シャーロット・カタクリとは漫画「ONE PIECE」の登場人物である。 CV:杉田智和
概要(ネタバレ注意)
ビッグ・マム海賊団の大幹部「スイート3将星」の一人。シャーロット家次男。粉大臣・48歳・誕生日:11月25日・身長509cm。懸賞金10億5700万ベリー。ダイフク、オーブンとは三つ子。
ワイルドな外見でカッコいいが、実は口が裂けている。(生まれつき口が裂けていたわけではなく、食べるスピードが原因で裂けたらしい)家族の為に完璧な男を演じているので、普段は口元を隠している。
口元が露わになった状態でも、40歳過ぎのミドルに見えない程、若々しく、醜いかどうか怪しい顔立ちだが、それでも考えなしに酷評する者がいた模様。
生まれてすぐ立ち上がりイスに座って寝たという伝説があり、地に背をつけた事がない超人。だが実際は、“短時間でもいいから、ゆったりしながら食事したい”“ドーナツを気兼ねなく食べたい”など、素朴な一面もあり、メリエンダの際も、自身の能力で用意した施設の中で背をつけながら、裂けた口で美味しそうにお菓子を食べていた(メリエンダのために食品を運搬していた彼らの言うように、闘いを続けるための栄養補給で間違ってはおらず、メリエンダの時間もルーティーンと大差ない程短いが、彼はその行為の全容を知られることすら、超人のイメージを崩しかねない行為と思っていた)。
ルフィとの勝負でフランペが助勢した際、助勢後の度の過ぎた態度や罵声に怒るなど、熱い一面がある。
また、海賊にして国の上位階級に位置する人物でありながら、権威や暴力だけに頼った手段だけを良しとしておらず、部下や身内の失態・暴言に対しても、あくまで手短な叱責で済ませ、一度は敵対した相手でも将来性のある者や交渉の見込みのある人物に、一旦妥協や選択の余地を与えるなど、ビビやキュロスのような大きな器も持ち合わせている。
そのため、ジャックと同額級でありながら個人での暴虐は少なめで、後述の戦闘技能を味方や民間人に向ける描写も少ない、大人しめの人物だが、精神的ストレスなどで破綻しかねない脆さと危うさも見え隠れしている。(自身の知名度の高さと、それに付き纏う有名税の厄介さなどを忘れる程盲目してないのにも関わらず、リンリンの極端な行動に強く反対せず、バルトクラブやバギーの取り巻きのような狂信者一歩手前の者も多少受け入れてしまう分、少々タチが悪いともいえる。)
戦闘技能・能力
ネタバレ注意
武器はジェリービーンズによる指弾と槍(土竜)。特殊な超人系「モチモチの実」の能力者で、肉体をモチに変えられる。ちなみに能力は覚醒している。このモチの能力はルフィの能力と類似していると称される伸縮性を持つ他、収納性などもある。ただ、何の因果か、ルフィの能力とは長所だけでなく、とある短所までやや類似している。
特殊と称されるだけあって自然系のように物理攻撃をある程度無力化できるほか、熱・水による攻撃を受けても多少時間をかければ再生できるなど、防御面に関しては攻略しがたく、下記の覇気も相まって白兵戦では無類の手堅さを誇る。一方で、能力そのものの破壊力が高くはなく、ゴムゴムの実に対して有効な攻撃手段も少ないため、ルフィもカタクリも、身体より精神的ストレスが目立つような泥仕合に追い込まれたこともある。
また、稀に覇気による攻撃や魚人特有の水砲などを身体にあたっても、身体的ダメージにならないため、防御に関しては無敵のように見えるが、実は…(この先は本編参照)。
上記の能力の他に、二種以上の覇気を体得しており、特に見聞色の覇気を鍛えすぎてるので少し先の未来が見える。また覇王色の覇気も有しているが、これらの技術に驕らず、使い分けている。
弱点があるとすれば、上記のメリエンダなどに過剰なまでに気にするほど、真面目すぎること・口喧嘩が強くもなければ、弱くもないことなど。
特に真面目すぎる性格と完璧な男とみせるための演技などによって生まれた悪循環は深刻のようで、時には見聞色の精度低下・又ある時はストレスなどが積もり積もって、普段大切に思っている部下にすら、(短時間ではあるが)手をかけてしまう事態を招くリスクになる。
もっとも、本人自身は、自分の負の感情や失態を見つめ直し、ある程度向き合う精神力も持っている。
活躍など
サンジの結婚式が始まる前に、ビッグ・マムに復讐しようとした闇の業者・ジグラにジェリービーンズをぶつけ、式の破綻防止をする形で本編登場。現れて早々指弾による高い狙撃能力と、部下が復讐者から被害を受けるのを未然に防ぐ手際の良さを見せ、最悪の世代の一人であるベッジからは警戒心を、一部の読者からは関心を向けられる。
茶会の際にルフィ・ジンベエ等の乱入などがあった際も、ルフィ達の奇策の一部を看破し、ベッジの能力封殺・ルフィの取り押さえなどの活躍を見せた。だが、攻防の際、部下や兄弟達を支援するために用意したアイテムが、茶会参加者のいざこざに利用されてしまい、挙げ句に拠点爆破という予期しがたいトラブルにまで発展。ルフィ達との戦闘を中断せざるを得なくなる。その後も、リンリンの症状沈静やルフィ達の捕獲のために奔走するが、妹・ブリュレのミラミラの実を利用され、鏡世界という特殊空間にルフィごと転移される。鏡世界でルフィと激戦を繰り広げ僅差で敗れた(もっとも、自身のイメージが崩れること等に、どこか恐れを抱いていた過去の自分とむきあい、自分の負の感情には打ち勝った)。その後、ブリュレからルフィがナワバリを抜けた事を知らされ、嬉しそうな笑みを浮かべていた。ルフィとカタクリの凄絶な激闘はホールケーキアイランド編最大の見所と言っても過言ではない。
関連静画
関連項目
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