シャインマスカットとは、葡萄の品種の一つである。命名登録番号はぶどう農林21号。
概要
一般的にマスカットと呼ばれるマスカット・オブ・アレキサンドリアは食味や食感に優れており、特にマスカット香という独特の香りを有していたことから、日本において高級品種として珍重されていた。一方でマスカット・オブ・アレキサンドリアを含むヨーロッパブドウは雨の多い地域においては実が割れたり病気に弱いことから、日本の気候には合わずに比較的に適していた岡山県の高級品種として栽培されていた。
この欠点を改良すべく農業・食品産業技術総合研究機構は広島県のブドウ研究拠点において、マスカット・オブ・アレキサンドリアと日本の環境に適応しているアメリカブドウの中でも糖度の高いスチューベンを交配して、やや大粒でマスカット・オブ・アレキサンドリアに似た果肉のブドウ安芸津21号が生れてた。ところがマスカット香とアメリカブドウ由来のフォクシー香が混ざった良くない香りを有していたことから商品としては発売されなかった。
そこでブドウ安芸津21号に果皮の汚れは酷いが優れた品質・食味を有している白南を交配して、その実生から選抜した系統にブドウ安芸津23号と命名。系統適応性検定試験の末に2003年にシャインマスカット(ぶどう農林21号)として命名されて、2006年に品種登録がなされた。
特徴
シャインマスカットの元となった品種は何れも非常に優れた長所を持っていたが、同時に無視できない短所も持っていた。しかし、シャインマスカットは純粋なヨーロッパブドウにも引けを取らない食味・食感・香りを持っており、またアメリカブドウの耐病性なども受け継いだ。また、寒さにも強く逆に暑くなっても色づきが悪くならない。
実の色は黄緑色で形は楕円形、大きさは巨峰と同じぐらいである。糖度は20度と高く、皮こと食べることができる。マスカット・オブ・アレキサンドリアに由来するマスカット香りも持っている。
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