シュモクザメとは、鮫の一種である。
概要
メジロザメ目シュモクザメ科に属する。「ハンマーヘッドシャーク」という英名に見られるように、頭部がハンマーのような形状をしている。日本名のシュモクは、鐘や鉦を打ち鳴らす丁字形の撞木のことで、形が似ていることからその名前がついた。
シュモクザメの仲間には、アカシュモクザメ、シロシュモクザメ、ウチワシュモクザメなど、多くの仲間がいるが、その中でも特にアカシュモクザメが最も有名。
横に飛び出た部分には、 ロレンチーニ器官と呼ばれる微弱な電流を感じる器官がある。ロレンチーニ器官自体は他種の鮫も持っているが、本種のそれは特に高性能なものだという。また、ハンマー状の頭部の形状は、視覚や嗅覚への刺激を受けやすいうえに、流体力学的機能を発揮するにも好都合。立体視も可能だが、左右の目が離れすぎているため、真正面が死角になってしまうという弱点がある。
ダイバーにも人気があり、特に下から見た姿が美しいとされる。基本的に人を襲うことは少ないとされているが、実際に人に危害をもたらした事件も報告されている。
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関連項目
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