シュヴァリエ単語

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シュヴァリエ（chevalier）とはフランス語で騎士のこと。

1. 欧米で使われる姓。
2. 冲方丁の原作のアニメ、漫画及び小説。
3. アニメ「BLOOD+」に登場する種族、状態の名称。

本項では2.について記述する。

概要

_{主よ、私の正義に歓喜を与え賜え。}
主よ、どうか彼らの上に恐怖を投げ、彼らが人間に過ぎぬ事を思い知らせ賜え。
主は私の魂を苦悩から救い、私の敵、私を責める者を尽く打ち砕く。

_{その真実と忠誠の名において、私はお前に報復する。}

実在の騎士(元監査官、後に外交官・スパイ)デオンを主人公とし、18世紀末ヨーロッパを舞台にしている。
姉リアの変死事件の真相を追う彼女の弟デオン、リアの元同僚デュラン、ボーモン姉弟の剣術の師テラゴリー、マリー王妃の従者ロビンら。
ルイ15世の私的スパイ機関「王の機密局(NQM)」の一員として、フランス・ロシア・イギリスを舞台に一連の事件の真相へと迫っていく。

言葉を操る詩人と呼ばれる者達、事件の端々に散見される「H∴O」の文字。
やがて一連の事件は、王家の詩と呼ばれる、フランスの歴史を長年に渡り預言して来た書物と、その記述を巡るルイ15世の出生の秘密と深く関係する事が判明。
リアとデオンに復讐される事で決着を願ったルイであったが、リアとデオンはそれを否定し、騎士の時代は終焉を迎える。
王の詩は本来ルイの立場にあるべきだったロベスピエールからロビンの手へと渡り「革命の詩(nqm)」へと変わり、フランス革命へと繋がっていく。

活躍した時代が一致しない登場人物が混在するものの、フランス革命前夜の混沌とした欧州状況を良く捉えており、登場人物も実在の人物が多い。
反面、フランス革命前後の歴史的な予備知識ゼロで見ると意味が分からないかも知れない。

原作：冲方丁
アニメ：冲方丁、Production I.G
ＯＰ/ＥＤ：BMG JAPAN、歌：奥田みわ/亜矢
小説： 冲方丁、Production I.G、文藝アシスタント
漫画： 冲方丁、夢路キリコ

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