ショタコンとは、未成熟な少年に愛情・執着を抱く者のことである。少年愛好家。(正太郎コンプレックスの略)
概要
元々はアニメ雑誌から誕生した言葉であり、漫画やアニメの幼い少年が好きな人の呼称として使われたのが始まり。と言ってもロリータコンプレックスの対義語として誕生したため、現実の少年が好きな人にもその単語が使われる。
ショタコンが愛する幼い少年は「ショタ」と呼ばれる。→ショタの記事も参照。
語源と発祥
図:金田正太郎少年 |
ショタコンの名前の由来は漫画『鉄人28号』の金田正太郎少年である。
(正太郎⇒ショウタロウ⇒ショタ)
雑誌「ふぁんろ~ど(現:ファンロード)」の編集長であるイニシャルビスケットのKがロリータコンプレックスに対して作った言葉である。
ちなみに作った本人は「ゴロが悪い」「少年を愛する人もロリコンと総称していい」と言っている。
Q ぼくにミーハーとロリコンとロリータコンプレックスのちがいをおせ~て下さい!
(大阪府 飯田 和巳)
A ミーハーはお子様で、ロリコンはお子様しか好きになれないことで、ロリータ・コンプレックスはそのフルネームですQ 男の人が小さな女の子を好きなのをロリコンといっている意味はわかるのですが、 それじゃあ、女の人が小さな男の子を好きなのはなんというのでしょうか……。
(練馬区 幡井優子 )
A 同じ言葉で総称してもいいはずです。そもそもロリコンは、ロリータという女の子を好きになったことからきた名称ですが、 正太郎クンを好きになったからショタコンとかいうのは、なんとなくゴロが悪いではありませんか。
Q ぼくのように男が男の小さい子(カツやパイパー・ルウなど)を好きになるとなんというのですか?
A やっぱりこれも、ショタコン(正太郎コンプレックス)の一種でしょう……。
そしてショタコンという単語は1980年代のアニメ雑誌などを中心にこの単語が浸透していくことになる。
こちらも合わせて参照→ふぁんろ~ど画像
ショタコンの歴史的観点
ショタコンという言葉が存在する前から少年愛は存在する。
歴史上では意外と少年を愛でる文化がチラホラと見られていた。古代ギリシアではパイデラスティア(少年愛)はアテネで暗黙の義務だったり、スパルタなどのポリスでは法律で少年を愛するように定めるところもあった(とはいえ、古代ギリシア的には年齢がハイティーンだったりするのだが)。そして、こちらは性愛というより精神的なつながりといっても差支えがなく、少年専門ナンパ師は精神面から口説くとされていた。
古代ローマも精神的に綺麗な少年を愛でる傾向が強かったが、国が豊かになるにつれて性愛も強くなってゆく。例えば暴君で有名だったネロは美少年を女装させた挙句に去勢し、第三の后にした。また、ハドリアヌスはアンティノウスに欲情する一方でマルクス(後のマルクス・アウレリウス)と才能と精神のために愛情を注いだとも言われている。しまいには、こんなポエムまで登場している。
12歳の花の盛りの少年は素晴らしい。13歳の少年はもっと素敵だ。14歳の少年はなお甘美な愛の花だ。15歳になったばかりの少年は一層素晴らしい。16歳だと、神の相手が相応しい。17歳の少年となると、おれの相手じゃなく、ゼウス神の相手だ、おお!
キリスト教が布教されていた西欧では一見、そんな文化がないと思われていたが中世カトリックの頃は修道院の禁欲生活に耐え切れない大人たちは少年たちとアッー!な行為をしていた人もいた。「え、キリスト教的にそれはヤバイんじゃね?」と思う人もいるだろうが、当時はキリスト教的社会の秩序を乱す者、または乱す恐れのある事態に対して断罪していた程度であった。また、騎士道も精神的なつながりという意味では古代ギリシアのソレと一致している。
少年愛は芸術にも根付いていたようで、画家のカラヴァッジョはショタコンではないかと疑われる作品を何作か制作したり、ダ・ヴィンチも美少年の弟子を持ったり、モナ・リザのモデルは少年ではないかとも言われているほどであった。
日本では男色と呼ばれる文化で武士の嗜みとして根付いていたり(こちらは古代ローマ的な意味が強い)、坊主たちも稚児とアッー!な関係を結んだりしていた。なので、上層文化だけの特権と思われた少年愛も世阿弥の能芸の流布と、『風姿花伝』における少年の儚さの賛美と相俟って、一般社会にまで普及。そこから衆道へと切り替わる。
ショタコンとされる人物一覧
※ネタでショタコン呼ばわりされる人物は別項目にて紹介する。
また、嗜好は二次元三次元を問わないものとする。
男性
著名人など
- 今川泰宏(アニメ監督)
- USAO(ミュージシャン)
- 織田信長(戦国武将)
- ジョン・ウェイン・ゲイシー(シリアルキラー)
- ジャニー喜多川(ジャニーズ事務所の偉い人)
- 武田信玄(戦国武将・全国ネットで小姓の少年に宛てた浮気謝罪文を朗読された人)
- デイヴ・ホーランド(元ジューダス・プリースト)
- 徳川家光(三代将軍)
- 徳川綱吉(五大将軍)
- ソクラテス(哲学者・精神的な少年愛の達人)
- プラトン(哲学者・彼のショタ萌え論がプラトニックラブの語源となる)
- 細田守(アニメ監督・演出家)
- ジル・ド・レイ(フランスの貴族)
キャラクター
- アステル・レダ(バーチャルYouTuber・アイドル)
- アポロン(ギリシャ神話)
- 礼瀬マヨイ(あんさんぶるスターズ!!)
