ショカコーラ(独:Scho-Ka-Kola)とは、1935年からドイツで製造されているチョコレートである。
概要
元々はスポーツでの栄養補給用の食品として1935年にドイツで製造が開始され、1936年の夏季オリンピックにも導入された。その後、第二次世界大戦ではドイツ軍の戦闘糧食(レーション)として採用されている。そのため、現代では「ショカコーラ=ドイツ軍の糧食」というイメージが強い。
チョコレートは高温に弱いものの、軽量かつ栄養価が高く美味なため糧食に向いており、多くの国で糧食として採用されている。特にショカコーラはカフェインの含有量が多いため、眠気が覚め集中力が高まるという効能がある。
ショカコーラは通常のチョコレートと比較すると多めのコーヒーと磨り潰したコーラの実が加えられているのが特徴で、チョコレート(Schokolade)、コーヒー(Kaffee)、コーラの実(Kolanuss)の3つが、ショカコーラ(Scho-Ka-Kola)という名前の由来になっている。
ショカコーラは現代でも製造されており、内容物は製造開始当時から変わっていない。ただし、現代では食べやすいように円形のチョコレートをピザ状に8等分したものが二段重ねにされているが、当初は分けられておらず、ただの円形であった。また、容器にハーケンクロイツが印刷されていたため、容器のデザインも変更されている。
味は濃く、コーヒーの風味が強い。そのため苦味があり、甘味は控えめである。また、現在はショカコーラミルクというものもあり、こちらはコーヒーの苦味とミルクの甘味が混ざったような味である。いずれも美味だがクセの強い味と言える。ただし栄養価が高いため、一度で大量に食べるのは鼻血が出やすく、おすすめ出来ない。
日本では輸入品を取り扱った店や通販等で購入可能であり、価格は600円程度となっている。
関連動画
関連静画
関連項目
関連リンク
- 2
- 0pt