シモッチによる副作用とは、遊戯王のカードの一種である。こちらではGB版およびOCG版について記載。
シモッチによる概要
1999年7月に発売されたGBソフト「遊☆戯☆王デュエルモンスターズII 闇界決闘記(ダークデュエルストーリーズ)」というゲームで登場した罠カードの一種。
登場当初はまだ試行錯誤の段階だったのか、このカードを始めとする罠カードは伏せた次の自分のターンに消失してしまうので、使いどころに困る代物であった。 おまけに効果は「相手のライフ回復効果に対して発動し、ライフ回復効果をダメージ効果に変換する」というピンポイントなものであるうえ、GB版遊戯王のライフポイントは9999が上限になっていることも珍しくなく、ライフ回復カードが冷遇を受けていたため、このカードも使用する機会に恵まれなかった。
一応、「治療の神 ディアン・ケト」に対して使えば5000ダメージに変換できてしまうため、地雷としての活用は見込めるが、ディアン・ケトが使える頃には既に飽きてしまったプレイヤーも少なくなく、不遇な扱いから脱しきれなかった。
余談だが、カード名にあるシモッチが何を意味するのかは、遊戯王が20周年を迎えた現在でも明かされていない。
このカードがGB版で登場してから約2年後に、永続罠としてOCG化される。効果は以下の通り。
シモッチによる副作用
永続罠
このカードがフィールド上に存在する限り、 相手ライフを回復する効果は、 相手ライフにダメージを与える効果になる。(遊戯王カードwikiより引用)
永続罠になったことで多少は場もちがよくなった。デッキキャパシティの概念がない分使い勝手もよくなっているが、登場当初は相性のいいカードが「成金ゴブリン」くらいしかなく、こちらも使いどころに悩むカードとしてしばらくの間持て余されることになる。
互換性のあるカードとして「堕天使ナース-レフィキュル」が存在。効果自体は記述が違うだけで同じ効果だが、レフィキュルは攻撃力1400の下級モンスター。こちらもこちらで除去されやすいが、召喚ターンにそのまま恩恵を受けられ、デッキからのサーチ・特殊召喚が容易。差別化というより、類似カードが少なくコンボ破綻の危険があるため、それを避ける為両者の併用が推奨されるが、こちらは限定カードなのが難点。
その特殊性故に古くから研究が進められている。たとえば相手ライフ回復のデメリットがある「ソウルテイカー」や「成金ゴブリン」は相手にダメージを与えつつ自身を有利にする効果に化け、相手のライフを3000回復するだけの「ギフトカード」はこのカードとシモッチの計2枚で3000ダメージを与えることができる。これらの効果に着目した【シモッチバーン】は古くから考案されており、有名な地雷デッキである。
シモッチによる関連動画
シモッチによる関連商品
シモッチによる関連項目
- 1
- 0pt