シュバルツ・ブルーダーとは、サンライズのテレビアニメ『機動武闘伝Gガンダム』の架空の登場人物である。
概要
第13回ガンダムファイトに出場したネオドイツ代表のガンダムファイターで、ドイツ国旗、黒・赤・金のトリコロールカラー覆面で常に顔を隠している。
乗機はネオドイツ代表モビルファイター(MF:Mobile Fighter)ガンダムシュピーゲル(Gundam Spiegel)[1]。
格闘家、ガンダムファイターとしての技量は非常に高く、マスターアジアを退けた事もある他、決勝大会ではドモンを除く現シャッフル同盟の四人全員に勝利しており、作中で描かれた明確な敗北は決勝大会で行われたドモンとの一戦のみである。
ドモンとシュバルツのファイト前にジョルジュが「シュバルツ一人に総崩れとあっては、我らシャッフル同盟の存在意義は無い!」と発言しているが、その時点で既にドモン以外の存在意義は無い。作中に登場した人物では最強候補の一角であろう。あとガンダムシュピーゲルに搭乗して、生身のドモンに切りかかったりもした。
またゲルマン流忍術の優れた使い手でもあり、分身や変わり身の術はお茶の子さいさい、物理法則を完全に無視した壁抜けの術も披露した。本場の日本人も吃驚な忍者っぷりである。
忍者としての美学があるのか登場の仕方は奇抜である。やがては周囲も慣れたのか地面に落ちた人の影から忽然と現れても誰一人として驚かなくなっている。
全身を独楽の様に高速回転させながら突撃し、シュピーゲルブレードで相手を切り刻む、「疾風怒涛」(しっぷうどとう)と訳される『シュトゥルム・ウント・ドランク』(Sturm und Drang)が必殺技。サイ・サイシー達もこの技で敗北した模様である。
フハハ!よくぞ見つけたと褒めてやろう!
私の正体はデビルガンダムに取り込まれたドモンの兄キョウジ・カッシュが、『正常な』DG細胞を利用して”本物のシュバルツ・ブルーダー”の死体に自らの人格と記憶をコピーした、言わばもう一人のキョウジとも言える存在なのだ!その肉体はDG細胞で構成されたサイボーグのようになっており、正体を知ったレインに「修理」をしてもらう場面もあったぞ。
なお、大元のネオドイツのガンダムファイターも本名はシュバルツ・ブルーダー。覆面つけてたのも元々らしい。
予選開始直後にデビルガンダムと遭遇して死亡してしまった本物のシュバルツに成り代わり、ガンダムファイターのフリをして弟であるドモンの支援や、デビルガンダム事件の解決に奔走していたのだ!
東方不敗に裏切られたドモンを心を鬼にして正体を隠して見守り、彼が明鏡止水を会得する様に導いたドモンにとって第二の師匠と言っても過言ではないだろう。
勿論ファイターとしての修行だけではなく、ドモンにシャッフル同盟と闘う決心をつけさせたり、ドモンとレインの仲がこじれた時は丸く収まる様にも心を配るなど人間関係の点でも導いていたぞ!
最期はドモンの石破天驚拳によりデビルガンダムに取り込まれていたキョウジ共々、呪われた運命から遂に解き放たれることが出来た。その際に一瞬正気を取り戻したキョウジと私が目を合わせて満足の笑みを浮かべているぞ。
尚最終回ではドモンの前に幻影として現れるが、その時もマスターアジアや母ミキノ・カッシュと共にキョウジと私が二人で登場し、激励を送った。
自己啓発を促すために肝心な事を教えなかったり、未熟な若者たちを導く為に苛烈な言動(甘いぞドモン!未熟未熟ゥー!)を繰り返していたためか、割と面倒くさい人物と思われてしまう事も多かったと聞く。この未熟者どもめぇー!
なお、キョウジは父ライゾウ・カッシュ博士の後継者として相応しい優秀な科学者ではあったが、格闘技の経験者ではなかったため、我がゲルマン忍法の数々は基本的に大元のシュバルツ・ブルーダーの忍法(+DG細胞による強化)らしいぞ!
それでは諸君、さらばだ!フハハハハ!
関連動画
上段の左・右:声優、堀秀行の熱演が光る名場面
下段左:秘義・ゲルマン忍法。
下段右:疾風怒涛のゲームボイス集動画。
左:シュバルツ・ブルーダーがアイドルのプロデューサーにスカウトされた様です…。
関連コミュニティ
関連項目
脚注
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