- ウッキーイエロー(サルゲッチュ)
- 三枝明那(バーチャルライバー)[1]
- 四季凪アキラ(バーチャルライバー)
- デスザラス(戦え!超ロボット生命体トランスフォーマーV)
- 偽ダーエロ(もしもシリーズ、剣の舞姫ウォーター)
- ヒソカ(HUNTER×HUNTER)
- フィナ=ヴラド・スヴェルテン(月姫)
- ボルフォッグ(勇者王ガオガイガー)
- 四津川正義(菊門高校ホモ部)
- ラグナス(幡紫竜)
- レオナール(ドラッグオンドラグーン)
実況プレイヤー
生放送主
VOCALOIDプロデューサーなど
- いたる(絵師兼VOCALOIDプロデューサー)
- いちご大福(MAD歌い手)
- こすたSH(VOCALOIDプロデューサー。本人は調喋師を自称)
- cosMo(暴走P)(VOCALOIDプロデューサー兼魔法少女)
- 狐夢想屋(ムスカP)(東方アレンジャー兼VOCALOIDプロデューサー)
- 残鏡P(VOCALOID系作詞)
- 受講生A(レンコンP)(歌い手兼VOCALOIDプロデューサー)
- ちくP(VOCALOIDプロデューサー)
- ハナリン(UTAU・VOCALOIDプロデューサー)
- 初号機先生(ギタリスト兼VOCALOIDプロデューサー)
女性
著名人など
キャラクター
- エリィ(東京放課後サモナーズ)
- 岡崎のりえ(たまゆら)
- 小村ガエリ(UTAU)
- 小森霧(さよなら絶望先生)
- 佐倉繭理(天からトルテ!)
- 白銀ノエル(バーチャルYouTuber)
- 鈴鹿詩子(バーチャルライバー)
- ちとせ(ショタガール)
- 轟京子(バーチャルライバー)
- 西園チグサ(バーチャルライバー)
- ハバネラ(タオルケットをもう一度シリーズ)
- 火渡(姉)(惑星のさみだれ)
- ボンバー来島(レッスルエンジェルス)
- 結標淡希(とある魔術の禁書目録)
- 雪広あやか(魔法先生ネギま!)
- 吉武莉紗(げんしけん)
ニコニコユーザー
ショタコン疑惑がある方々
- 海夜叉神(バーチャルライバー)
- ウラジーミル・プーチン(政治家)
- 勝谷誠彦(コラムニスト)
- ガメラ(平成シリーズ限定、ロリコン疑惑もあり)
- クロウ・ホーガン(遊戯王5D's)
- 小日向大策(きのう何食べた?)
- ザイリン・ド・ザルツ(ゾイドジェネシス)
- 鈴木央(漫画家)
- スペイン(Axis Powers ヘタリア)
- スリープ / スリーパー (ポケモン・ロリコン疑惑もあり)
- 武井宏之(漫画家)
- パーシー(きかんしゃトーマス)
- 原紗友里(声優)
- V(遊戯王ZEXAL)
- 八代拓(声優)
- ライトニング(FINAL FANTAXY XIII)
- ラウ・ル・クルーゼ(機動戦士ガンダムSEED)
- ロニ・デュナミス(テイルズ オブ デスティニー2)
- ショタ提督就任時の一部艦娘(艦隊これくしょん)
ショタ萌えに理解のある方々
関連動画
関連商品
関連項目
脚注
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