シンボルとしている。
本来なら支持政党というイデオロギーで対立するこの2州が手を組んでいることについて、ガーランド監督民主党共和党が『ファシズムは悪だ』と同意して手を組むことが、なぜそれほど想像できないのでしょうか?」「もしあなたがそんな状況は想像できないと考えているのならば、それはあなた自身の問題を反映しているのかもしれません」と語っている。
ロリ連合
ロリダ・ジョージアテネシー・アラバマ・ミシシッピー・アーカンソー・ルイジアナオクラホマの8州からなる反政府勢力。南北カロライナ州は何らかの原因で参加を拒否した模様。作中では西部勢力に続いて政府軍と戦っているらしい。
新人民軍
ジョエルがちらっと語る「オレゴンの毛沢東義者」。オレゴン・ワシントンアイダホ・ユタ・モンタナ・ワイオミング・南北ダコタ・ミネソタの9州が勢力圏に入っている。見事に田舎ばっかり。その名の通り共産勢力らしい。
彼らが登場するカットも撮られてはいたらしいが、映画ではカットされた。

旅の道のり

ニューヨークからワシントンD.C.までは直線距離でおよそ300kmほどだが、州は寸断されてしまっている。このため一同はピッツバーグまで西進し、そこから南下して回り込むルートを取っている。この辺の地理が頭に入っていないと旅の実感が沸かない。

◆ここ◆をクリックすると展開できます
ネタバレ注意
ニューヨーク
本格的な戦闘は始まっておらず、も維持され、には子供たちが自転車通学できる程度の余裕はある。しかし、いつもどこかで建物爆発しており、ホテルは毎晩のように停電。給水車警察を狙う自爆テロまで起こっている。
ペンシルベニア州
ここから政府状態。ハイウェイで溢れ、ガソリン給油には給油許可が必要になっている。住民たちはどいつもこいつも武装しており、政府軍と交戦する民兵もいる。
ウェストバージニア
西部勢力が実質的に勢力下に収めているが、やっぱり政府状態。女子供と数えるほどの男性しかいない難民キャンプもあれば、内戦に不干渉を貫く不思議もある。所属不明の兵士達も暗躍している。
バージニア
物語開始当初の最前線・シャーロッツビルが位置する州。当然のように政府状態。やっぱり所属をせた武装勢力がうろうろしている。
ワシントンD.C.
終局の地。僅かな政府軍と大統領が立て籠もる要塞都市となっている。

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シビル・ウォー アメリカ最後の日

13 ななしのよっしん
2024/11/03(日) 20:41:41 ID: tk9t6WUdi+
中は精神的にキツくなるシーン回復タイムタイムが交互に来るのは切だと思った(小並感)

そしてあのグラサンシーンは想像以上にホラーだったわ、あれ有色人種は話も聞かずに即射殺してたけどに放り込まれてる人らをみる限り有色だろうが白人だろうが最期にはヤルつもりだよね

にしてもあの世界の米国政府FBI解散したり、3任期に突入してたりいろいろとやってるなあ
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14 ななしのよっしん
2024/11/04(月) 09:30:21 ID: thogCm0Eeo
テキサス州とカリフォルニア州が手を組んでる描写は、現実だと対立している地域が手を組んでいる=フィクションであるアピールと、制作リスク回避に見える(実際そうではある)

一方でこの描写は、現実で鋭く対立している地域が同じ「アメリカ合衆国」を名乗ってるっていうことに対する皮でもある…と見終わってから気がついた
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15 ななしのよっしん
2024/11/13(水) 11:02:25 ID: n6/3QRWq81
理論ってのがあってキチガイ同志が左右反対方向に走り合って同じとこで意気投合するなんてよくあるんで左右で違うんだからありえない!って決めつけがありえないと思う
例えば参政党れいわって似てるとこすごい多いでしょ?
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16 ななしのよっしん
2024/11/17(日) 09:30:45 ID: tk9t6WUdi+
同じ民主主義の信奉者なら共和だろうと民主だろうと本物の独裁者が現れたのなら団結して対処しろって言いたいのかなって思ったわ

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17 ななしのよっしん
2024/11/18(月) 13:59:42 ID: MtPvsEIKbM
トランプFBI長官に解体論者のパテル名検討していて、現実フィクションに追いつくのがすぎる
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18 ななしのよっしん
2024/12/07(土) 16:53:00 ID: n6/3QRWq81
アメリカ内戦!ド手なアクション超大作!を期待したらは肩透かしだったと思う
終始アクション映画にありがちなアドレナリン全開で殺すための戦い!というより残機1の命を守りながら徐々に削っていくような戦闘だし
でもあんだけドンパチしてりゃ流通も滞ってあんな平和難民キャンプや関わらないでいる町や農場なんか維持出来ねえだろと思った
暴君放伐の建神話があるからトランプモドキの調子こいた暴君を左右のアメリカがぶっ潰して再び建神話をなぞるって感じなのかな
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19 ななしのよっしん
2024/12/09(月) 03:21:41 ID: /I1MHDftQw
グラサン兵士白人も殺してたから、出身地や肌の色でまず選別したあと、次は英語の訛りでお前アメリカ人じゃないと殺してたのかもな
香港人殺す前に「話すときはきれいな英語で」と言ってたし
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20 ななしのよっしん
2024/12/09(月) 20:59:47 ID: TrBFkmSecn
この映画大統領の容姿がトランプではなくどちらかといえばレーガンやクリントンに見えてくるのがポイントなんだよな。
今のアメリカの問題はレーガンやクリントンの時の大統領が進めた新自由主義にあると考えたらね。
監督は町山と一緒に反トランプで騒いでたけど一番重要なとこをトランプに寄せなかったのは結構評価できる。
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21 ななしのよっしん
2024/12/09(月) 23:21:07 ID: r69uQ/lu3a
Amazonプライムで観返してるが…やっぱり劇場音響には到底届かない
あの独特の爆撃音は劇場開用にチューニングされてたんだなぁと今更ながら認識した

で観る人は出来る限り低音圧強めの、上等なオーディオ環境で観てほしい
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22 ななしのよっしん
2024/12/09(月) 23:26:19 ID: rAlkIutscg
アメリカ合衆国ではファシストは許されない。

但しイスラエルは除く
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