概要なのでぃす!
シマリスくんとは、漫画およびそのアニメ化作品『ぼのぼの』に登場するキャラクター。
ぼのぼのの友達のシマリスで、いつも手にクルミを抱えている。名前を「ちゃん」付けで呼んだり、オネェ言葉を使うのでメスみたいだが、紛れもないオスである。
いじめられっ子で、事あるごとにアライグマくんに蹴飛ばされている。
ぼのぼのやアライグマくんと異なり、子供ながら一人暮らしをしている。
原作なの
原作の初期ではアライグマくんだけでなくアナグマくんや他の動物たちにもいじめられていた。また、ショーねえちゃんに虐げられたり意外と家庭環境が複雑だったりと不憫な要素が多い。身体も体毛をどかせば傷だらけ。
大人への憧れや大きな動物たちへの対抗心からか、近年は難しい言葉を使うようになったり、鈍臭いぼのぼのや無茶苦茶なアライグマくんに怒りをぶつけるようになったりと、逞しい存在に成長した。…まあ、ぼのぼのの世界では怒る=ツッコミなので、ギャグ漫画としてツッコミ役を担う機会が増えただけとも言える。また、「でぃす」も「です」に直りつつある。
アニメ版なの
声優は、1993年映画は馬場澄江、テレビアニメ版(1995年)と映画『ぼのぼの クモモの木のこと』は吉田古奈美(現・吉田小南美)、テレビアニメ版(2016年)は雄賀多あや。いずれも甲高い声が特徴。
特にテレビアニメ版(1995年)は、アライグマくんに仕返しをする機会も増えており、トムとジェリーでいうジェリーみたいなポジションを取っている。また、性格や口癖、喋り方も子供向けアニメらしく誇張されており、吉田古奈美氏の演技も相まって、シマリスくんといえばこのアニメの印象が強いという人も多い。
「いぢめる?」「ね?」「てけてけてけてけ」「あばばばばばば」が口癖というイメージは、主にこのアニメが原因。原作において「いぢめる?」を使っていたのは初期のみ。
シマリスの家族構成なのでぃす!
声の「映画」は1993年公開映画のCV、「1995年」「2016年」はテレビアニメのCV。
- ショーねえちゃん
- 声: 田中真弓(映画・1995年)/重松朋(2016年)
- シマリスくんのお姉さん。アニメ原作ともに毛の色はピンク色。目が大きく鋭いのが特徴。愛称はショーちゃん。アライグマくんとは犬猿の仲で、アライグマくんのことを「ウンコタヌキ」と呼び、会えばすぐ喧嘩をしている。
- 原作ではアライグマくんをもっと理不尽にした意地悪な姉として描かれており、作者から「本作唯一のヒール」と呼ばれている。いつの間にか一人暮らしを始めていたり、穏やかじゃない交友関係を形成していたりと謎も多いが、そんな中でも彼女にスポットをあてた回がいくつか存在する。
- テレビアニメ版(1995年)ではキャラが少し異なり、ちょっと乱暴だけど良い姉貴として描かれている。また、家族と一緒に暮らしているように描かれ、準レギュラーな扱いであった。余談だが、田中真弓氏が演じたキャラクターでは数える程しかない女性キャラクターの1人でもある。
- ダイねえちゃん
- 声: 佐々木真奈美(映画)/ならはしみき(1995年)/あらいしずか(2016年)
- シマリスくんのさらに上のお姉さん。毛の色はオレンジ色だが、作品によって色の解釈が異なる事がある。妙に長い眉毛が特徴。
- 両親のどちらに似たのか、おそろしく丁寧な口調で話す。「聞くのです、尋問するのです」などのように言葉を一々言い直すのが癖。また、他人の提案に対して「それはもうやりました」ということも多い。
- この作品では珍しく結婚を果たし、マホモくんというやんちゃな子供を生んだ。のちに次子コリスちゃんも誕生。
- テレビアニメ版(1995年)ではショーねえちゃん同様準レギュラー扱いとなり、原作ではある一話でしか出なかった「下品な言葉を聞くとすぐ気絶する」キャラクターが誇張された。
- シマリスくんのお父さん
- 声: 関口和之(サザンオールスターズ)(映画)/茶風林(1995年)/小手川拓也(2016年)
- いつも瞑ったような目をしていて物静かである。テレビアニメ版(1995年)だと「ウム」と相槌を打つだけで、あまり印象に残らない。
- しかし原作ではかなりキャラが立ちまくっており、シマリスくんに何らかの試練を与えては人知れずシマリスくんを監視している。シマリスくん曰く「機嫌が悪くなると意味のないことをし始める」癖があり、温泉の中で突然水面を揺らして波紋を作り出してアライグマくんを大いにに怖がらせたり、理解不能である。
- また作者曰く「勝手なひどい親」であり、バツイチである。
- シマリスくんのお母さん
- 声: 柴田由紀子(映画)/横尾まり(1995年)/重松朋(2016年)
- 他の家族と比べると、キャラはそれほど立っていない。テレビアニメ版(1995年)では「ね、お父さん」と同意を求めるのが口癖となっていた。
- 若い頃はおとうさんとよくわからないことをしていた。最近は身体が弱ってしまい、風邪をよくひいていたり杖を使っていたりする。
- ピッポさん
- 声:黒藤結軌(2016年)
- ダイねえちゃんの夫。つまりシマリスくんの義兄。二重まぶたが特徴。
- 堅物のダイねえちゃんの夫とは思えないほど、軽薄かつ意地悪な性格。現に夫婦喧嘩も多かったり、子育てについて消極的だったりと、人の親としてはよろしくない言動が多い。そのためシマリスくんもショーねえちゃんも彼のことをよく思っていない。
- そんなピッポさんとなぜ結婚したのか、それはダイねえちゃんが「人のためになりそうなことが好きだから」。
- シマリスくんのお兄さん
- 声:花江夏樹(2016年)
- シマリスくんのお父さんと前の奥さんとの間に出来た子供、つまりシマリスくんの異母兄。
- 爽やかかつ真面目な性格だが、真面目すぎる故になんか取っつきにくいキャラクター。
- 「どんなに嫌なことをされても許して忘れる」ことを信条に掲げている。そういったことから父の離婚問題も何ら気にしている様子はない。それどころかこの言葉によって、犬猿の仲だったショーねえちゃんとアライグマくんは和解するに至った。(それ以降会ってないだけで今も和解が続いているかは不明。)
- 皆さんもどうしようもなく理不尽で許せないことがあっても、許して忘れるのです。
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関連項目ちゃん、いぢめる?
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