概要
アウトドアに布団を持っていくのは現実的ではないので、
一般的にはシュラフと呼ばれる寝袋に入ってテントの中で睡眠をとる。
シュラフは、ドイツ語のシュラフザック(Schlafsack)から来ていて、
登山やロック・クライミングで使用するハーケンやカラビナもドイツ語である。
シュラフにはその形から大きく分けてマミー型(人形型)・レクタングラー型(封筒型)の2種類がある。
マミーにはミイラという意味もあるので、冬山で凍死して数十年後にミイラになって
発見されないよう気を付けたい。
マミー型は体にフィットするので保温性に優れ、
レクタングラー型はゆったりしているので寝心地はよいが、冬場や高所には向いていない。
また、人型と呼ばれる着用したまま動けるシュラフもあるので、
寝具というよりは寒いときにテントの外で行動する際に使用するのがおすすめである。
保温性の面から季節や気温によって使い分けることも重要で、
本格的な冬山登山から春から秋にかけての低地でのキャンプまで、目的に応じて選ぶ必要がある。
使用目的によって冬用や3シーズン用などの種類があり、使用に適した温度や耐久温度が表示されている。
ここを間違えて、あるいは山を舐めてかかると夜中に寒くてつらい思いをすることになるのである。
冬山に登るほどの人たちはシュラフ選びを間違えることもないと思われるが、
気軽にアウトドアを楽しみたい場合は上記に注意し、前もって自宅で使用して慣れておくのもよいだろう。
ちなみにスピッツの「シュラフ」という曲があるが、キャンプや登山とは関係ないようである。
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